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フツウ*ランチタイム
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◆教室
俺の名前は
柏田 貴弘
。寝子島高校に通う高校1年生だ。昼休み開始のチャイムが鳴っても俺は自分の席を動かない。ひとりで食べるのだ。動く必要がない。
「腹減った」
小さくひとりごとを漏らしながら弁当箱を出そう……としたとき、背後から妙な気配を感じた。何の気なしにふりむく。
同じクラスの
尾鎌 蛇那伊
と目が合った。
思わず目をそらす。心臓がどきどきしたんだ……。
気を取り直して自分の弁当を広げる。俺は弁当は自分で作る派だ。入学以来、好きな物ばかりを詰め込んでいる。ご飯部分はシンプルに日の丸、梅干しの仙見は少し強めだ。紀州梅が甘すぎに感じる俺の舌にはすっぱいくらいがちょうどいい。
「君、なかなかいいお弁当ね……自分で作ったのかしら?」
……再び後ろから尾鎌に話しかけられる。無視するのも怖いので会話に応じることにした。上半身だけ尾鎌に向ける。
「まあな。今日のおかずは鶏唐揚の南蛮漬け。昨日のうちから作って漬けて置いたから、味はしっかりしみ込んでいる自信作。そっちは?」
「美味しそうね! あたしは和食中心に焼き物煮物といったとこかしら」
「それ、ひとりで食べるの?」
尾鎌の弁当は重箱3段の大型弁当。大きめの水筒には特性のブレンド茶が入っているらしい。遠足じゃないんだから……と思ったが、俺が世界をゲーム化するのと同じ感覚なのかもしれない。自分にルールを設けていそうだ。
「元々はね。この体を保つのに気をつかったお弁当なのよ? でも、今日はお客さんがいるみたいだわ……」
ふふ。と微笑んで尾鎌がパチンと指をはじいた。妙にいい音がする。なれてるな、この動作。
指をはじき終わるのと同時に教室の扉が開き、うちのクラスじゃない男が現れた。
「……1年10組の
風雲児 轟
だ。ここに恋の相談を受けてくれる世話好きな尾鎌がいると聞いたのだが」
説明くさいセリフー!!!!
って、風雲児ってもっと元気な奴じゃなかったか? 体育の時間に張り切るようなタイプじゃ? 妙にしょぼくれてるな。地面見て歩いてる。
「あなたが今日の迷える子羊ね……いいわ。あたしが聞いてあげる。ご飯がないのなら、わけてあげてもよくってよ」
「すまない。いただこう……」
風雲児は適当な椅子を尾鎌の机に寄せた。俺は副菜のホウレンソウのお浸しとかぼちゃの素揚げを食べながらやりとりを見守っている。
わずかな沈黙の後、風雲児が口を開いた。
「本当なら……今日は愛する恋人の手弁当を食べる予定だったんだ」
ノロケかよ。
「でも、些細なことで喧嘩しちまって口をきいてくれなくなっちゃってさ。仲直りのきっかけがつかめなくて相談に来たんだよ……」
ノロケだな。
俺は今日一番の自信作、厚焼き卵をほおばりながら適当に聞き流す体制を整えた。あー。卵おいしい。出汁の分量はコツをつかんだ。あとはふっくら感を出せるように、だな。黄色があるとお弁当が華やかでいい。女子だとミニトマトとかも入れるのかな。いやもう弁当作ってくれる彼女いないけどぼっち飯って楽しいよね。地産地消、みたいなね。
風雲児は尾鎌から里芋の煮っ転がしと、レンコンとひき肉のはさみ揚げをもらって食べていた。尾鎌は相槌をうちながら風雲児の話を聞いていた。何気に聞き上手……。
「話は分かったわ」
ローズの口紅が鮮やかな唇……。尾鎌の声に、風雲児はがばっと体を起こした。
「尾鎌! 俺は一体どうすればいいんだ!!」
「考えてみなさい。君の恋人は今、何を食べているのかしら? 恋人の分も作ったお弁当をひとりで食べているんじゃない? 女の子に恥かかすんじゃないわよ。口をきいてくれないならなんなの! 後ろから抱きしめればすむ話だわ!」
「な……っ。た、確かに……俺はこんなところで何をやっていたんだ……」
ほんとにな。
「行きなさい、
風雲児 轟
! あなたのヒロインが助けを待っている!」
「くっ。恩に着るぜ、尾鎌。俺、あんたに教えられちまったな……!」
軽く敬礼のようなポーズをすると、風雲児は埃が立ちそうな勢いで教室を飛び出していった。尾鎌がやりきった顔をしている。
「さて、午後の授業はなんだっけ」
俺は弁当を片付けながら午後半日の予定を思い出した。学校はいろんなことが起きるな。
5時限目は五十嵐先生の化学の授業。今回は炭素原子がどうとかいう内容だっけ? 少し眠たくなりそうだなぁ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月19日
参加申し込みの期限
2013年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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