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中学生の僕がハジメテのオツカイをするので手伝ってくれませんか
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そんな調子でキッチンでやり取りが行われていた間、いいなは店内をキョロキョロ見回して注意深く観察を続けていた。いいなは男性が苦手で、この店には必ずあの兄弟が居るからと注意していたのだ。
(今日はあのそっくり双子とその弟は居らぬようじゃな!)
そうと分かってこくっと自分に頷いたところで、丁度康子がやってきた。
「お待たせお待たせ! ごめんねー、いいなちゃん」
「康子殿、こんにちはなのじゃ。済まぬが今日は客ではないのじゃ」
「いいのよー、わざわざ有難うね」
「うむ、今日はすんなり入れたのじゃ!」
エヘンッと踏ん反り返るいいなに康子は苦笑した。鉢合わせたところで甥たちが何かをするとは思えないが——、苦手なものは苦手なのだから仕方がないか。
「イリヤなら買い物よ、お使い頼んだの。エリセイとレナートはお休みだから上に居る筈なんだけど、……妙に静かねあの子達。やっぱり何か——」
気を使ったアルバイトの気持ちや知らず気づきかけた康子だったが、
「ほう、お使いとな。それはよいことじゃと儂も思うぞ。寝子島に慣れなければ、学校生活も難しかろうて」
いいなが相槌をうってくれたお陰で首の皮一枚繋がった。
そんな雑談もここで終わり、「では、儂はこれにて失礼するのじゃ」といいなが扉へ足を向けた時、カウンターのドレス姿が目に止まった。
「……おや? あの席にいるのは紅緒殿ではないかの?」
「もしかしていいなちゃんと同じクラス?」
「うむ。
大道寺 紅緒
殿。儂と同じ1年1組じゃ」
「作家さんなのよね。随分根詰めちゃってるみたいで、皆心配してたのよ」
「ちぃと声をかけてみるか」
いいながてくてくと歩みを進めている時、紅緒の近くに座っていたタルトが、彼女から(これは同じ匂い?)と嗅ぎ取ったものを選別すべく声をかけていた。
「こんにちは。もしかしてベーコンレタスお好きですか?」
「べーこんれたす?」
紅緒が首どころか肩ごと斜めになっていると、いいなが会話に混ざる。
「紅緒殿、頭を抱えて何をしておるのじゃ」
くるりと振り返った紅緒は、同クラスのいいなの顔を見て硬かった表情を少し柔らかくすることが出来たようだ。
「いいなさん、こんに……ご、ごきげんよう! 今日も良い天気ね!」
「はて? 外は曇っていたように見えたが」
「わ、私の界隈ではそれを良い天気と言うのですわ!」
一体どこの界隈に行けばそんな言葉を使うようになるのだろうか。
(やっぱりこの人、BL畑じゃないにしても、ネコミケに縁がありそうだね)
ならばパソコンを前に煮詰まっている理由は一つだ、とタルトは自分の胸を叩いてみせる。
「僕同人誌描いてるんで、ネタ出し協力するよ~」
「煮詰まった問題でも、紙に書くと明白になる場合もあると思うしの。紙が無ければぺーぱーなぷきんでも良かろうが」
「紙……そうね。その方法は失念していましたわ」
紅緒はそう言って、黒い皮のトートバッグからノートを取り出した。——否、ノートと言うには語弊がある。カウンター向こうで様子を見ていた英二は、ぎょっと目を剥いた程の装丁だ。
受ける第一印象は『持ち運ぶの重そう』、である。
それは合皮か本革か分からないが兎に角分厚いハードカバーで、おまけに紅色で、デコレーションが施されている。否、これまたデコレーションという言葉では問題があった。
普通の女子高生は十字架とドラゴンと謎の模様でデコったりしない。
周囲の驚く顔を置き去りに、紅緒は両手で掲げるように持ったそのノート?を、満足げに見つめて言った。
「我が秘術を記した禁断の書、『グリモワール・デ・ルージュ』よ——!」
「ぐり……もわ、る?」
いいなの辿々しい反芻で、英二が遂に堪えようにも堪えきれなくなりそうだった時、助け舟のようにいいなが注文を入れてくれた。
「えっと……ぶらっくこーひ……いやいや、かふぇおれをお願いするのじゃ。
あと、ろーるけーきを頼むのじゃ」
話は長くなりそうだった——。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月14日
参加申し込みの期限
2015年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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