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中学生の僕がハジメテのオツカイをするので手伝ってくれませんか
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『神野文房具店』は商店街内に昔からある文具店だ。
こじんまりとした店内を、窓の中央に配したステンドグラスから差し込む光が鮮やかに照らす、どこか懐かしい雰囲気の商店である。
三人がやってきたこの時間に店番をしていたのは、店主夫婦の一人娘——
神野 マキナ
だった。
「いらっしゃいませ」の挨拶にイリヤが「こんにちは」と返したのは、旧市街で店を営む家族に倣ったからだったが、マキナは笑顔を更に綻ばせて、もう一度、二人を歓迎する。
それだけで良い店だと思わせる接客だ。
二人が安心して目的の品を探し始めると、また一人客がやってきた。
「いらっしゃいませ」
マキナはまた同じ笑顔で新しい客を出迎えたが、来店した
十朱 此方
の姿を見て、内心はて? と首をかしげた。
(どこかで会ったこと、あったかな……)
初対面、店でも接客した記憶が無いのだが、一体何処で関わったのだろうか。記憶の中を探りつつ、「探し物があったら遠慮なく聞いてね」と、取り敢えず店員らしく振る舞った。
どうやら此方は目当てのものが既にあるようで、こくりと頷いてカウンターに近づいてきた。
「あまり柄のない便箋を探しているわ」
「便箋ね、こちらへどうぞ」
マキナがレターセットのコーナーへ先導してくれている間、此方の目の端には二人の客——イリヤとつくし——がやり取りしているのが見えていた。
(同い年? あの男の子、中学では見かけたことがないわ……)
しかし彼は大きな灰色の目をした、恐らく外国の血が混ざって見える容姿だ。もし見かけていたら忘れそうにないと引っかかり、ふと噂話を思い起こして得心する。
(最近三年生に転校生が入ったと聞いたから、その子?)
「——これと、これが一番柄が少ないから、送る相手や自分の好みで」
マキナが説明してくれていた事に、此方はハッとして「有難うございます」と礼を述べた。
ひと仕事終えたマキナが戻ると、此方は勧めてもらった二つの便箋を見比べ、好みの方を手に会計をしようとつま先をカウンターに向ける。その折に、また二人が目に付いた。
「何を探しているの?」
二人は店員ではない人物に声を掛けられて一瞬驚いたようだった。人見知りをするつくしは、突然の事に半歩下がってしまったが、物怖じをしないイリヤの方は逆に半歩前へ出た。
「付箋と修正テープを探しています」
「それならさっき確か……、こっちよ」
此方は先程店内で見かけたコーナーに二人を案内した。と、ここでイリヤが膝を打ったような声を上げる。
「ああ、これ!?」
彼は修正テープという言葉を使っておきながら、なんの事か分かっていなかったのだろうか。不安になった此方は「使い方はわかる……?」とイリヤの顔を覗き込んだが、幸い名称と品物が合致していなかっただけらしく、彼は大丈夫と言うように薄く笑顔を見せた。
「有難うございます」
「気にしないで。寝子中の人?」
「はい、3年生です。あなたも?」
「あたしは1年の3組。十朱此方よ」
「イリヤです。1組に所属しています。こちらのつくしさんも一緒です。でも、僕は最近、引っ越してきたばかりです」
「早く慣れると良いわね」
イリヤが「有難うございます」とまた礼を述べ、つくしが軽く会釈したところで、マキナが客たちの様子を見にやってきた。彼女に案内され、残りの付箋を選ぶ。
「付箋は色んな色があるから、幾つか買っておくと使い分けできていいかもしれない」
とアドバイスを貰ったイリヤは、三色が入ったパックを手にとって、修正テープと一緒に購入して帰った。
つくしとイリヤが店を出ると、店内はマキナと此方の二人きりになった。
「案内有難う」
「いいえ」
静かに応える此方を見つめて、マキナの記憶にふつっとどこかで見た姿がよぎった。
「犬猫のお祭りで会った?」
「また会えた」
二人の中の思い出が繋がったことで、互いに饒舌になり始めた。扉から漏れた冬の風を感じて、マキナはあれが過ぎていった季節の話だったと懐かしむ。
「花火の季節は終わってしまったけれど、今度はイルミネーションでも見に行こうか?」
「嬉しい」
マキナの笑顔に、此方もまた微笑み返して——。思わぬ再会が、二人の時間を動かし始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月14日
参加申し込みの期限
2015年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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