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中学生の僕がハジメテのオツカイをするので手伝ってくれませんか
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さて、イリヤたちの買い物の方はと言うと、無事靴を購入した後、一行は手芸屋へ向かっていた。
「家庭科の調理実習に使う三角巾を作ってきなさい」と教師に言われていた為、布を買う必要があったのだ。
「種類なら、旧市街よりこちらの方が多いですよ」
時子はそう教えてくれた。
「三角巾は、三角形で調理中に髪が入らない様に頭に巻く布です」
そんな説明を理解しているのか若干怪しいものの、イリヤは年上のお姉さんにこくこく頷いている。とりあえず最後まで面倒を見てあげれば大丈夫だろう。
時子は根気強く思って、にっこり微笑んだ。
「布の縁を折って、縫うんですよ。後ろにゴムも付けますか?」
「……プリントを見れば、作り方は分かると思います」
つまりどんな作り方だったかまでは、覚えてい無いらしい。ではそこは後回しだ。
「調理実習ならエプロンも必要ですね。同じ布で作ったらお揃いです。
そしたら肩紐の分も材料が要りますね。あとはポケットを付けたりすると便利ですよ」
「大変そうですね」
イリヤがいひひと誤魔化し笑ったのは、手芸の経験が殆ど無いからだ。しかしそのくらいなら自分が手伝ってあげられる事だ、と時子は微笑む。
「でも作るとより愛着がわきますよ。私も手伝いますから、一緒に作りましょう」
「頑張ります!」
そんな時子のサポートがあったお陰で、布選びは早々に終わった。イリヤが「これは?」と言った切り売りの余り芸のない無地の布地で用尺が足りると時子が判断した為、それを購入したのだ。
問題は作る方だが、時子はそこも手伝うと申し出た。
「イリヤ君のお家はミシンって有りますか?」
「ミルクホールの事務所に、置いてあります。使ってもいいか伯母様に聞いてみます」
時子が頷くと、衿花が「あとは綿棒だったかしらね」と次の行動を促す。
「綿棒はドラッグストアーで買えるものが、一番使いやすいですよ」
つくしの体験談から、アウトレットの付近にあったドラッグストアへやってきていた。
イリヤの「一本ずつ包装してる!?」という衝撃に笑いつつ、目的のものは直ぐに手に入った訳だが、ここで問題が一つ起こった。
「ジュニパーベリー? 初めて聞いたな、なんだろう」
残りのリストを見て、ロベルトが疑問を口に出すと、当のイリヤもまた、困った顔でいる。これはイリヤが必要になってメモしたものではなく、お使いとして後から追加されたものなのだ。
「康子伯母様に頼まれたんだけど、何なのか聞くの忘れちゃってたんです」
「お店で使うのかしら——」
「店長にメールしてみたら」
「営業中だから返事があるかどうか?」
時子と衿花がイリヤと話し合っていると、「あの」と、そっと話しかけてきた声に彼らは振り向いて目を見開く。
そこに立っていたのが、『メイドさん』だったからだ。
「どうかなさいましたか?」
メイドさん——
桧垣 万里
は、「ジュニパーベリーのお使いを頼まれた」と言う事情を聞いて、はて、と首をひねった。
ジュニパーベリー——セイヨウネズの球果とは、蒸留酒ジンの香り付けでも有名なものである。
香りだけでなく味も強い為、匂いや癖の強い料理に使われたりする事もあるが、全く別の用途として、アロマオイルも存在していた。
そのどちらが必要なのだろうか。
「ジュニパーベリーの用途、差し支えなければ教えて頂けますか?」
「それが分からないみたいなんだよね」
ロベルトが答えると、万里は指先で顎を撫で、暫し考え込む。
「お使いをお願いした方は女性ですか?」
「はい」
「失礼ですが、お若い方?」
質問に、康子を知る皆が——どう答えたものかと揃って沈黙したので、万里は笑みで誤魔化してそのヒントから答えを探ってみることにした。
(ご主人様の希望する品を、少ないヒントから導きだすのがメイドの務め……
とはいえ、私ではまだまだ力不足ね)
万里は、ふるりとかぶりを振った。
「ジュニパーベリーの用途は幾つかあるのですが、おそらく調理かアロマのどちらかだと思われます。
ですから調理用に使う、ハーブとしてのジュニパーベリーと、アロマ用に使う精油のジュニパーベリー、どちらも購入してみてはいかがでしょうか?」
——相手が女性ならきっと損にはならないはず。
そう思っての答えだった。尤も、アロマオイルはそこそこの値段がするものなので、彼らのお金に余裕がなかった場合、申し訳ないことになってしまうが——。
「有難う御座います、検討してみます」
イリヤが礼を述べると、皆も万里へ軽く会釈をして、「とりあえず店長から返事が来るか、少し待ってみましょう」などと話し始めた。
万里の奉仕の精神としては、最後までこなしたいものだったが、自分もまだ買い物の途中だからそういう訳にはいかない。
去っていく彼らに微笑んで、「お気を付けていってらっしゃいませ」と見送る。
と、帰り際に三毛猫を追いかける双子らしき人物と少女にすれ違った。
「おにぃズ、あっちなのだ!」
パタパタ忙しなくかけていく彼らの行き先が、どうも先ほどの一行を目指しているように見えて、万里は(——一体何だったのかしら?)と思いつつも首を振り、メイド喫茶へ戻るのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月14日
参加申し込みの期限
2015年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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