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大行進! サンマさんファミリーズ
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【サンマを目指すモノたち】
見た目に反して意外に素早いソイツを、
後木 真央
は必死に追いかけます。
「どどど、どこに行くのだおネコさま~っ!?」
陸上部所属の健脚を持ってしても、ともすれば置いて行かれそうになるほどのスピード。狭い路地も高い塀もするするするり、障害をものともしない身のこなし!
「くんくん、こっちから、サンマさんの匂いがするぞ~。美味しそうなお魚の、良~い匂いだぁ!」
「ま、待つのだ小ネコサンマさん、サンマさんはご飯じゃないのだ食べちゃダメなのだーっ」
ひいひい言いながらも追いすがる真央は、ちらり、ゲーム画面をもう一度確認します。
上半身は、猫スキー真央がきゅんとくるほどの、可愛らしい猫。けれど下半身は……ぴちぴちの、サンマ! ビミョーなルックスの『
☆☆NR 小ネコサンマ
』は、もともとは敵である『かぼちゃ猫団』の出身で、ひょんなことからサンマさんと出会い、すったもんだの末に仲間に……なんて経歴を持つキャラクターです。
けれど困ったことに、この小ネコサンマさんの大好物は、まさしくサンマ! なのでした。自分も半分サンマなのに……今は寝返って味方でありながらも、ひとたびお腹が減ると猫の本能がきゅぴんと瞳に光を灯しまして。一度かぶりついたら忘れられないお味、あの脂の乗った銀色ボディ……サンマさんのもとへと、一直線!
なんて記述を見てしまったなら、真央とて彼の半分猫部分に和むばかりではいられません。
「サンマさんは寝子島のマスコットなのだ観光大使なのだ食べたらアカンのだ~っ!」
「むむむ! 邪魔しないでおくれよ~、もうハラペコで我慢できないんだよ~。ああ、サンマさんの蒲焼き。サンマさんのムニエル……サンマさんの、塩焼き!」
何とか捕まえようとする真央の両手もするするするりと潜り抜け、突き進む小ネコサンマさん。すっかり食欲に支配されてしまったのでしょうか、目が据わっております。
「こ、これはマズイのだこのままではサンマさんが食べ残しのホネホネになってしまうのだ……はっ!?」
もうそんなキャラクターいましたけれど、それはさておき……はっ!? とした真央と小ネコサンマさんの行く先にて。
どかーーーん! 唐突な衝撃音が鳴り響き、何かがしゅばばっと飛び出してきます。
「うおおおお!? 可愛いくせに強いぞ、この猫ー!?」
「あっ、刀ちゃんなのだ!」
現れたのは、何故かあちこちだらだら血だらけな、
御剣 刀
! それに彼を追いかける、何やら小さな黒い影。
「後木か! 何かヘンなの追っかけてるな……いやそれより、気を付けろ! 黒猫のクロちゃんは、見た目に反して超強いぞ!」
「クロちゃん? おネコさまなのだっ!?」
くり、と刀の後方を見てみれば、確かに。こんな追走劇のさなかでなければ、すぐにでも抱き上げてもふもふすりすりしたくなるような、愛らしい子供の黒猫が、ててててて! っと刀を追っかけております。
「おおっ可愛いのだもふもふしてすりすりしたいのだ……」
「あっ、クロちゃんのアニキー! アニキも、サンマさんをかじりに行くのかい~?」
なんて親しげに言ったのは、先を行く小ネコサンマさんであります。なぜか彼、その胸キュンで愛らしい子猫をアニキよばわり、慕っているようなのです。
走る小ネコサンマとそれを追う真央。並走する刀へと向かって、ぴょいんと飛びつこうとする黒猫……次の瞬間、
「ぬおおおお、危ないッ!?」
しゃきーん! ずっばーーーっ!
とっさに避けた刀の横で、鋭いツメが、豆腐のように塀を切り裂いてしまいました……がらがらと崩れ落ちるブロック塀。つ、つ、強い!?
それもそのはず。『
☆☆☆☆☆UNR 黒猫のクロちゃん
』もまた、元はかぼちゃ猫団の幹部でありまして。愛嬌たっぷりな見た目に反して、怪力や鋭利な爪、牙を武器とする、超強力なアタッカーなのでした。
「可愛くじゃれついてくるから構ってやろうと思ったら、甘噛みも爪とぎも、とんでもない威力でな……」
「だから刀ちゃん血まみれなのだ……」
刀は愛剣を猫じゃらしやらボールやらに持ち替え、その殺人的な甘えっぷりをどうにかいなしているのでした。
「やったぁ、クロちゃんのアニキがいてくれれば、サンマさんもあっという間におサシミだ~!」
「だから食べちゃダメなのだー!」
「うおおおおっボールが破裂した!? パーンって! くっ、持ってくれ、俺の愛剣猫じゃらし……ッ!」
にゃーーーん! ずばしゅば、どががががん!
と、そんなドタバタから程近いところにて。
エスカルゴ・臼居
は、ちょっとした罪悪感に苛まれておりました。
「……これじゃあ、リセマラできねぇよなぁ……」
「りせまら、ってなぁに?」
くりん、と小首を傾げて彼を見つめる……透き通った美しいボディに、羽のように可憐なヒレでゆらゆらと宙を泳ぐ様は、まさしく天使。流氷の天使!
ひらひらとした、言わば魔法少女チックな衣装を身に着けた彼女は、『
☆☆NR クリオーネ
』。見習い魔法少女、という設定らしく派手な魔法で敵をびしばしと攻撃してくれる、サンマさんの頼りになる仲間であります。
「ねぇ、りせまら、ってなぁに?」
「え、いや、その……無料ガチャ引いて、出てきたキャラのレアリティが低かったら、一旦アプリをアンインストールしてリセットして。最初から初めて、レアキャラが出るまで無料ガチャを……みたいな」
「ええっ! それじゃ私、リセットされちゃうの……!? そ、そんなあ……」
この手のゲームは慣れたもの、課金力(かきんぢから)なら誰にも負けない! と豪語するエスカルゴ。ソーシャルゲーム廃人たる彼のこと、いわゆるひとつのリセットマラソンでスタートダッシュを決めるのは当然の流れ、ではありましたけれど……無料ガチャにて出てきたのは☆2つのNRで、さっそくリセットしてもう一度ガチャを、なんて思いましたら。ずごごごごっと実体化したのは、今しがた引いたばかりのクリオーネちゃん。
そう彼女は、可愛い女の子! でありました。
「リセットされちゃったら、私、サンマさんを助けに行けないわ……そんなのイヤぁ~! うわわ~んっ」
「な、泣くなよー!? しないから、リセマラしないから! くっそー、女の子とか困るぅ……」
そして彼は、女の子が苦手でありました……まぁ引きこもってゲームばっかしてたら、そうですよね!
そんなわけで困り果てながらも、何とかクリオーネちゃんに話を聞いてみますと、どうやら彼女は、サンマさんを助けに行きたいようです。
「私、そのためにサンマさんの仲間になったんだもの……いつか立派な魔法少女になって、彼の助けになりたいの!」
「ああ、合成とか進化とかで、だんだんレアリティが上がってくみたいな……」
初期のレアリティは低くとも、育てているうちに強くなり、最強クラスのキャラクターに……なんてのは、こういったゲームでは良くあること。特にこのクリオーネちゃんは見た目にも可愛らしく、人気が出そうなキャラクターデザインでありまして、その可能性は大いにありそうです。
「けど、助けに行くって言ってもなぁ。そいつ、ゲームん中だし」
「? どこ?」
スマホの画面をぴ、と示しますと、クリオーネはエスカルゴの肩越しからひょいとそれを覗き込み、にわかに近づく距離に、彼は何故だかどきどき……ゲームのキャラなのに、クリオネなのに、なんて思いつつも、女の子には免疫のない彼です。
「もう、バカね。サンマさんは、こんなに小さくも平べったくも無いわよ? もっとカッコイイんだから!」
「ああ、うん。本物も島のどっかにはいるんだろうけどさ。出かけるのは面倒だし、日差しもきついし、近くを通ったら助ければ……」
と、その時に。
何やら外から聞こえてくる……どたばた! 騒がしい音に声。
「このままじゃサンマさんが食べられてホネホネなのだ刀ちゃん絶対阻止なのだー!」
「いや今それどころじゃ……ぬわあああ!?」
思わず窓の外を覗いてみますと、通り過ぎていくのは真央と刀……それに、
「……いけない! 小ネコサンマに、黒猫のクロちゃんだわ! 止めないと、サンマさんが危ない……さぁ、行くわよ!」
「えっ? 行くって?」
行動的で活発なクリオーネちゃん、窓からしゅぱん! と飛び出しまして、彼らを猛然と追い始めます。ぽかんと口を開けた、引きこもりのエスカルゴを残して。
「えーと……」
何せ、寮の自室から滅多に出ない彼です。一瞬、そのままぼーっと見送ってしまいそうになるものの。
「…………ええい、くそ! ほっとけるか!」
寝袋を引っつかむと部屋を飛び出し、日差しにちょっぴり目をしかめながらも、クリオーネを追いかけ始めました……何だかんだで、彼も男の子。それに実体化してしまった彼女にも、何だか愛着が湧いてきてしまったのでした。
人目を避けるために寝袋を着込んでろっこん発動、透明になると、彼は駆け出します……いかにも運動不足な、よたよたとした足取りで。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月04日
参加申し込みの期限
2015年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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