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大行進! サンマさんファミリーズ
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【彼らの矜持】
「まったく、無料より高いものは無いな……」
「それでも主人に尽くすのが、執事たる我々の矜持というものだ。若人よ」
「俺は執事じゃないし、あのあほ姫は主人じゃねぇ」
苦虫を噛み潰したような顔を浮かべた、
夜海霧 楓
。目の前で穏やかな笑みを浮かべるのは、執事風タキシードなお魚……キアンコウ、という種類だそうですけれど。ともかくそんなナイスミドルの余裕に、楓などは内心、舌を巻いていたりするのです。
『
☆N モンク・フィス
』。通称『セバスチャン』……彼は確かに☆1つ、ゲーム中では最弱クラスの性能ではありました。けれど彼のたたえたこの柔和な笑顔を支えているのは、確かに、彼自身の強さによるものです。
いえ正確には、彼のご主人様たる、彼女の能力のたまものではあるのですけれど。
「シーラ様、そろそろ喉がお乾きになる頃合いでございましょう。こちら、深層水でございます」
「あら、ありがとう。いつも気が利くわね、セバスチャン」
ささ、と差し出されたグラスを手に取り、優雅に口を付けた彼女こそが、執事セバスチャンのご主人様。『
☆☆☆☆SNR ラティメリア・C・シーラ
』様でございます。彼女は生きた化石と呼ばれるかのシーラカンスをモチーフとしたキャラクターであり、上品で小粋なおばあちゃん……まぁお魚なので、見た目には良く分かりませんけれど。
気ままな老後を楽しむ『元お嬢様』のシーラに、『執事』セバスチャンの取り合わせには、楓としましては、大いに親近感を抱かずにはいられません。何しろ、普段はアフリカ南部のコモロ諸島にて優雅な暮らしを送っているというこのふたり……二匹を寝子島観光へと連れ出したのは、楓が庇護すべき対象たる、
「ラティ、ラティ! つぎは、シーサイドタウンにいくデス!」
他ならぬ、
トワ・E・ライトフェロゥ
なのです。
「あらあら、トワちゃんったら、そんなに走ったら転んでしまいましてよ? ふふっ、可愛らしいわね」
「左様でございますな」
寝子島ならではの不思議現象にわくわく、目を輝かせておりますこの『現お嬢様』、トワはすっかり、シーラ様に懐いてしまったようでして。傍目には、
「仲の良い婆さんと孫、って感じか。あのちびすけを、目の届く範囲に留めておいてくれるのはありがたいが」
「……レディに滅多なことを言うものではない、若人よ。シーラ様はお優しい方だが、ご老人扱いにはひどく気分を損ねられる」
そしてこの、セバスチャン。何にもとらわれず自由にあちこちへ行ってしまうお嬢様がたへ、常にぴたりと付き従い、
「シーラ様、日差しが強くなって参りました。日傘をどうぞ」
「ええ、ありがとう。トワちゃん、こちらへいらっしゃい? 綺麗なお肌が日焼けしてしまわないように」
「はいなのデス!」
主人の欲するものを察しては、即座にしゅばっとそれを用意する……何とも、執事の鑑といった立ち回り。別にトワの執事でも何でもない楓ながら、彼の語る矜持や心意気などには、嘆息せざるを得ません。
「何、そう思い悩むことは無い、若人よ。見ていれば分かる。君ならば、あの小さなお嬢様のため……この私の後継者としても申し分のない、立派な執事となれるだろう」
「いや、だから俺は執事じゃないんだが……」
と、先を行くお嬢様ふたりが、
「あら? トワちゃん、何か聞こえないかしら?」
「ほんとデス、どかーん、ずばーんって。すごい音……だんだん近づいてくるデス! カエデ?」
「……下がってろ、ちびすけ」
何やら、トラブルの匂い……さりげなくトワの傍らへ立ちながらに、楓は見ました。同じくシーラ様の隣へすっと寄り添うセバスチャン、彼のかけた片眼鏡の奥で、鋭い眼光がぎらりと輝くのを……!
ぎゃりん! と刃がぶつかり合い、響く金属音。飛び散る火花。
「最近のスマホゲームは、すごいな……っと!」
横っ飛びで身をかわした
サキリ・デイジーカッター
、その今しがた立っていた地面に、鋭利な太刀筋が刻まれます。
「ゲームのキャラが、本当に出てくるなんて、ね!」
両手にナイフ、二刀流で凄まじいスピードと膂力の剣閃を弾き、いなしてからろっこんによる瞬間移動で距離を開け、サキリは対峙します。
ずらり、構えた抜身の刀。全身から立ち昇る、不気味な紫色のオーラ。そして鈍く輝く銀色ボディの……サンマさん!? いいえ、これはサンマさんの、もうひとつの可能性。寝子島へたどりつくことなく、果てしない旅を続けてさすらい、ひたすらに修羅の剣道を極めた、呪われし
寝子 サンマ
……その名も、『
☆☆☆☆☆UNR 妖刀魚ムラマサンマ
』!!
……という設定のキャラクターでありまして。見た目はまさしく刀を持ったサンマさんなのですけれど、これがまったくの別物。サキリめがけて刀を振るい、口を開けば、
「……ぬふぅっ」
「意思の疎通は難しそうだね。僕が召喚してしまった以上、放っておくわけにもいかないな……!」
どうやら、ワイルドかつフレンドリーな本家サンマさんと違い、ぬふぅ! しか喋らず……しかも同じ『サンファミ』のキャラクターを探しては攻撃をしかけ、またそれを邪魔しようとする者にも容赦なく斬りかかるという、とんでもなくメーワクな性質をお持ちのようなのです。
☆5つという強力キャラクターだけあって、その強さは本物! とはいえもちろんサキリとて、引き下がるつもりもありません。ムラマサンマに負けず劣らず、刃物の扱いには少々、自信がありました。
「被害が出る前に、始末する!」
サキリは踏み込み、両手の刃を一振り、二振り。三振り……袈裟切り、胴切り、頭部を狙い、腹部を突き、とあらゆる攻め手を繰り出すものの、あちらも剣の達人だけあり、その全てを刀でがき、がきん! と捌かれてしまいました。
「こいつ……只者じゃねえな」
ざわ……ムラマサンマの放つ妖しのオーラに当てられたのでしょうか? 途端に、サキリの纏う空気が一変し。両者の間には、まさしくぎらつく刃のような殺気や、ぴりりとした緊張感、剣呑な空気が流れ始めます。
「面白くなってきやがった。魚野郎め、ズタズタに切り刻んで、刺身にしてやるぜッ!!」
「ぬふぅ……ッ!!」
サキリは、本気のワイルドモード! ムラマサンマもしゅばっと刀を翻し、必殺の構え!
飛び出した両者、再び、ぎゃりりんっ! と合わせた刃で、鍔迫り合い! と思いきやがいんと弾いて組合いは外れ、サキリは双刃と共に舞い踊り、ムラマサンマは狙い澄ました一刀を繰り出し。首の皮一枚で避けたところに瞬間移動で踏み込み……繰り広げられる、嵐のような剣戟!
これぞまさしく、死合いと表現するにふさわしい戦いでありました。
と、しばしそうして、めまぐるしいバトルが展開されていたところへ。乱入者は現れました。
「そこまでデスッ!」
びしっ! 指を突きつけたのはもちろん、小さなお嬢様。トワ! これもゲームの内だとでもお思いでしょうか、ノリノリであります。
「ランボウすると、トワ、許さないデスヨー!」
「おい、危ねえぞ、下がってろ!」
「あら、ご心配には及ばなくってよ?」
刃を受けながらのサキリの叫びにも、余裕しゃくしゃく。傍らには、孫と並ぶ祖母のような佇まいの、元お嬢様。シーラ様!
「無粋な輩には、お仕置きが必要ですわね。セバスチャン!」
「ここに。お守りいたします、シーラ様」
す、と音もなく前に立つ、執事……けれど彼は、今やレアリティ最低クラスの貧弱キャラではありません。
「執事とは、主が危急の時にこそその力を解放するもの……故に仲間の魚たちは、私をこう呼ぶ。シーデビル、と」
ずずずずず……ごごごごご! ナイスミドルな紳士の身体にみなぎる、途方もないパワー! 彼は☆1つでありながら、ご主人様であるシーラと一緒にファミリーへ加えることで超絶強化を果たす、特殊なスキルを持つキャラクターなのでした。
けれど、と彼は、諭すように言います。
「それは、若人よ。君とて、同じことでは無いのかな?」
「……やれやれ」
そう。時折口は悪くとも、楓とてもちろん、あの刀でもって、トワをばっさりとやられてしまうわけにはいかないわけでして……それを阻むためならば、奮闘するもやぶさかでは無いのでした。
彼は手に馴染む感触のナイフ、それに鎖を取り出し構えると、
「おい、デイジーカッター。面倒だが、不本意ながら、助太刀してやるよ」
「へっ……お節介焼きどもめ。仕方ねえ、一緒にやるか!」
がいんと刀を切り払い、飛び退れば並び立つ、サキリ。楓。セバスチャン!
「カエデ、Be careful! ケガしちゃだめデスヨー!」
「寝子島観光は、まだまだこれからよ。ティータイムまでには終わらせてちょうだいね?」
「かしこまりました、シーラ様……ゆくぞ、ムラマサンマッ!」
相対する者たちへ、戦いの欲求を満たすに足る相手を見つけたとばかり、ぬふぅっ……と、妖しい剣気を放つムラマサンマ。
壮絶なバトルが、今ここに幕を開けるのです……!
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月04日
参加申し込みの期限
2015年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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