this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
濡羽色の空と踊れば
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
15
つぎへ >>
【カラスとミンチと化学と筋肉】
山田 勘三郎
は一人の寝子高生として寝子祭を楽しんでいるさなかで部室棟周辺を我が物顔で飛びまわるカラスの群れに気がついた。
「おいおい、すっげぇ数だな。え? カラスが分裂して、しかも人を襲ってる?」
勘三郎は嘴太鴉に変身できる能力《腹ぺこガラス》のろっこんを持つ『もれいび』であり、その状況に黙っているわけにはいかなかった。
(こいつらに寝子祭を引っかき回されちゃあ困るよな。ここは、カッコいい正義のカラスの出番だぜ!)
勘三郎はそう考えるやいなや、人気のない物陰に飛び込んで大声でカラスの鳴き真似をした。
次の瞬間には《腹ぺこガラス》が発動し、勘三郎は一羽の嘴太鴉に変身して、大空を羽ばたいている。
(お、よく見るとあっちこっちでもう戦っているやつがいるな。俺も巻き添えをくわないようにしねぇと)
今まさに巻き添えフラグが成立した瞬間であったが、そのときの勘三郎はまだそんなことなど知る由もない。
(要は殴ったり、斬ったりしなきゃいいんだろ? スピードで攪乱して連携を崩したり、羽をむしったりして盛大に邪魔してやるぜ!)
それはあまり正義っぽくない戦い方ではあったが、勘三郎もまた寝子祭を守るために戦おうとしていることに相違はなかった。
* * *
後木 真央
はすでに戦っていた。
「フッ……。この撲殺くん1号でミンチにしてやるのだ~!」
いつもの上下赤ジャージに身を包み、真央は、凄い勢いで金属バットをカラス目掛けて振り抜いた。
しかし、
「なぬっ!?」
金属バットで殴打されたカラスはぬるりと分裂して二羽に増えてしまった。
「な、なん……だと……なのだ……。これは、いったいどうすればいいのだ?」
真央は考えた。彼女なりに一生懸命考えた。
そして、
「こうなったらどちらかがミンチになるまでひたすら殴りあ――あだっ!?」
脳みそ筋肉的結論に達したところで、誰かに後ろ頭を軽くはたかれた。
* * *
八神 修
はややオーバーヒート気味の友人――
後木 真央
の頭を軽く引っぱたいて正気に戻させた。
「ミンチにするとかなるとか。ちょっと物騒だぞ、真央」
「……お、修ちゃん?」
驚いたように振り返った真央はいきなり現れた修の姿に目を瞬かせる。
「少し落ち着くんだ、真央。だいたいカラスは素早いから捉え難いし、空を飛べるから逃げに徹されたらこちらの攻撃は届かない。このままじゃいずれこっちがジリ貧になる」
修は諭すような口調で、真央に自身の分析を語る。
「で、でもでもっ、このままじゃみんなのお祭りが大変なことになるのだっ!」
「ああ、それもわかってる。じつは俺にちょっとした考えがあるんだ。別に大したことじゃない。ちょっとした化学の実験みたいなものだ。今、美咲紀と常闇にも動いてもらっている。真央も手伝ってくれないか?」
「むむ? わかったのだ! 真央ちゃんもお手伝いするのだ!」
「よし、じゃあ耳を貸してくれ」
修は頷くと、もしかするとどこかで聞き耳を立てているかもしれないカラスに聞こえないように、そっと真央に作戦内容を耳打ちした。
かくして、八神、後木、椿、常闇の四人による、とある作戦がスタートする。
* * *
尾鎌 蛇那伊
もカラスの襲撃に気づき、ルージュの入った口元に好戦的な笑みを浮かべていた。
「あら、クローネの手駒かしら? 直接仕掛けてくるなんて、珍しいわね」
言うが早いか、蛇那伊は臨戦態勢に入り、次の瞬間には打撃の届く範囲までカラスに肉薄していた。
「ふんっ!」
気合の声とともに正拳突きがカラスを捉えた。
会心の一撃。
しかし、
「あら?」
蛇那伊の拳を食らったカラスは二つに千切れ、そこから二羽のカラスに再生した。
「……驚いたわね。これも神魂のしわざってやつなのかしら?」
しばしあっけにとられたような表情を浮かべつつ、蛇那伊は状況の理解に努める。
(個々の能力はそんなに高くはないみたいだけど……。普通に殴ったり、蹴ったりするたびに増えるんだとしたら考えものよね……)
ならば、どうするべきかと蛇那伊は頭を巡らせる。
(ほかにアタシにできそうで、かつ、分裂しなさそうな攻撃方法と言ったら――絞め上げかしら?)
蛇那伊が何を考えているのかを察したのか、一瞬カラスの『ビクゥッ!』という心の音が聞こえた気がした。
「ふふ、面白いじゃない。仮に絞め殺しても、増えるというのなら――そのときは分裂承知でとことんつきあってあげるわ」
蛇那伊にしてみれば、彼の得意ではない空中戦の練習台になってくれるというのだから、願ってもない相手ということもできた。
「それじゃあ、いくわよ?」
そうして、蛇那伊の筋肉が躍動し、カラス達は一斉に空へ逃げ惑うように羽ばたいた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
濡羽色の空と踊れば
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月31日
参加申し込みの期限
2015年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!