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【トノサマバッタ、激突する】
九夜山から出てきた一匹のトノサマバッタは、そのまま南下するように動いていた。
その進路上にいた
絹織 真由良
に飛びかかるようにつぶしにかかった。
「なんだあのでっかいバッタは……! 襲ってくるのか!? だったらやるしかないな!」
巨大なトノサマバッタの姿に驚きつつ、この手のトラブルは寝子島では巻き込まれやすい。
「変身!」
冷静に真由良は目を閉じ、ろっこん【HARDMETAL PHENOMENON】を意識する。
一瞬の後、そこには黒い人型ロボット【フェノメノン】がたたずんでいた。
「そういえば、周りにひとがいないと思いきや……また神魂絡みか!」
そしてそのまま突撃してきたバッタを受け止める。
ぎりぎりと押しつぶされるように、フェノメノンの身体が押される。
「……意外と力が強い」
このままだと、反撃する前に押しつぶされる、そう真由良は考えた。
(何か、いいチャンスがあれば!)
そのときだった。
「加勢するぞ!」
「いくのだ!」
そんなフェノメノンに加勢する二人がいた。
木々の中から出てきたのは、
御剣 刀
と
後木 真央
。
刀は、シーサイドタウン方面にくるバッタを迎撃しようとしていたところ。
「だだだ、誰かバッタに立ち向かう人は居ませんかなのだ協力するのだ~」
となっていた真央を、刀が拾ってきて、そのまま北上し真由良に加勢する形となった。
刀はそのままろっこん【加速】を発動し、バッタの正面ではなく左側面に回り込み、前足の関節を刃を引いた稽古用の刀で切りつける。
「それっ!」
気合い十分の一撃が、バッタの左前足の関節に入る。
「行くのだ!」
同時に、右側面から真央が回り込み、どこかから調達してきた金属バットを叩きつける。
金属バットが物体を叩く音が響く。
「――!」
虫故にバッタの表情は分からないが、幾分かダメージを与えたようでよろめくバッタ。
「うおらぁ! ぶっ飛べ!」
そのとき、そのよろめきを見逃すことなく、フェノメノンのパンチがバッタの頭部へとたたき込まれる。
ずしりと重たい感覚が、フェノメノンに変身している真由良にも伝わってくる。
「よう」
刀の陽気な挨拶に、腕を軽く上げて真由良も答えつつ言う。
「はじけ飛んだ今がチャンスだ。話は後だやるぞ!」
「シンプルで、わかりやすいのだ!」
真央がその言葉に同調し、3人は吹っ飛んだバッタを見る。
そのまま真央は突っ込んでいくが、刀が様子見のために止める。
「虫は無視したいけど無視できないのだ虫だけにっ、虫だけにっ!」
「落ち着け……急ぎすぎて変なこと口走っているぞ! ……いけるか?」
刀は、真由良に頼んで少しずつ近づいてもらう。
「まだ生きてるみたいだな」
そういって、もう一発打撃を与えようとしたとき、バッタは跳ね上がりそのままぽーんと真由良を飛び越え、刀と真央の後へと回る。
ブンッ!
そのまま後ろ足で強烈な蹴りが真央と刀に襲いかかる。巨大な足が、二人を丸ごと巻き込んだ。
「うわわっ」
がちっと、刀が受け流そうとするが、ビーンと稽古刀を持った手がしびれる。
「うみゃぁぁぁあぁぁ!」
一方、真央には致命傷ではないが思いっきり胸部に当たり、痛烈な一撃と痛みが真央を襲う。
「げほっ……げほっ」
「何しやがる!」
息をすると胸がきしむほどの痛みに思わず咳き込んでしまう真央。
その隣をフェノメノンが通り過ぎ、バッタへと向かう。
「喰らいやがれ!」
そのまま後ろ姿を向けていたバッタへとショルダータックルをかける。
十分に助走をつけたその一撃はそのままバッタを地面に倒すことを成功する。
「!?!?!?!」
虫特有の鳴き声のような物を上げてうめくバッタ。
「その世界の中を加速した肉体で高速で駆け抜けよう。この刃が届くまで、世界よ凍てつけ! 行くぞ!」
刀がそのまま二つの巨体の間を駆け回りダメージを与えていく。
その間に、真央はよろよろと金属バットを杖に立ち上がった。
こうして、バッタは完全にフェノメノンに押さえ込まれ、腹部にむき出しにされる。
ゆっくりと、刀が近づいていく。
「……とどめを刺しづらいが、俺たちも必死なんだ。すまない」
そのままずぶりと、腹部に刺突するかのように刀は稽古刀を突き刺す。
刀によって、奪われる命。
それを察して、暴れるバッタを真由良は押さえつける。
「倒さなきゃ食われていたのはこっちだ。強者が弱者の命を握る……自然の摂理だ」
自分に言い訳するかのように発したその言葉は、どこか他人事のようであった。
「お、ころんだのだ? そのままブシューッと息を止めるのだ!」
反して、真央はいつも通りといった風に虫を処理していく。
バッタの顔面に、こちらもどこからか調達してきた消火器をぶっかける。
効果はあまり無いようだが、虫を苦しめるには十分であった。
「――!???!!」
何度か、バッタの身体が跳ねる。
跳ねる――だがそれは、だんだんと弱くなっていく。
(今更迷うなよ、自分自身の迷いに負けそうだ)
そう思いつつ、押さえつけるフェノメノン、そのフェノメノンに変身している真由良は、自分の手の中で一つの生命の終焉を感じ、ようやく終わったのとほっとするのと同時に、これからやってくる変身解除後の筋肉痛に頭を悩ませるのであった。
もっとも、痛みはそれだけではなかろうが……それは心のどこかにしまい込まれたのであった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月02日
参加申し込みの期限
2015年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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