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巨大虫討伐作戦
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【生かすか? 殺すか?】
アキアカネから隠れて、五人の男女が話していた。
その中の一人、梢がアキアカネの助命をお願いしている。
「私に任せてください! できるなら、元に戻して寝子島に返してあげたいです。……神魂のせーで、寝子島で普通に生きていた生物が死んじゃうの、なんかイヤですし!」
「とはいっても、な」
梢は誠実にお願いする。サキリが困ったように首を振る。
「オレは、協力するぜ。やってみねぇとどっちも分からないなら、まず屋敷野さんの言うようにやってみればいいじゃないか」
まもるは梢に賛成し、他の二人……零と碧南は中立というか、早く決めてくれと顔に書いてある。
梢がアキアカネの命を助けることを主張しているのに対し、サキリが冷静に反対している状況である。
「倒すという定義が曖昧だ。なら、さっさと殺した方が結果的に被害は少ない……分かってくれないか?」
「何も考えずにお願いしているわけではありません。私の能力は蝶になる能力、物質を蝶に変える能力……それを使って相手を無力化する方法と道具を持ってきました!」
そういって、梢は自分の作戦を説明する。
それを聞いた零は言う。
「なるほど、それは確かに無力化できそうだ。だが、雨などが降ればより成功率は上がりそうでござるな」
「……雨が降れば、羽が濡れて飛びづらくなるのは分かります」
それに対して梢は頷く。
だが、梢のろっこん【胡蝶の詩】は雨の中どれだけ行動できるかは未知数だ。
今回に限っては、梢の思いが強く、フツウの理から大きく外れている事象なので、高確率で成功はするだろう。
だが、サキリとしては、万全を期しておきたい。
(虫達に恨みは無いけどね……でもフツウを守る為にはこうするしかない。冷静に見て、テオの言っていることが曖昧な以上、無力化して様子見した場合何が起こるか分からないだろう)
似たようなニュアンスで、より丁寧にそれをサキリは梢に言うが、お願いされるとサキリの中の優しい部分がやらせてやれとささやく。
「雨が降ったらな」
「雨?」
サキリの言葉に、まもるが問い返す。
「同じくやるにしても成功率が上がった方が良いだろう」
「そうね」
その成功率が上がるという部分の言葉に、碧南は頷く。
だが、空を見たまもるが叫ぶ。
「おい、雨だ!」
そして、梢、碧南、零が続いて空を見上げる。
「ほんとに、雨が……?」
「え、嘘……」
「……雨雲でござるなぁ」
そして、サキリがやれやれとため息をついた。
「……ま、言った以上は一度やってみようか」
こうして、五人は行動を開始する。
作戦はこうだ。
雨で低空飛行をはじめたアキアカネに向けて、梢のろっこん【胡蝶の詩】で、縄にくくりつけた石を飛ばし、重りをつける。
「昆虫、極限まで体を軽くすることで飛翔能力を得た訳で、重みに弱いんですよね」
そういって、次々と石を変身させ、アキアカネに飛ばし、巻き付けていく。
そうして、雨で羽が濡れたアキアカネは、すぐに縄で絡め取られ、三匹とも地面に落下してしまう……。
「これで、あとは時間がたつのを待ってみましょう」
梢の言葉に頷く一同。
そして、梢を残して零、まもる、サキリ、碧南がアキアカネの様子を見るために離れていった。
あとは、待つばかり……だったのだが、雨の森をかき分けて、そっと天使が現れた。
「あなたは……」
楽しそうに笑う天使。だが、その笑いもどこか不気味に梢は思った。
「アキアカネが生きていると元の寝子島に戻れないかもしれない。上位捕食者の餌になるのも彼らの存在意義のひとつでもあるけど、この場合の上位は誰かしら……人間はどこまでも傲慢よね」
「そんな、ことは。突然現れて何ですか!」
突然の投げかけ……。
唐突すぎる梢にとって許せない言葉。だがどこか、達観したような天使に、梢は混乱する。
「食物連鎖……一種だけ異様に進化した生き物を放置したら生態系が崩れるでしょ。だから人間が手伝って、虫を食べる鳥さんを助けてあげないと。虫は鳥さんに捕食されるべき、それをひっくり返すこれは容認できない……なのに生態系のために間引くべき巨大化した虫は殺さないのは、おかしいわね」
「突然現れて勝手なことを……! 私は昆虫が大好きです。だけど、好きだからと言って、平等に考えるべきだと思うんです。彼らや彼らの仲間のためにもきちんと作戦も考えたのですよ」
憤然として言い返す梢。
「だけど」
少し雰囲気が変わって天使が言う。
「……、少しでも思うとおりになったみたいね」
そう言って、天使はふらふらとどこかへと去って行く。
そして他の人の声が聞こえてくる。
どうやら、すべてのアキアカネは地面に倒れ伏したようだ。
「……何だったんでしょう、あの人は」
梢がそういったとき、突如世界は光に包まれた。
……すべての巨大昆虫が活動停止に追い込まれ、倒されたことによって、この神魂の暴走は解除されたのであった。
「……出来ればフツウに虫さんと遊びたかった気もします」
そんな名残だけを残して、秋の空を、秋の森を、虫たちは元のフツウに戻ってきたのであった。
おしまい
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あとがき
担当マスター:
じんの
/
空夜束
ファンレターはマスターページから!
代筆担当のじんのです。
突然のお知らせでしたが、精一杯やらせていただきました。
それにしても、他の人が書いたシナリオって勉強になります。
ついでにネタにもしました、が。
とりあえずは、それを念頭に置きつつライティングしたら問題提議という意味で深まるよね。
という意味を込めて遠慮無くやってみました。
なんというか、アクションの一つ一つが、あ、こういうこと書いてるんだと興味深く、
なかなかやりごたえのあるシナリオでした。
リアクション、楽しんでいただければ幸いです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
空夜束
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月02日
参加申し込みの期限
2015年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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