もう桜がちらほらと咲き始めていたらしい。
蕾が膨らむ様子など、気にもとめていなかった
水槻 清恋は、風に吹かれて飛んできた花びらに、驚きと時間の早さを感じて桜の木を見上げた。
(子供たちは春休み……には、まだ少し早いわね)
いつもは生臭い事件を追っている清恋が、ひょんなことから関わることになってしまった
今回の事件。
最初こそは応援という立場ではあったが、次第に判明していく、きな臭い話の数々に、
吐前 亀二郎と調査をすることになって……季節が巡る頃には、神奈川県警だけでは手に余る規模となっていた。
(まったく。世界的大企業なんてロクでもないものね)
何度も子供たちの前にも立ちはだかったという、Yggdrasill(ユグドラシル)は――ただの表の顔。
その実態は、世界を股にかける犯罪組織であろうという仮説も、間もなく裏付けが取れそうな所まで来た。
手広く製品を作っていた大企業だけあって、今やニュースでは毎日のように取り上げられている。
「あとは、カプセルギアがどうなっていくか……」
でもきっと、それはいらぬ心配だろう。
子供たちには少々悲しい形で行われた
『大型メンテナンス』だけれど、打ちひしがれるばかりではなかった。
きちんと前を見据え、敵と向き合い、自身と向き合うことが出来る子らばかりで、あの日も――。
勇敢な子供たちを思い出す清恋のスマホに連絡が入る。とあるイベントの警護にと亀二郎からのお誘いだ。
……どうやらまだ、カプセルギアとはお別れではないらしい。
* * * * *
――昨年の12月。
誰の差し金か、カプセルギアは危険な物だと密告する手紙が届き、小中学校では持ち込み禁止となった。
そのすぐ後。まるで、そのタイミングを待っていたかのように起こった、カプセルギアによる痛ましい事故。
今まで安価で高性能と子供たちに大人気だった玩具は各地で安全性が問われ、次々と大人たちによる制限を余儀なくされた。
けれどそこに、大人に屈しない子供らも確かに存在したのだ。
単なる無機物ではなく、1人の友達として接する心優しい少年や、幼い子らを放っておけない熱い少年。
裏があると睨んで冷静に事故の原因を究明しようとする姉妹や、遊び場を守ろうとする少女。
愛しい人にも危険が及ぶならと不得意ながらも立ち上がった少女に、実直にぶつかった少年たちも。
多くの少年少女の奮闘があり、事故が自作自演の物だとわかり――その理由に、誰もが言葉を失いかけた。
悪意があったなら恨めたし、誰かに従わざるを得なかったなら守らなければと強くあれた。けど。
――あの子を、返してくれ。
カプセルギアのシステムに使われる、高性能AIであるA.I.C.O.は、ただのシステムではなかった。
開発者の1人である
海堂の亡き愛娘『亜依子』の意思を持っていたのだ。
制御をすることの出来ない愛光堂と、悪用を狙うユグドラシル。海堂の選択は、追い詰められての悪手ともなり……カプセルギアは、ただのラジコンとなることが一時的に決まった。
そして、翌年となる今年の1月。正月気分もすっかり抜けきった頃に、事件は再び動き出す。
以前カプギア絡みで寝子島を混沌に陥れた
クーが、再び寝子島で目撃されたのだ。
ユグドラシルの暗躍が止まらないことを察した子供らは再び集結し、それぞれの想いを胸に戦う。
警察らの協力もあり、
ユグドラシルに『裏の顔』があることを掴むことができた。
大人だけでも、子供だけでも出来なかった事件解決の切っ掛けを掴むことに成功し、クーとしてユグドラシルで洗脳を受けていた少女は、現在
世良 空羽(せら くう)として、本当の家族の元へと戻り、平和な時間を過ごしている。
* * * * *
それから、さらに2ヶ月――。
季節は春となり、
桜井 ラッセルも卒業を控えて、新生活の準備に大忙しだ。
「いや~、あのバトルは凄かったよな!」
それでも
海道 千里と顔を合わせれば、何度と話してしまうくらい印象深いカプギアバトルがあった。
A.I.C.O.のメンテナンス途中に割り込んできた、無粋な敵をぶっ飛ばせたのは、千里が
白虎カプリッチオを持って颯爽と助けに入ってくれたことも大きい。
「あの登場はニクいっつーか、熱いっつーか! タイミング良すぎだろ」
「まぁな? ……なんて、偶然だって。ラッセルが隠し事ヘタだからこそ、たどり着けただけで」
「なにおう!? 俺だって凄いんだって、バトルで見せつけてやる!」
――
あの日。
ユグドラシルに洗脳されたのか、よほど崇拝しているのか分からない男が、愛光堂に乗り込んできた。
A.I.C.O.の危機だと
白石 龍樹は実直に
ムテンと立ち向かい、
曖浜 瑠樹もまた周囲を和ませ癒やしながら、悲しみに負けることなく
ラズちゃんと立ち上がって。
スピカ・フォーツが機体を厳選し作戦を立て、
稲積 柚春が錯乱や後方援護で立ち回り、
仙藤 蒼が皆に呼びかけ冷静さを失わないよう、気持ちで負けないように檄を飛ばし続ければ、勝てぬ敵などいないと信じた。
それでも、相手は天才的に複数の機体が扱える。こちらも数こそ負けてはいなかったが、戦闘に不慣れな者をサポートしながらでは押し切ることも難しく、戦局は拮抗した状態を維持するので精一杯。
敵は自信ありげに乗り込んできただけあって、力技でも、言葉巧みに揺さぶりをかけるマインドコントロールにも長けていて、さらにこちらはクーという人質も取られている不利な状況。
――せめてあと1機、戦えるギアが味方に付いてくれれば戦力差に余裕が生まれるのに。
誰しもが思ったあの瞬間、千里の応援が入らなければ、どうなっていたことか。
ギアを持たず、ハラハラと見守るしかなかった
仙藤 紫は、思い返す度に胸が詰まる。
(もし、あの子のように……蒼を人質に取られていたら、どうしたかしら)
何も出来ずに、ただ唇を嚼んでいただろうか。
それとも、無我夢中で戦っただろうか。
「それとも、蒼を信じてあなたに銃を向けたかしら」
「え、突然なんの話?」
おっかない単語が聞こえた気がして、ゲーム機から顔を上げた蒼は、自機がダメージを食らう音に慌てて目線を戻し、「キリのいいところまで待って!」と断りをいれつつ再びゲームに夢中になってしまう。
(もう……終わったのよね?)
ユグドラシルに強制捜査が入ることになり、暫し穏やかな時間が流れた。
ニュースでは愛光堂の話は見かけなくなって、公園でもカプギアで遊ぶ子らが増えた所を見ると、学校での規制もなくなったのだろう。
けれども、どうにも紫の不安は消しきれない。
「そういえば海堂さん、退院したんですって」
「それって、さっきの話と関係……あああー!」
クスクスと笑って、蒼に詫びる。
どうかいつまでも妹で居て欲しいと願うように、紫の眼差しは慈愛に満ちあふれていた。
退院した海堂は、再びA.I.C.O.の開発に戻ることしたようだ。もう以前のような方法でのシステム育成は行わず、自分たちが管理できる範囲での新しいシステムを構築していくと、やる気に満ちあふれている。
「……それが、亜依子との約束だものな」
穏やかな顔をして笑えるようにはなったが、まだ寂しさは抜けきらない。
海堂はマネキンのように無機質になったA.I.C.O.の姿を見ながら、前に進むために仕事に取り組んだ。
* * * * *
そうして、カプセルギアを取り戻した子供たちは、再び公園で遊べるようになっていた。
けれど、
古尾 桐子は
トルーパーを握りしめ、地団駄を踏んでいる。
「もーちょっと! あとちょっっっとだけでも早く、こうなってくれてたら!」
遅かったと主張するのは、桐子ばかりではない。少々せっかちなところのある
鈴島 クミも同意見らしく、幼なじみの
陸堂 源次に突っかかっていた。
「こんなときまでのほほんとして! ゲンジはくやしくないの?」
「しかたないじゃん。俺たちはもう、卒業したんだから」
つい先日、寝子島小学校と寝子島中学校では
卒業式があったばかり。
昨年の冬から学校への持ち込みが禁止されていたカプギアは、クラスメイトと思いっきり遊ぶことが叶わないまま卒業となってしまったのだ。
これには
暁桜 逢莉も、少々鬱憤が溜まっている。
「わたくしの
エルミナータ・アウレリアとお別れになるわけではありませんけど……」
「そうッス、そうッス! 中学校は私立に行くなんて子もいたのに、バトルができなかったんスよ!」
だからこうして、元6年4組の面々は公園に集まって、元気にカプギアで遊ぶことにした。
遠くの学校へ行く子、塾に行くのが決まっていたり、習い事が増えて忙しくなったりする子もいる。そんな新生活がやってくる前、まだ小学生でいられる時間の限り遊ぼうと約束したのだ。
「校長も、放課後の校庭は貸してくれるって言ってたし、あわてなくてもいいと思うけどな」
「もー、ゲンジってば! 時間はゆーげんなの、ぽやぽやしてたら終わっちゃうんだから」
きゃいきゃいと言い争いながらも、子供たちは新しくなったエフェクトを見るためにカプギアを動かす。
その楽しそうな声に、ほくそ笑みながら誰かと通話している大人が数人、周囲に見受けられた。
隅のベンチには、公園で遊ぶ子供たちを眺めては、気怠げなため息混じりに煙草の煙を吐き出す男が居た。
無精ひげを生やし、ヨレっとした白衣を着ているところから、何かと忙しい研究員のようにも見える。
ゴソゴソとポケットを漁り、取り出したのは携帯灰皿……ではなく、1枚のプリントだ。
「パーティねぇ……興味あんのか?」
確か最後に見たときには、学ランを着ていただろうか。まだまだ小さいガキには変わりないが、目先の餌に釣られるほど幼くはないのだろう。
……とは思いつつ、こうして子供の居そうな場所へ足を運んでしまったのは。
「ったくめんどくせえ……」
渡したカプギアは気に入ってくれているだろうか。まだ、覚えてくれているだろうか。
そんなことを気にし始めたらキリもなければ、ガラでもない。
とにかく今日はやめだ。
長谷川 知之は煙草を吸い終わると、仕事に戻ろうとプリントを再びポケットに押し込もうとした。
「あー! 公園は、火気厳禁なんだよっ!」
大きな声で注意を受け、知之はげんなりと振り返る。
今日は顔を合わせないようにしようと思った矢先、
滝原 カノンが現れたからだ。
「携帯灰皿は持ってるっつーの」
「そうなの? ポイ捨てしなきゃ、大丈夫なの?」
純粋なカノンは、悪びれもせずにいる知之にいいようにあしらわれているとも思わず、大きな声を出したことを詫びる。……その素直さが知之には眩しくて、心配で。小さく「めんどくせえ」と呟きながらプリントを差し出した。
けれど知之は面倒くさいというよりも――どこか痛そうな瞳でカノンを見つめている。
「厄災は乗り越えたみたいだな。だが……気を抜くなよ」
「なに? これ」
「知らねぇ。興味があったら来てみたらいい」
そこに書かれていたのは、カプセルギアの新作説明会のパーティという面白そうなイベントだった。
「新作!? それに、大会にごちそうに……ねぇ、おじさんも来るの?」
「…………気が向いたらな」
踵を返してポケットを探る知之は、今度こそ携帯灰皿を取り出して吸い殻を捨てる。
やっぱり悪い人じゃないんだなと見つめるカノンは、どうしても彼の浮かべた表情が気になってしまう。
(……きょうも、おなか痛かったのかな?)
けれど、『時々会うおじさん』以上のことを知らないカノンには、知之の真意など知るよしもなかった。
* * * * *
そしてやってきた、カプセルギアの新作説明会のパーティの当日。
深く帽子を被った
アイオ・キャンドライトは、パーティ会場となっているステッラ・デッラ・コリーナの前で身なりの確認をしていた。
(カプセルギアのパーティと思って選びましたけど、カジュアル過ぎたかもしれませんわね)
ここが寝子島で最も豪華なホテルであることは認識しているし、そのパーティ会場が豪華絢爛であったとしても、立ち居振る舞いには自信がある。
けれど、今回は『カプセルギア』のパーティなのだ。メインは幼い子供たちになるだろうと思うと、格式張ったドレスコードは求められていないはず。
……と思い、ラフな格好で来てしまったことを、アイオはここにきて悔やみつつあった。
しかし同行した
喜矢武 あいおは、双子コーデとも呼べる装いに満足しながら、アイオを勇気づける。
「大丈夫ですよぉ、僕が譲り受けた
コッペリア・リアナちゃんの活躍、ぜひ見ていてくださいねぇ~!」
「そ、そうですわよね。本日の主役はアイオではなく、このカプセルギアなのですから」
応援に熱が入って、周囲が見えなくなってしまうことだけは気をつけよう。そう心に誓いつつ、目当てのホールを探していると、同じように案内板を見る
白 真白と出会った。
お互いに手にしたカプギアから、目的地が同じと察した3人は、談笑しながら会場に向かうことにする。
「私の
ネージュリェーツも強いんだから! 小さい子に遠慮しすぎず、正々堂々戦おー!」
きゃっきゃと楽しそうに向かう3人は気づかない。
このパーティに、不穏な影が見え隠れしていることを――。
重苦しい空気が苦手だった方々、お待たせいたしましたっ!
こちらは、復活したカプギアで遊ぶお話と、新作説明会のパーティを楽しむお話です!
時期は『寝子暦1372年3月中旬』(ねこぴょんの日より前)となります。
オーバータイム!をそれぞれの世界線・時の流れでお楽しみ中の皆様は、プロフィール設定にご注意下さい。
カプセルギアとは?
『携帯戦記カプセルギア』とは、頭や腕、足などを組み替えてカスタマイズできる、全高10cm程度の小さなロボットのこと!
スマートフォンなどにインストールした専用アプリで、ラジコンのように自由に動かすことができます。
詳しくは、以下の『カプセルギアとは』をご覧ください。
→ 『携帯戦記カプセルギアとは』
7話と8話の出来事まとめ
■7話からの変更点『携帯戦記カプセルギア』シリーズは、参加ギアマスターの年齢制限が撤廃されることになりました。
これからギアと出逢う方、ベテランの方、もちろん種族に至るまで制限はございません!
奮闘するギアマスターたちを応援するなど、ギアマスター以外の参加も可能です。
※但し重要な局面では、
ギアを持ち、専用アプリ『A.I.C.O.』を使用している方と比べ、得られる情報に差が出る場合もございます。
そちらだけはご留意ください。
■8話での結果
『A.I.C.O.』のメインシステムはオフラインモードになっている皆様のご活躍により、『A.I.C.O.』の制限は緩やかに解除されることとなりました。
現在は、カプセルギア特有の高機能AIは使えませんが、エフェクトなどの演出はさらに強化されています。
アプリは手動操作と、簡単な単語での音声操作が可能です。複雑な命令は、まだ使えないようです。
小・中学校でのカプセルギア禁止こちらも、皆様のご活躍によって『A.I.C.O.』のメンテナンスが完了したことで、禁止ではなくなりました。
校内に持ち込むことは可能ですが、授業中はちゃんと片付けておきましょうね。
もちろん校外での使用も問題なく、今までより伸び伸びと遊んで頂けます。
Yggdrasill(ユグドラシル)について
現在、世界各地の関連子会社を含めて、警察による捜査が行われています。
ニュースでも大々的に『裏の顔』について取り上げられており、商品の不買運動なども行われています。
彼らが作っていた製品に問題がないのか、という点については不明です。
しかし、彼らが簡単に手を引くでしょうか……?
愛光堂について
海堂(プロフェッサーK)が起こした事件によって、一時的に世間から信頼を失っていました。
現在はユグドラシルのニュースが大きく、愛光堂の話題は風化していっているようです。
まだ信頼を回復したわけではありませんが、近日海堂からの謝罪と新作説明会のパーティがあるようです。
目的
今回の主目的、主な行動先は2つあります。別日となりますので、両方に参加してもいいですし、片方をじっくり楽しんでも構いません。
自由行動も可能ですので、楽しく遊んじゃいましょう!
なお、今回のシナリオは3月中旬頃のお話で、小学6年生および中学3年生の皆様は『卒業後』となります。
しかし、放課後の時間にグラウンド内で遊ぶことは可能です。校舎内に入ることは原則禁止。原則。
高校生の皆様は、まだ卒業式が終わっておりません ので、寝子島自体は平穏そのものな時期です。
※ こちらのシナリオでは、GAを組んでいなくても同じ場所にいるメンバーと連携する描写が含まれます ※
ソロでの立ち回りや交流制限をしたい場合は【場所番号-Z】と記載をお願い致します。
より密接な描写を希望される場合は、通常通りGAを組んでください。
【1】学校や公園でカプセルギアをおもいっきり楽しむ!
冬の間、学校へは持ち込み禁止となり、外では大人たちに白い目で見られ、なかなか楽しめなかったカプギア。
ようやく、そんな制限から解放されました! 強化されたエフェクトも楽しみですよね。
しかし楽しんでいると、そこには「愛光堂の研究員」を名乗る人物がアンケート調査に現れます。
けれど本当に『愛光堂の』研究員でしょうか? 何やら様子がおかしくも感じます。
簡単な質問に答え、バトルを一緒に楽しもうと持ちかけられますが……。
※PL情報※
自称「愛光堂の研究員」は、ユグドラシルの関係者です。
言葉巧みに子供たちを唆し、自分たちの味方に付けようとしているようです。
【2】新作説明会のパーティに参加
新しいA.I.C.O.に生まれ変わる説明会。そこでは大規模なパーティも行われます。
もちろん、説明会は小学生の子供たちにもわかりやすく説明してくれるので、安心ですよ!
①カプセルギアの大会に出場する
1対1のトーナメントバトル。年齢制限は特にありません。
3m四方にカラーテープで枠線が引かれ、四隅には同長さのポールが立てられています。
立方体のフィールド枠外に逃げ回っていると判断されると、「戦闘の意思なし」としてペナルティになります。
制限時間は、1試合10分。
それまでに相手をギブアップさせるか、ペナルティを受けた回数、技のきまり具合などでも判定されます。
②愛光堂社員への挑戦
基本的なバトルルールは、①と同じ。
こちらは、愛光堂の社員1人(1機)に対し、複数人で勝負を挑むことが可能です。
・~小学生までは、1人~3人組
・~高校生までは、1人~2人組
大人や自信のある人は、社員と同人数でのバトルも挑戦して頂けます。
③パーツの展示を見て回る
各パーツ販売会社の歴代パーツが並んでいます。
特に目玉となっているのは、現在は廃盤なレアパーツ! ファンには垂涎ものな稀少パーツもありそうです。
④立食パーティを楽しむ
腹が減っては戦ができぬ。カプギアでバトルするにも、まずは腹ごしらえ!
食べて食べて、食べまくっても食べきれないほど、お料理はたくさん出てきます。
喉に詰まらせず、ゆっくり味わってくださいね。
しかし、楽しいパーティだというのに、様子のおかしい子供たちがチラホラと。
どうやら、【1】でユグドラシルに唆された子供たちが、正気を失っています。
パーティで騒ぎを起こすだけならまだしも、海堂ら研究者の持つA.I.C.O.の新情報を狙っているようです。
このままでは、パーティどころか再びカプセルギアの危機です!
彼らの正気を取り戻し、ユグドラシルの手にA.I.C.O.の情報が渡るのを阻止しましょう。
※PL情報※
【1】で「唆される」ことを選んだPCは、こちらで敵キャラクターとして登場します。
その場合、【2】の全ての項目に対して普通に楽しむことは出来ません。
また普通に【2】を楽しむ方は、①~④全てに挑戦して正気を取り戻すバトルもする、というアクションは可能です。
但し、描写が大変薄くなるのでお勧めはしません。
メインにしたい行動1つに★をつけるか、アドリブ度を「S」に設定の上で、配分おまかせをお楽しみ下さい。
【3】その他
・7話、8話に参加していて、気になることを調査しなおしたい!
・それ以前の話や外伝であった出来事を、振り返ったり謎を解決したい!
・カプセルギアのシナリオが久々だから、何にも考えず、敵にも絡まれず楽しく過ごしたい!
などなど、お好きな行動もして頂けます。
NPCの登場可否 - 大きく制限はございません -
登録・未登録に関わらず、基本的に『誰でも』登場が可能です。未登録NPCの場合は、名前や口調、関係が分かるページをご提示下さい。
また、現在寝子島周辺にいないキャラクターでも、何らかの形で描写することができる場合もあります。
アイディアを振り絞って、ぜひ会いたいあの人とお過ごし下さい!
但し、特定のマスターが『個人で』扱うキャラクターは 登場が難しい こともあります。
判別が難しい場合は、1度お名前をアクションなどでお知らせ下さい。
その人を思っているだけになるかもしれませんが、可能な限り調整して描写させて頂きます。
●主要NPC●
プロフェッサーK(海堂)
カプセルギアを開発した研究者の1人。A.I.C.O.の名付け親で、メインシステムの育成者でもあります。
A.I.C.O.の評判を落とすため、自作自演の事故を起こし、一時意識不明の重体に陥りました。
現在意識は回復し、日常生活を送れていますが、まだ精神的に不安定なところが残っているようです。
苦渋の決断だったとはいえ、事故を起こしたことは後悔しており、A.I.C.O.の改良には前向きです。
CAPGEAR MEIJIN(愛光 秀光)
スーツ姿にノーマルヘッドのマスクをかぶったおじさん。元は国内唯一のプロ・ギアマスターでした。
そして現在は愛光堂の社長を務めており、会社の信頼回復に奔走しています。
実はA.I.C.O.開発者の1人でもあり、海堂とは顔なじみです。今ではすっかり和解しました。
※ 独自ルール ※ - こちらは他MSへ対応を迫る行為はお控え下さい -
浅野が担当するシナリオでは、 様々な短縮表記が可能 です。◆参照シナリオ◆
事実を確認するだけで良く、深い読み込みがいらないもの。どうしても前提にしてもらわないと困るもの。
これらに関しましては、できる限り参考にしますので『URLの一部』をお知らせ下さい。
【例えば】シナリオID3242の9ページと、トピックID2853の181番目の書き込みを参照依頼する。
【記入例】T/2853/181の結果を受けてS/3242?p=9で●●を成功。●●の情報はある前提の行動です。
シナリオは『S』、トピックは『T』と先頭に表記し、 IDから該当ページまでのURLは省略せず 、
そのまま提示して下さい。(たまに間違っていて、わからない時があります……)
※過去参加して頂いた浅野のシナリオに関しても、記憶違いを避けるためにご協力頂けると助かります!
(そのため、1度お知らせ頂いた内容であっても、必要な場合は都度お知らせ願います)
※必須じゃないけど知っておいて欲しいなという事柄については、 少しであれば 確認させて頂きます。
※但し、こちらは全てに目を通すと確約をするものではなく、あくまで余力があればとなります。
◆Xキャラ◆
Xキャラ図鑑もトピックなので、同じ手順で短縮可能です。
【図鑑に詳細がある場合】 X/2892/(書き込み番号)
【イラストに詳細や補足がある場合】XI/(イラストID)
※両方記入して頂いて大丈夫です! それでも不足している情報がある場合や、
まだ詳細がないキャラクターは、お忘れなくアクションに口調や性格などのキャラ設定を記載してください。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、
ブロンズなどボリュームの少ないシナリオでは特に、 無関係の行動などはお控えください 。
また、追加した人数分だけ PCさんの描写が減ってしまう こととなります。
そちらもご了承の上で、参加人数を調整してください。
※Xキャラだけを1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身の描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
◆持ち込みアイテムや参照イラスト◆
カプセルギアなどアイテムを持ち込む場合や、服装・性格説明の都合で参照して欲しいイラストがある場合は
それぞれの『ID』をお知らせ下さい。
【例えば】牧 雪人が『【カプセルギア】ボナパルト2』をアイテムとして持ち込む場合。
【記入例】CG/206
カプセルギアを『CG』、その他マイリストを『ML』、アイテムを『I』と先頭に表記して下さい。
【例えば】牧 雪人が『【カプセルギア】ボナパルト2』のイラストのみ所持している場合。
【記入例】IL/11932
『IL』と先頭に表記して、IDをお知らせ下さい。
※なお、アイテムやマイリストは、アクション送信時の情報が保存されません。
執筆期間中に編集を行うと、アクションと齟齬が出てしまう可能性があります。
投稿締切から1週間は 、該当のアイテムやマイリストを編集しないようにご協力ください。
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