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【ハロウィン】ミッドナイト・フリーキー・ツアーズ!
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【ウソとニセモノ】
今夜は、ハロウィン! というわけでして。
旅鴉 月詠
の身体のあちこちには、ツギハギラインのメイク。頭には大きなネジ! そして羽織った白衣は、
「んふふ。旅鴉さん、素敵な仮装ですね! フランケンシュタイン博士ですか?」
「そんなところかな。それで、次の品物はなんだい?」
フランケンシュタインの怪物と博士を合わせたような造詣は、漫画か何かのキャラクターのコスプレのようで、不思議と月詠にピッタリ! でありました。
月詠が促したところで、
「ええ。こちらが、わたくしの次のオススメ! その名も、『
うそつきねこったー
』っ♪」
どうにもはしゃぎがちな彼女が掲げてみせたのは、何の変哲も無さそうな、一台のスマートフォンです。
秘子の語る解説によりますと、このスマホの中にある短文投稿型交流アプリケーション『ねこったー』を起動すると、その人のアカウントを勝手に操作して、自動的に自画像つきの7つのつぶやきを投稿されてしまうのだとか。
「でも、そのうち6つは正しい情報ですけれど、1つだけ。突拍子も無いウソが混ざっているんです。んふふ、面白いでしょう?」
「ふむ。なるほど、これは危険だね」
月詠はスマホを手に取り、しげしげと眺めながらに、そんなことを言いました。
ひょい、と後ろから興味深げに覗き込んだのは、
音海 なぎさ
です。
「どんなウソをつかれてしまうか、分からないんだものね。確かに危険だね」
彼がそう言うと、月詠は首を振って、
「いや。まぁモノにもよるが、それが紛れも無い嘘だと分かるなら、それはいいんだ。むしろ問題は、正しい情報を6つも引き出してしまうという、自白作用のほうだよ」
「あ……そっか。なるほど」
確かに使いようによっては、相手が隠しているような情報までも、これで引き出してしまうことができるかもしれません。考えようによっては、恐ろしいアイテムなのかも……!
と、そんな話の流れの中で、
「さて、それじゃ試してみようか」
「あら、てっきりお試しになっていただけないものと……」
「非公開設定にしておけば問題無いだろう。その上でマズイ投稿は、削除してしまえばいいからね」
月詠は躊躇い無く、『ねこったー』のアイコンを、ぺもっとタップ。
途端。ぱぱぱ、ぱぱぱぱ! あっという間に、他でもない月詠自身のアカウントによる、撮った覚えの無い自画像付きの7つの投稿が、ねこったーのタイムラインに現れました。
その内ほとんどの投稿は、絵を描いている月詠ですとか、気ままに散歩中の月詠、学校で授業を受けている月詠、などなど、いつものありふれた彼女の様子ではありましたけれど……ひとつだけ。
「『アイスケースに入ってみました』。なるほど、バカだなぁ。これは嘘だと分かるね」
「あはははは!」
コンビニとかで、アイスクリームなんかが入っているあのつめたーいケースの中、すっぽりと入り込んだ月詠が、笑顔でピース! なぎさは、お腹を抱えて大爆笑です。
その後も何度か、月詠がぺも、ぺもっとアイコンをタップするたび、ずらずらと7つずつの投稿が並んでいく中に、身に覚えの無い突拍子も無いウソ投稿が混ざっておりまして。
『うちのメイドが彼氏連れてきた。面談なう』、『むしろ私が結婚しました』などなど、ぺもっぺもっと自画像を眺めつつ、
「確かに嘘ばかりだね。しかし私からすれば、これも全くありえないとは言い切れない。未来、あるいは並行世界の私に起きた出来事かもしれないね……ある種の忠告ともとれるし」
「え、じゃあアイスケースに入る未来も……?」
「それだけは無いな」
何やらムズカシイ推論を述べてから、ぺもっ、と投稿を全削除!
「嘘を嘘と見抜けなければ、ねこったーを使うのは難しい。ということだね」
月詠がそんな風にして遊んでいる間。
なぎさは、狭いロッカーのような空間の中、身動き取れずにじたばたとしておりました。
(どうなってるの、これ……?)
外からは、何かのアイテムを試しているらしい月詠と、その解説をする秘子と……そして。自分がけたたましく笑う声が聞こえてきます。なぎさ自身の声が!
(ボクの偽者が、まるでボクみたいに振舞ってる! どうなってるのー!?)
いつ、どのタイミングでそうなってしまったのかは、なぎさにも良く分かりません。けれどどうやらいつの間にか、偽者に立場を奪われてしまったようなのです……!
なぎさは手の中の資料をもう一度、隙間から差し込んでくる僅かな光を頼りに、読み返します。
FO/C-00486『コピースライム』
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
・FO『00486』は、
粘性のあるゲル状の流動部に、眼球状の光学受像器官を
持つ、不定形の生物
である。
・『00486』は主に、二つの性質を持つ。一つは
眼球で捉えた人物の身体的特徴
と、可能な限りの内面的特徴を模倣し、あたかも本人であるかのように振舞う
こと。もう一つは、
模倣した人物と『00486』自身の位置を言わばテレポートの
ようにして入れ替える
ことである。
・特殊な事例として、
同時に二人以上の人物を『00486』が認識した場合、全ての
人物の特徴を混ぜ合わせた新たな人物の像を模倣する
ことが確認されている。
・模倣は数分から数十分で終了する。またその際、移動した位置関係も同時に戻る
ことが確認されている。
※なお、ある保守点検担当者が恋人である民間人を無断で招き入れた上、
密かに本FOを使用し、生まれてくる子供の顔をシミュレートして遊んでいた
件については、双方の記憶を消去することで対処済みである。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
(数分から数十分、って言ったって……!)
その間に、偽者の自分が一体何をするのかと思えば……なぎさはもちろん、いてもたってもいられません。
なのに、狭いロッカーの扉には鍵がかかっているようで、押しても引いても、扉は開かないのです。
しばしがたがたと、脱出を試みておりましたら。
「だ、誰かー! 開けて、助けて……! 誰か……あれっ?」
ぱっ! 唐突に視界が開けまして、目の前には月詠と秘子、それに他の参加者たちの、怪訝そうな顔。
「音海さん、どうかされましたか? 『うそつきねこったー』、面白くなかったですか?」
「えっ? あ……」
どうやら効果は切れて、一瞬の内に元に戻ったようです。なぎさは、ほっ! 一安心。
「えっと……そんなことないよ、面白かったよ」
「そうですか? それは良かったです。それでは次の品物を、見学に参りましょうか♪」
あの偽者が、何かなぎさ本人にとって、不都合なことをしでかしたり……なんてことは無かったようですけれど。資料に書いてあった文言とは裏腹に、品物の管理の仕方は、いささかずさんであるようでして。
(……ここにいる誰かも、偽者……なんてことは、ないよね?)
なぎさは周囲の人々を見回して、そんな想像にひとつ、ぶるるっ! と肩を震わせてから、ツアーへと戻りました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月12日
参加申し込みの期限
2015年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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