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寝子島高校
寝子島少年科学団の、ロボットハートは乙女の夢を見るか?
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【駆け抜けろ、寝子島高校!】
本日も良い陽気でありまして、放課後の
旅鴉 月詠
は校舎の屋上にて、頭上を流れる雲など優雅にスケッチしておりました。
「……うん?」
ところが、さらさら、さらりと軽快に走っていたペンが、ある時に……ぴたり。
月詠は、目撃しました。しゅごーっと結構なスピードで、何かが空の向こうから飛んできて、すぽーん! 校舎の中へと飛び込んでいったのを。あとなんかひいひい息切れしつつやってきた、どこかで見た感バリバリの小汚いおじいさん三人組と、協力者たちの姿を。
「うん」
ぱたん。月詠は描きかけのスケッチブックを閉じまして、ペンやら何やらしまい込んで後片付けを済ませると、さっそく、迷いなく行動を開始しました。
「状況は把握した。何となく。要するに、あれを捕まえれば良いんだろう?」
お話が早くて、助かります!
「『寝子校に、メイドさん現る!』……っと。投稿完了ーっ」
スマホの画面をぺもっとタップ、ねこったーへ放出した写真付きのつぶやきに、
椿 美咲紀
は満足げに笑います。
「事件の起こるところに、新聞部アリ! というわけで、これは取材せずにはいられませんねーシュー君?」
「そうだな。解決ついでに、そうできれば言うことは無いさ」
放課後の寝子校では、運動部の面々がグラウンドで爽やかな汗を流しているのが見てとれるものの、文系部などは部室棟にでもこもっているのか、
八神 修
らの立つ廊下に、人気はほとんどありません。もっともそれが、今は校舎のどこかへと潜伏してしまったらしいメイドロボットとやらの発見を、にわかに困難にしているようです。
「……ぜい、はあ、ひい…………お、おお! ここにおったか、メンデレーエフよ。ひい、はあ」
息も絶え絶えといった様子で、やってきた寝子島少年科学団が修へとそんなお名前で呼びかけたのは、彼が寝子島少年科学団の、
名誉会員
ということになっているからです。
「お主が、学校に、ひい、ひい……残っとって、くれて、ぜい、ぜい。助かったわい、はひい……」
「はひ、はひ……お前さんも、協力、ぜは、はひ、してくれい……げほごほ、おえーっ」
「……もちろんですよ。俺も、科学団の一員ですからね」
メイドロボットを方々追いかけ回した末、すでにヘロヘロな彼らは、お年もあってこんな局面には全くもって、お役に立ちそうもありませんけれど。ともかくこうしてわざわざ連絡を寄こし、どうやら頼りにしてくれているらしいとあっては、修だってそれに応えるのはもちろん、やぶさかではありません。
そして修の横には、校舎内に残っていた、何人かの協力者たち。こんな時には大変に頼りになる、仲間たちの姿もありました。
「何人か、人手を集めておきました。協力して、まずは彼女を押さえましょう……俺も、自律行動が可能なロボットには、興味があるんだ。ロボットは、人類の夢だ……俺は彼女を、その行動の理由を、理解してやりたい」
彼自身、『猫ロボットGAO改』なるロボットを自作していたりするそうでして、科学団のみならず、メイドロボットさんにも親身に接するつもりであるようです。
と、そこへ。ごごごごご……。
「あっいたいた、いましたよーシュー君! メイドさんっ、ほらー!」
美咲紀が指差した先。しゅごごごご! ロケットエンジン噴射、目の前をカッとんでいく、メイドさん!
彼女はちらり、修や美咲紀、それにおじいさんたちにも目線を向けたように見えましたけれど、止まること無くしゅごーっと、すごいスピード。瞬く間に通り過ぎていってしまいました。
「おおうっ、逃げよるぞ! お主ら、早う捕まえるんじゃ!」
「ふーむ? しかし、あやつは学校なんぞに、何をしに来たんじゃ……?」
アインシュタインさんが唾を飛ばしながら叫ぶ横で、エジソンさんがにわかに、ふーむ。首をひねりまして、
「ジジイをお掃除したいんじゃろ、若モンにあふれたこんなところになんぞ、用は無いのと違うかのう……」
「いや。それについては、心当たりがあります」
けれど、修は語ります。
「学校にもお年寄りはいる。狙いは教職員だ、それもひときわ目立つのは……」
「……あ!!」
美咲紀もどうやら、気付いたようです。
そう。メイドロボットさんの狙いは、ここ寝子島高校でもっとも有名かつ、そしてもっともチャーミングな、あのおじいちゃん!
「
校長せんせー
!!」
何だかんだで少年科学団、ここぞというところでは、その技術力を結集して作り上げたグッズでもって、彼らをバッチリ! サポートしてくれます。まぁ協力を申し出てくれる皆さん、揃って『いや、神魂じゃん?』とあえて仰る方もおらずお優しいもので、少なくとも三人組はプライドを打ち砕かれることもなく、喜々としてそれを手渡してくれました。
「『超電磁浮上滑走機』じゃ! こいつがありゃ、年寄りにはこたえるこのクソ長い廊下も、あっちゅう間にすっ飛んでいけるっちゅう寸法じゃ……ぬわー!?」
さっそくインラインスケートのような形の科学団謹製グッズを身に着け、どぎゅん! 凄まじい初速で飛び出したのは、
羽生 碧南
です。
「! すごい、これ……少年科学団、だなんて。本物かしら?」
生身のリニアモーターカーと化した碧南は、地を滑り、壁を滑って急カーブ! 直線ではさらに加速……時には天井までも、螺旋を描くようにぐるり、一回転! 風を切って、校舎内を疾走します。放課後の静かなひと時であることが幸いして、碧南は思い切り、全力で駆け抜けることができました。
「気っ持ち、いいっ……!」
碧南は、その圧倒的スピード感を堪能しながらも……誰かが片付け忘れたのでしょうか? 廊下に立てかけてあったモップを通りすがりざま、かっさらうようにして手に取り構えると、表情はやがてぴりりと引き締まり、バスケットコートの上で見せるような、まさしく『戦う女』へと心を傾けていくのです。
メイドさんは校舎内のどこかへ隠れつつ、時にしゅごーっと廊下を飛び回り、校長室を探しているようです。
「つまりそいつを見つけて、とっ捕まえればいいわけだな?」
「でも、あんまり乱暴はしたくないなぁ。だってロボットって言っても、おじいちゃんたちの娘だよ?」
同じくインラインスケート型の浮上滑走機でかっ飛ぶ
御剣 刀
と、スケートボード型に乗って疾走しつつもまんじりと眉を寄せ、思案する
桜庭 円
。さらにそのお隣には、なんかコタツみたいなでっかい滑走機に乗ってしゅいーんと進む、シュールな科学団の姿もありました。
円は続けて、
「あの子に乗っけたっていう『ポジトロン電子頭脳』って、確かロボットものの小説に出てくる、架空の技術だよね?」
「おっ、よう知っとるのう円ちゃん、そのとおり! ワシらの敬愛する、あの偉大なるSF作家の作品からヒントを得て……」
「だったらなおさら、あの子はおじいちゃんたちの好きなものが詰め込まれた、夢のような娘さんってことだよね? ボクとしては、おじいちゃんたちにはロボットとかモノとしてじゃなくて、娘として愛してあげてほしいなぁ……」
「む、むむむぅ?」
もっともな円のお言葉に、深い思慮とかそーいったお考えとは縁遠い彼らは、むむむっと考え込んでしまいました。
「……! 見つけた、あそこか!」
彼らが疾走しておりますのは南校舎、その廊下の窓から見える反対側、北校舎の一室に、きらり! きらめく鋼のボディ。刀は、身を潜めたロボットメイドさんを見つけるなり、
「よおし、ならばショートカットだッ!」
壁を蹴り、廊下の開いた窓のひとつから、ずばっ! 飛び出します。視線は一点へ、北校舎のとある教室へ……!
「あー。刀くん? あの教室って確か、今……」
「アイ・キャン・フラーーーイッ!!」
円が何か言いかけたものの、刀は、大ジャンプ!! 弧を描いて空中を滑走し、やがて、どかーーーん! 向こうの教室へと狙い違わず、真っ直ぐに飛び込んでいきました。
やがて上がる、きゃー! いやー、へんたい! といった、甲高い悲鳴のような声……と言いますか紛れも無い、女子生徒の悲鳴ですこれ。
円は知っていました。さっき、誰かが話していたのを何とはなしに、聞いていたのです……刀が飛び込んだ家庭科室では今、家庭科同好会だか演劇部だかの女子たちが、自らこしらえた服やら衣装を試着したり着替えたり、の真っ最中であるらしいことを。
「いやっ、違う! これは事故であって、不可抗力というか! とにかくすまない、急いでるんだ。いたたた、引っかかないで、殴らないで……」
「さすが、ムッツルギくんだなぁ」
「御剣だぁぁぁあああ!!」
叫びは、遠く儚く響きました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月03日
参加申し込みの期限
2016年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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