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寝子島少年科学団の、ロボットハートは乙女の夢を見るか?
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【守れ、旧市街!】
季節の風はちょっぴり冷たくも、降り注ぐ陽光はぽかぽかとあたたかくて、
城山 水樹
はうっすらと目を細めて、微笑みます。
「今日も、良い天気ねえ」
参道商店街に軒を構えるとある古書店は彼女の実家で、大学の講義や読者モデルのお仕事がお休みの日には、時に看板娘として店番をすることもありました。
水樹はカウンターの中から、お店の外、ずらりと並ぶお年寄りの列を眺めます。今日は何やら、近くの和菓子屋さんにて、『お買い上げごとに大福一個プレゼントキャンペーン!』が開催中だそうでして、なかなかの盛況ぶりのようです。
その様子を微笑ましく、水樹が眺めておりましたら。ずんずんずん、とやってきたお客さんは、三人組のおじいさん。揃って少々小汚い、白衣を羽織った……。
「いらっしゃいませ、どんな本をお探しですか?」
「おお、古めかしい店構えにしちゃ、若くて綺麗な看板娘さんがおるじゃないか」
「お上手ね、おじいさん♪ ……あら?」
何だかエロジジイっぽくも、褒められて悪い気はしません……けれどそこで、はたと気付きます。
「そういえばさっき、ねこったーで見たわね。少年、科学団? とかなんとか……」
「お前さん、こんな窮屈な店に閉じこもって、元気が有り余っとるちゅう感じじゃな。ちょいと手伝っちゃあくれんか?」
「え?」
「あんまし時間無いでな、ほれ行くぞ、あ、このベルトつけてな」
「え? えっ?」
なんて、あれよあれよ……気付けば水樹は、奇妙なベルトを腰につけられ、おじいさんたちに囲まれ、早口でまくしたてる説明など聞いているうち、あっという間に。
「な、何で浮いてるのー!?」
商店街に並ぶ店たちの屋根の上には、同じように、ふわふわ! 宙へと浮かんで漂う、意気軒高な三人組のおじいさんと、気の毒そうな目線を水樹へと寄せる、彼らの協力者たちがおりました。
「というかだね、これだけはツッコんでおくよ!」
『反重力制御ベルト』を解除し、しゅたんっと軽やかに屋根へ降り立った
伊賀 解理
は、彼ら少年科学団との邂逅も、もはや数度目。ツッコミも慣れたものです、彼女的には実に、不本意なことに。
「何でメイドロボに、あんな過激な武装が装備されてるんだね! 世の悪党までもゴミと一緒にお掃除してしまおうなどと、正義のロボットか何かでも作ろうと思ったのかね! これだけはツッコんでおくよ!」
「いやぁ、そのほうがカッコイイし……?」
悪びれずかりかりと頭をかいたアインシュタインさん、特に深いこと考えてたわけじゃなさそーです。ノリですきっと。
けれど解理も、ぷんすかと憤慨はしつつも、
「まったく……まぁ僕も、協力しないとは言わないよ。あのロボットが暴れ回って、『彼』が巻き込まれでもしたら、大変だ……」
「お? なんじゃ解理ちゃん、彼氏でも出来たんか?」
「ほほう、そりゃまた、青春じゃのう。アチチじゃのう」
「ま、ワシとハナちゃんのらぶらぶっぷりにゃあ、ちょいと敵わんじゃろうがの」
「~~~ッ!? ききき、君たちには関係ないだろうッ!!」
割とアブない武器など持った相手がまもなくやってくるであろうというのに、いつも通り、緊張感のない彼らでありました。
「でも、ロボットさん、何でそんなに怒ってるんだろうねぇ?」
こちらものんびり口調ながら、話を本題へと引き戻したのは、
曖浜 瑠樹
くんです。純粋無垢な好奇心で、おじいさんたちの発明品に興味津々な彼は、もっともな疑問を問いかけます。
「何か、イヤなことでもあったのかねぇ」
「そうだとしても……ロボットが人間に危害を加えるのは、人間の責任だわ」
科学者気質、実際に様々な研究を手掛ける
神野 美野梨
は、今回の件に前のめり。メイドロボットの仕組みや行動原理にも大いに興味を抱いて、自ら協力を買って出ました。
「自分で考えて行動するロボットを作るのなら、その明確な判断基準を、人間がきちんと組み込んであげなきゃいけないのよ……」
と、美野梨は思うものの、ちらり。見れば調子に乗って、真っ赤になった解理をからかって遊んでいる彼らに、そのような熟考や深い思慮を期待するのは、どうにも難しいことのように思えます。
巻き込まれた水樹は、はふう、と諦めのため息。
「どうも問題は、あのおじいさんたちにありそうね……掃除を命じたそうだけど、その言い方や、言葉の選択にもミスがあったんじゃない?」
彼女は眼下、大福キャンペーンに並ぶお年寄りたちを見下ろして、
「とはいえ、まずはそのメイドさんを、止めてあげることよね。ご近所のお年寄りが襲撃されるのを、黙って見てるわけにはいかないわ……話を聞いて説得するにも、再プログラムするにしても、それからってことよね」
「そうね……私、すごく彼女に興味があるの。破壊して事なきを得るような終わりには、させたくないわ」
「うん、オレもそう思うなぁ。メイドロボさんとも、仲良くしたいねぇ!」
瑠樹がにっこり、無邪気にそう言うと、水樹と美野梨もまた、こくりとうなずきました。思うところはみんな、大様にして同じであるようです。
屋敷野 梢
は、むむむむむ。不機嫌そうなお顔。じいっと眺めた空の向こうに、しゅごーっと飛んでくる影を見据えつつ、
「ふぅん。心が宿った機械、ですかー……ふーん」
つまらなさそうにつぶやいて、ふんすっ、ひとつ鼻を鳴らします。梢さん、本日は何やら、少々気に入らないところがある模様です。
ともかくも、彼女は後ろを振り返りまして、
「それで、メイドさん飛んできましたけども。どーいう作戦で行きます? あの船の上みたいに、大っぴらにやっちゃうわけにもいきませんよねー」
「うむ。これを使うとするかの」
エジソンさんが取り出したのは、小さなビー玉のような丸い球がくっついた、腕時計型のグッズです。たくさん、この場の全員に渡るくらいの数があるようで、みんなへと次々に手渡していきます。
「『エーテル波動式偏光迷彩改』じゃ! こいつを全員で使えば、ちょいとばかし派手なことになっても、どうにかごまかせるじゃろ」
「光学迷彩! 何て素晴らしい技術力だろう。科学団の皆さんを、尊敬しますよ!」
「おお、そうじゃろそうじゃろ! 若いの、なかなか見る目があるのう!」
大げさに述べた
屑利 執
は、科学者一家の生まれ。彼自身も研究こそが何にも勝る至上命題と掲げる、サイエンス馬鹿一代であります。すぐにもそんなグッズの使い方は把握して、ぱち、ぱちん、とスイッチをONOFF。ぱっぱと姿を消したり現れたりしては、その効果に感動しております。
(こんなトンデモメカを作れるとは、少年科学団……なんと知識欲をかき立てられる存在だろうか! ここはひとつ、彼らに恩を売って、教えを請うことにしようか……)
「姿を隠して待ち伏せ、ってわけですねー。でもそれだと、メイドさんは私たちをスルーして、あそこのおじいさんたちを狙うんじゃないんですか?」
そんなわけで執は、梢の問いに、ここぞとばかりに申し出たのでした。
「ふっ。それならば、良い手がある!」
ぶわっくしょーい! その時、寝子島からは遠く離れた本土のあるところで、ひとりのサラリーマンが、大きなくしゃみを寒空へと響かせました。
ぞぞぞ、と背筋を走った悪寒に、つるりとした頭をひとつ撫でて、
沼田さん
は遠い目をして天を仰ぎつつ、思ったということです。
あ、これきっといつものパターンだ……ひどいメに合うヤツだ、と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月03日
参加申し込みの期限
2016年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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