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寝子島少年科学団の、ロボットハートは乙女の夢を見るか?
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【メイドさんを迎え撃て!】
さんさんと、まぶしい太陽の下、漂う潮風の香り。
「ですから、そのように言われましても」
「んだーっ、融通の利かんヤツじゃのう!」
ざぶーんっと白波打ち寄せる、ここは星ヶ丘マリーナ近くをゆるりと遊覧する、豪華なクルーズ船の上。びしっと着込んだ黒スーツの係員と、薄汚れた白衣のおじいさん三人組、寝子島少年科学団の対比ときたらなんとも、こう……少々、哀愁を誘う構図であったことは否定できません。
それはさておき、船上では今、星ヶ丘在住のちょっとリッチなお年寄りたちを対象に、優雅な船上パーティーなどが催されておりまして。問題のロボット、科学団謹製の発明品、家事ならなんでもござれなスーパーメイドさん! が原因不明な暴走の末、しゅごーっとロケットエンジン点火、こちらへ向かって飛んでいくのを目撃したもので、彼ら科学団はこうして押し掛けたのでした。
「じゃからきっと、ジジイにあふれたココが真っ先に狙われよるっちゅうとるのに、この頑固モンが!」
「当パーティーはハイソでセレブな催しですので、そのように小汚い……おっと失礼。正装をなさっていただかないと」
ところが、科学団のおひとり、エジソンさんがこうしていかに危険を訴えようと、黒スーツの係員は頑として、一向に甲板へ続く道を開けてはくれないのです……もっともそれこそが彼のお仕事であって、当然と言えば当然ではありましたけれど。
「ちょっと、よろしいかしらぁ?」
しゃなりと。黒服さんに声をかけ、ちょこっとスカートの端を持ち上げて一礼してみせたのは、
毒島 虹子
です。実はなかなかにお嬢様な彼女のハイソでセレブな佇まい、少なくとも見た目には丁寧かつ優雅な物腰には、相手もちょっぴり居住まいを正します。
「私、毒島家の者なのですけれど。大事な用があるんです、乗せてはいただけませんか?」
「は、毒島……とおっしゃいますと、もしや、あの大手アパレルメーカーの経営で名高い……!? これは失礼を! そういうことでしたら。どうぞ、お通りくださいませ」
あっさり! 黒服さん、虹子のご実家についてはご存じだったようでして、何ともあっさり通してくれました。ジジイとの対応、ダンチ!
「なんぞ納得が行かんが、まぁええわい……うむ、さすがワシのお気に入りの虹子ちゃんじゃ!」
と述べたエロジジイいやさコペルニクスさんへ、
「いいえぇ、この程度、お安い御用ですわぁ♪」
にっこり微笑んだ虹子の、なんとも頼もしく、そして優雅なこと!
さて、一行がさっそく甲板へと上がってみますと、そこには確かにいかにもセレブーッといったカンジのお召し物を纏った、上品そうなお年寄りたち。談笑したり、並んでいる料理をつまんだり、和やかで楽しそうな船上パーティーの様子が目に飛び込んできます。
「……あらあら?」
その中で、ひとりのおばあさんがふと彼らに気付いて、声をかけました。どうやら顔見知りの様子です。
「私の可愛いアインちゃんに、楽しいお友だちのおふたりもご一緒ね。どしたの? こんなところで」
「ぬおっ、ハナちゃん!? ハナちゃんも、この船に乗っとったんか!」
それは、以前に
諸々ありまして
、科学団のリーダーたるアインシュタインさんと、今ではラブラブお付き合い中な彼女さん。チャーミングな、高根 ハナおばあちゃんでありました。
ハナさん、場違いなおじいさんたちや、その後ろに控える若者たちをひと通り眺めるに、にやーり。ひとつ、意味深な笑みを浮かべまして、
「虹子ちゃんに……それに以前、私のお屋敷に来てくれた子たちもいるわね。私に会いに来てくれたのかしら? それとも……ふふ。また何か、悪だくみ?」
「あ、いや。その」
普段の虚勢はどこへやら、彼女の前だとしどろもどろなアインシュタインさんへ、けれど横から、ありがたーい助け船。
「今日は……そう。アタシらと師匠たちで、ちょっとしたショーをしにきたんだ」
そんな風に言ったのは、人呼んで、少年科学団の愛弟子。
竜造寺 洸
! いつぞやの騒動にて、おじいさんたちの技術力(神魂ですけれど)に惚れ込んでしまったらしい彼女は、三人組を師匠と呼んで敬愛し、彼らのためならこうしてばびゅんと駆けつけてくれる、なんともありがたいお弟子さんなのでした。
「ショー?」
「そう、派手なやつをね! だからハナさんにも、じいさんばあさんたちにも、楽しんでもらいたいんだ」
なんて言った洸の言葉はもちろん、とっさの言い訳ではありましたけれど。ハナさんは、まじまじとそのお顔を眺めた後に、
「ふふん……? なるほどね、そういうことなら。私も楽しませてもらおうかしら?」
アインシュタインさんへ、ぱっちん! 茶目っ気たっぷりにウィンクを飛ばしてから、彼女は並ぶテーブルの向こう、お年寄りたちの集まりの中へ、悠々と戻っていきました。
「ふーう。ごまかしてくれて助かったわい、洸ちゃん……さすがは、ワシらの弟子っちゅうところじゃな!」
「へへ。でもこれで、上手くやれば怖い思いをさせずに、出し物か何かだと思ってくれるかも……」
「……どうやら、おしゃべりは、そこまでにしたほうが良さそうだよ」
ぴりりとした空気を纏い、
サキリ・デイジーカッター
が空を見上げて言ったのは、その時でした。
目線の先に、しゅごごごご……煙の尾を引く、ロケットエンジン。びかーん! と輝く、エメラルドグリーンのカメラ・アイ。空を飛んでやってきたのは、メイドさんロボット!
サキリは、科学団が慌てて取り出し始めた道具たち……ごてごてと色んな部品がくっついた、奇妙な銃と盾を手にすると、にっ。口元を吊り上げて、
「事の経緯を聞いた時は、思わず脱力しかけたけどね。少年の心を持ったまま、こんな科学力を手にした大人なんて……ってね、でも」
やがて炎を噴きながら、甲板へふわりと降下してきたメイドさんロボット……見た目はロボロボしい(?)ながらも、エプロンふりふり、ヘッドドレスもひらひらで、見ようによっては可愛らしく見えなくも無い彼女は、周囲をぐるりと見回しまして、
「あら! これはこれは、ジジイがたくさんいらっしゃいますね。お掃除のし甲斐がありそうです☆」
「……なかなか、手強そうだ。楽しませてくれるかな?」
(……? 何かしら、外が騒がしいみたい)
乗船しているお年寄りたちは揃って、すこぶる元気。寝子島総合病院から派遣されて、船内の医務室を一時的に預かることとなった
深倉 理紗子
は、船酔いの薬を何度か処方してあげたくらいで、むしろいつもの殺人的な多忙からは一時解放されて、のんびりとした時間を過ごしておりました。
そんな中に聞こえてくる、何やら、どどん、どぱぱぱぱん! ずごごごご、なんて派手な音……つい、うっかり。理紗子は医務室の扉を開いて、外を覗いてしまいました。
「お年寄りの皆さん、慌てないで! 僕らは、少年科学団ッ! 僕らが来たからにはもう心配ご無用、さあ皆さんは向こうに避難を!」
「おっ、サキリ君、ノリノリじゃん! いいね、その調子で頑張ろうっ」
「竜造寺さんが言った、どうせなら出し物みたいにして、お年寄りを怖がらせないように……って、良いアイディアだと思ったからね。僕も協力させてもらうよ」
「あらあら、おふたりとも? 今は目の前のお相手に集中しないと、足元をすくわれますわよぉ?」
何やら奇妙な……そしてどこか
見覚えのある銃
を手にした、サキリに洸、虹子。
空にはシュゴーッと、
「んもー、お掃除のお邪魔をされては困りますよ、ご主人様にお嬢様? おイタをされるなら……みんな一緒に、お掃除しちゃうゾ☆」
きゅぴーん! なんか手でハートみたいの作って、きゅるーんくねくねっとカワイコぶった、この……ロボット?
加えて近くでは、
「いやあ、女の子のメイドロボットだなんて、おじいちゃん分かってる! 分かってるなぁ、よーしここはあたしがじっくりたっぷりねっとりと、その出来栄えを確かめてあげようじゃないか! グシシシシっ」
「おう、未沙ちゃんじゃったか、お前さん話が分かるのう……ねっとり?」
コペルニクスさんと何やら不穏当なお話をしております、
朝野 未沙
ちゃん。そのグシシっという笑いを見つけるに至っては、イヤーな予感はもはや確信へと変わり、
(……うん。わたしは何も見なかった)
ぱたむ。理紗子さんは静かに、扉を閉めました。
と思いましたらやっぱり、がちゃーっ!
「おーっ理紗子ちゃんじゃあないかこの前は世話になったのうー、ところでちょいと困っとってなあ手伝っちゃくれんかのう!」
「い、いやあーっ! 私は平穏に! 平穏にーっ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月03日
参加申し込みの期限
2016年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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