(コンクリート剥き出しの殺風景な部屋。間接照明で薄暗い。
スチール机にデスクトップパソコン。椅子に座ってキーを打っていた男が振り返る)
……なんだあんた、お客サンか。
ご覧のとおり此処は廃墟の雑居ビル。付近の住民からはシーサイド九龍って渾名されてる。昔そんな名前のスラムの複合団地があったんだってな。
ホームレスやガキがよく潜り込んで困ってる。勝手に間借りしてる身でうるさく言えねえが……
なんでも昔殺人事件があったとか。自殺騒ぎはザラ。飛び降りる瞬間を見ちまったヤツはゴシュ―ショーサマ。
地下一階五階建てだが、一部異空間に繋がってるって都市伝説が囁かれるよーなカオスな場所。
興味本位で潜りこむのは構わねーが、迷子になったり行き倒れても面倒見ねーぞ。
自己責任ってヤツだ。
ま、明るいお天道様の下でやったら手が後ろに回るよーな事をしたい連中にゃいいんじゃねえか。
俺?
……ワケあって横浜から逃げてきた。今は情報屋やってる。欲しいネタありゃ言いな、料金は応相談だ。
名義上はコミュの管理人て事になってるが、特に何をするでもねえし、トピ立てはお好きにどうぞ。
タイトルの最初に「〇階」って階数を入れるとわかりやすいかもな。
……んじゃ、もう一眠りすっか(雑誌を顔に被せてソファーに寝転がる)
>暗道
何やってんだお前・・・(壁を壊したのを見て
>ジニー
はっはっはっ!美男子か!お前わかってるな!
自分でも覚えにくい名前だとは思う。まぁ、適当に略してもらって構わねぇ。
自分自身でもこんなに早く継ぐつもりはなかったんだが決まり事だ、仕方がねぇ。
継いだからには引っ張っていかなくちゃな。
「蟲毒」・・・か・・・(顎に手を当てて
ふむ・・・。まぁ、いいや。
そうだな!お前さんの組織から「見つけて引き渡せば大金払う」なんて言われた日には金に目が眩むかもしれん(笑いながら
それにしてもこの国はなんなんだ?
下っ端になればなるほど賄賂が効かねぇ・・・だからと言って上に行けば寧ろ逆だ。
お蔭でやり難くて仕方がない。
>唐沢
知らねぇならいいさ、そのうち嫌でも分かる日が来る。
>情報屋
音楽は好きだ。だが、現実を考えるとな…。
…ナルシストの思い込み、な…。ひとくくりにするのは軽率だったか…。
まぁこの格好もオレが好きでかっこいいって思って着こなしてるもんだし、顔だろうが肩書きだろうがそんな理由でも、俺達の曲を聞いてくれる訳だし、感謝すべきだったな。
差し入れ…?何の話だ? まぁいいや。世話になったし次はフライヤーと一緒になんか持ってくるか。
…そろそろデモCDでも作るか…。
(ヴォールクの言葉に首を傾げ)
ろっこん? んだそりゃ?
(破壊音を聞き)
…って、え、は? あ゛ぁ…?(呆然)
最後にとんでもねぇ幻覚を見た…バイトの同僚がこんな所で壁ぶっ壊してるわけねぇよな…。
とっとと帰ろう…つか、寝よう…(退室)
>和哉
そうなんだよなー……あそこ薄暗くてヒンヤリしてるし俺みてーな日陰の住人にゃ心地いいんだ
こう、落ち着くっていうか?座席も固すぎず柔すぎずしっくりくる
銃声や爆音がうっせーハリウッドの脳筋アクション映画の時は起きてる。俺の耳はデリケートでね……んでも疲労MAXだったら寝落ちコースだが
>ヴォールク
ぶっ!?(煙草を吹き出す)
……驚いた、ロボットの下からマトモな美男子が出てきやがった。
クロウディア・ホワイトウルフ・リュイセンヴェルグ……か。舌噛みそうにご立派な名前だな。しかもそのトシでマフィアのトップたァ世も末だぜ。
ふーん、チャイニーズとも……ね。じゃあ俺がいた組織とも繋がりあったかもな。「蟲毒」ってんだが……
ああ、この話は忘れてくれ。ドジ踏んで追われる身だ、滅多な事は言えねーな。
>暗道
ぶっ!!?(咥え直そうとした煙草を再度吹き出し盛大に咳き込む)
ごほごほっ……てめえ何ひとんちにどでかい穴開けてやがる!?あーあ……場所が場所だけに業者も呼べねーし……
責任もって直せよ?裏に廃材あっから。工具箱はどっかそのへんで埃被ってる
大工のお手並み拝見だ
>洋美
壁とこいつより俺の心配しろよ
……あーいや違うそーゆー意味じゃなくてだな……!ってかここはアンタみてーな善良な一般人が来る場所じゃねーって言ったろ、拉致られて売り飛ばされでもしたら家族が哀しむぞ
俺は男女間に友情が成立するって説なァ懐疑的でね……(ただでさえ女は苦手なのにこんなド天然どう扱えばいいんだよ)
面倒見がいい?はっ、冗談
……で?仕事は見つかったのか
>劉さん
(何となく雰囲気で何か察し)え?え?着ちゃだめでした?(おろおろ)
(その辺に座れば?と言われるとほっと安心して座り)
(友達になった覚えはないといわれ)えぇ?部屋に遊びに着たりよくお話しするのって友達って言いませんか?……水先案内人とフリーター……確かに私はフリーターで、劉さんは情報屋ですけど……(今一ピンと着てない感じで少し唸り)
>(鹿黒さん)
根性……ですよねぇ、努力すれば私もあの容量を一瞬で収納できたりするんでしょうか?(少し目を輝かせながら
>(堀さん)
えぇ、最初は悪態とかつくけど、結局色々親切してくれるの、いい人よ
>(暗道さん)
ひゃ!?(壁が壊れたのに驚き)
いい一体何が……もしかしてさらに老朽化が進んできたんじゃ……(暗道さんに気づいて)
あ、怪我はありませんか? こないだまでは大丈夫だったんですけどねぇここの壁……(壊れた壁見上げ)
おっと…ちと派手にやりすぎたかな?(壁破壊して登場)
だがこいつはなかなか便利だな、使いようによっては色々使えそうだな…
ってありゃ?
なんか見覚えのある場所に出て来ちまったぞっと。
>堀
こういう能力なんだ、俺のは。
ろっこんという奴だな。
>リサ
・・・うーん・・・俺もまだまだ甘いのかねぇ・・・
おう・・・なんか悪かったな(泣いてるのを見て
>ジニー
ふっ・・・トップがかくれんぼしてたらその組織は終わりだ。
それじゃあ飽きねぇようにしねぇよな(笑いながら
さて・・・改めて自己紹介するか・・・。
もう素顔を晒しちまったら隠すこともねぇしな。
クロウディア・ホワイトウルフ・リュイセンヴェルグだ。
一応こんな年だがそこそこデカいマフィアのトップでな。日本語で言うと「狼の群」って組織だ。
「チャイニーズ」とも何度か取引しているんだが・・・。
なんでこんな辺鄙な島に来たのかは・・・もう初めに言ったか。
>鹿黒
はっはっはっ!そりゃ安心出来る。
せいぜい「オシゴト」の対象にならないように努力する。
>唐沢
俺のろっこんさ。
流石にサーカスでは無いなぁ。
>(ジニーさん)
おお、同じかもしれん。
趣味にあわん映画とかみてると眠くなるな…。
涼しいわ、椅子は丁度いいわ…。
あそこは天国みたいなもんだ。
青春しすぎて、手遅れにならんように気をつけないとだな…。
>冴来
出来れば変わらんで欲しいぞ…。
家族に心配かけたかないってのは、
わからんでもないが…。
(眠る様子を見て)
何か悩みでもあるのかね…。
起きたらどっか気晴らしにでも連れてってやるか…。
>カズ
箱ごと捨てる、は試したんだが
気がついたら我慢出来ずに買っちまってるんだよな。
しっかりした人間に協力を求めた方がいいか…。
応援サンキューな。
適当に頑張るよ。
>洋美さん
(ジニーさんと洋美さんを見比べ)
ふむ。兄さん面倒見がいい人なんだな。
>洋美
あーあ、来ちまった……アイコンタクトの意味勘違いしてんな絶対
他人のふりっつーか、他人なんだけど……街ですれ違って道教えたら妙に懐かれちまって……つーかあいつよくこの部屋入れたな、空気が澱んでるのに。どっからどう見ても社会不適合者の巣だろ……
(気を取り直し)あー、まあそのへんに座れば?茶はださねーし。喉渇いたんならぬるいコーラでも呑め、賞味期限は大丈夫だから
(「友達」という答えに微妙すぎる顔になり)
友達になった覚えはねーよ、誰が女なんかと……えーとアレだ、迷子と保護者みてーな……違うな、フリーターと水先案内人?
>鹿黒
へえ、元はこの島の出か。自分の足で歩いて見て回ろうなんて殊勝な心がけだな。俺はすぐへばっちまうが……
主従愛に非ず保身ね。その考え方にゃ共感できる。忠誠だの献身だのキレイごと並べるよかよっぽどしっくりくるね(油断ならねー相手だな……)
こっちこそ、無神経な事訊いちまったな。ご忠告どうも、体はせいぜい大事にするさ。
……煙草はやめらんねーけど(ぼそっ)
>カズ
「音痴」が気に障ったか。そりゃ悪ィ、俺はまたてっきり人生の迷子が一匹まよいこんだかと。
ふーん?割り切ってんだな(疑わしげに)ま、確かに狭き門で収入は不安定だが……クール気取った軽口から透ける熱さが、音楽に情熱傾けてるように見えたもんでね。
「V系バンドのベーシスト」ならそりゃウケんだろ。ルックスに群がってるって指摘もあながち的外れじゃねーが……そんなんばっかでもねーだろ。てか、全部それってのはナルシストの思い込みだぜ?アンタの音楽がホントに好きで通ってるのも中にはいんだろーさ。
俺は……実際聞いてみねーとわかんねーけど
(箱?麺?隠語……いや業界用語?見た目も尖ってっけど、バンドマンはスカした言葉使いやがんなー)
どーぞ、スタジオ代わりに使ってくれ。俺は基本的に夜行性で深夜に活動してっから、騒音で叩き起こされて迷惑って事もねーだろ。BGMだと思う事にする。
……差し入れもこっそり期待しとく。煙草や食い物だと嬉しい。
>ヴォールグ
人間…?
(変身した様子を見て目を見開く)
…ッ!? 俺は疲れてんのか? くそ、サーカスにしちゃ出来過ぎだ…。
>和哉
惰性と依存だな…。
アドバイスだ。やめるって覚悟が決まったらスパっと辞めろよ。
荒療治だが、周りにタバコを持っていたら取り上げてくれるような奴がいれば協力してもらうのが早い。
これは俺の体験談だ。
>情報屋
ちょ、勝手に迷子認定すんな…!
方向『音痴』呼ばわりが気になっただけだ。
…って、言われてみりゃ、確かに気にし過ぎだったな…。頭にすぐ血が登っちまうのが俺の悪い癖だ…。
思いつめるね…そう見えるほどか(苦笑)
チェリーってそういう…フッ(思わず噴き出す)
まぁ、俺らみたいなバンド見に来るのは大抵が女だ。かなりミーハーな類のな。
さぁな…俺みたいな奴はモテるっていうんだろうか…。どうも箱(ライブハウス)に来る連中は『V系バンドのベーシスト』っつー肩書きでキャーキャー言ってるようにしか見えなくてな…。
モノ好きな奴は金で麺(メンバー)をどうにかしようとする有り様だ。
フロアにいる男を誰彼構わず逆ナンする奴もいるし…。
来る時はフロア後方で静かに見てることをおすすめするぜ。静かにしてりゃぁ…まぁ大丈夫…か…??
じゃ、情報屋、って呼ばせてもらうか。
…残念ながら音楽で飯食ってく気はない。俺に人生棒に振るほどのリスクを背負う覚悟なんてねーよ。
音楽はあくまでも趣味だ。仕事にはしない。(どこか自分に言い聞かせるように)
音楽は大学に通ってる間に腹いっぱいやって、来る時が来たら身を引くさ。
へぇ、じゃありがたく地下の何処かをスタジオ代わりにさせてもらうかな。
(眉根を寄せて)…どっかから…? それって盗で…。いや、なんでもねぇ、言わぬが吉って奴か。
ハートに響くね…そんな大した人生送ってねーよ。俺の好みでやってるだけさ。
万が一響いたらこれ以上にないってぐらい、嬉しいがな。
(肩にかけていたカバンを背負い直し)
…はぁ、妙な幻覚も見ちまったようだしそろそろ帰るか…。
情報屋、またふらっと来たときゃよろしく。次はフライヤー持ってくるぜ。…迷子じゃねーから案内もいらねーし金も払わねーぞ。パン屑もねーが、伊達に都会のコンクリートジャングルを歩きまわってねーさ。
(和哉を見て)禁煙するなら頑張れよ、出会ったよしみだ、応援してやる。
(壁に凭れたまま軽く室内を見渡し)
改めて御機嫌良う。
ンで、よろしくなァ(左手をひらりと振り
ん、リサお嬢ちゃんだな、仰せのままに(恭しくお辞儀をし
訳なンてねェさ、こういうオシゴトってだけでな。
覚悟持ってやってるからな、問題無ェさ。
…っても、全くオススメ出来ねェオシゴトだけどなァ(肩を竦めてみせ
一人ぼっちってか。
顔上げてみりゃあ、実は周りに暖かいのがたくさん居りました、なァンて事もあるかもな?(微笑み
おう、いってらっしゃい(左手をひらひらさせ
ヴォールク坊ちゃんだな、了解。
俺ァ鹿黒だ。
勿論ちゃあんと本名だぜ、安心しておくンな?(にまり
はは、オシゴトでもねェのに人様に手ェなンて出さねェよ。
特に、坊ちゃんみてェな子供にゃあな(元に戻った坊ちゃんに緩く笑み
いんや、気ィすんな情報屋のにーさん。
今よ、島中の地図を頭に叩き込んでンだ。迷子みてェなもんさ。
久々に帰って来たら、開発が進んでるのなんのでさっぱりでな。(首を緩く振り
主従愛…や、保身ってヤツだぜ。
雇い主達の情報は護らねェとな、信用問題ってヤツだ。
…はは、ありがとうな、よろしく頼むぜ(壁に凭れたまま笑んで、握手の手真似をし
腕?あァ、ちょいと無茶したらスパッと、な。(右目の傷をなぞりつつ
名誉の負傷さ、それに色々楽しい事も出来るしな。問題無ェよ。
っても五体満足が一番だぜ、身体は大事にしろよ、お前さん。(軽く微笑み
(鹿嶋お嬢ちゃんに向かって首を傾げてみせ)
最近のパーティーグッズはレベル高ェよな。
アレだろ、パッと着てパッと脱ぐヤツ。
ライブとかでよくあるアレ。
きっと根性がありゃあ出来るさ。(緩く笑んで
>劉さん
(ちらちら見られてるのがわかり)…………えーっと…………入ってもいいのかしら? あれはこんなところで「他人のふりしてんじゃねーよ、遠慮なくはいって来い」のサインよね……?(と、呟きながら恐る恐る中に入って行き)
>(鹿黒さん)
(笑いかけられて少し安心したように表情をやわらかくして)まぁ、やっぱり仮装パーティーなんですか? あれ?でもさっきロボットのコスプレした人は一瞬で普通の人になっちゃったけど……どこで売ってるグッズなんでしょう?(首かしげ
>リサさん
ハクメンリサさん?(ハクメンの所を苗字と勘違い) 自己紹介ありがとう、私は鹿嶋洋美って言います、よろしくね(ニコッと微笑みかけ)って、あら?(立ち去っていくのを見送り)……やっぱりここにいる人って色々複雑なのね……(少し切なそうに)
>(堀さん)
(入り口の辺りで立ち止まってる状態で)いいんですかね?ありがとうございます
兄さんって……劉さんのこと?えぇ、お知り合いと言うか、お友達、かな?(ちらっと劉さんのほう見て)
>ヴォールグ
気が沈んだときは
こういう処の方がよく眠れるものよ。
…そう。貴方だったのね…。
>和哉
冗談よ。
今は言いふらす気なんて無いわ。
もっとも、起きたら気が変わるかもしれないれけど。
家も、猫鳴館も、だめ。
妹に弱った姿見せたくない…。
>リサ
ずっとずっと、独りぼっち…?
(切なげな表情で見送る)
>情報屋さん
そんなに?よっぽど深刻なのね…。
私は…お母様、かしらね…。
今、一番愛しい子はまだ生きているけれど…。
ふふ、ちょっと疲れてるからかもね。
ありがとう、情報屋さん。
優しい人…。
大丈夫、子守唄がなくても眠れるもの。
これでうまくいくって、おもったのに…。
うまくいかない事ばかり。
それならこんな世界
壊してしまえたら、いいのになあ…。
(ソファーに座り、静かに目を閉じる。)
>(堀さん)
ミニシアターか。ひょっとして同じトコか?俺もよく行くんだ。ちょうど椅子の具合がよくてな……上映中ぐっすり眠れる。
って、内緒だぞこれ。いつも寝てるわけじゃねえし、面白い映画の時は真面目に観るし。
そうだな……生き急ぐトシでもねえしな。まだ暫くはモラトリアムに浸っててもいいんじゃねえか。
>ヴォ―ルク
そういうアンタはかくれんぼは苦手なたちか?んな目立つなりしてちゃあ、な(冗談めかして笑う)
札束はいいな、ご機嫌になれる。小切手も大好きだ。換金しにいかなきゃなんねーのがちと手間だが……
ヤクにゃモクに飽きるまで手え出さねーから安心しろ。くさっても情報屋だ、そこまでおちぶれてねえ
俺が言うのもアレだけどよ、リサも自分を卑下すんな。
ヴォ―ルクの気遣いは有り難てえが、ここは蜘蛛の巣だ。騙し合い抜け駆けは相手より一歩先んじる常套手段、頭の冴えと舌のキレでよりネタな情報を引き出してこそ腕の見せ所ってね
……ドMじゃねーけど、やりこめられると燃えるタチだ
>鹿黒
ただの散歩か。ジャマして悪かったな、ここんとこ出入りが激しいからてっきりアンタも迷子かと……んなトシじゃねーか。
(片目の色が薄い……外人……いや、義眼?)
旦那の身バレは回避か……雇い主に忠実で結構なこった、麗しい主従愛じゃねーか。
今んとこ死の商人にお世話になる予定はねーが、コネ作っといて損はねえ。もしもの時はよろしく頼む(握手のつもりで片手をさしだし)……あ?……悪ィ、ついうっかり
ついでといっちゃなんだが、その腕はどうした。話したくねーならそれでもいいが……
(なんつーか、死臭が鼻につくオッサンだな。黒ずくめの死神みてー。死の商人ってのもまんざら的外れじゃなさそうだ)
>花風
お、戻ってきたのか。迷子になんなかったみてーだな
俺の趣味?(物凄く嫌そうな顔)ダッチワイフにも吐き気するのにマリア像なんか尚更興味ねー。アレはな、昔シーサイド九龍にいた芸術家崩れの置き土産だ。いつのまにかあそこにあった。マトモだった頃はちょっとは名の知れた彫刻家だったらしいが……
フシギな話、あのマリア像の前に立つと、マリアの顔が最愛の人間に見えてくるんだと。
死んだ妻だったり生き別れた娘だったり恋人だったり……人によって違うそうだが、この世で一番愛しい人間の面影を映すだなんてロマンチックな話じゃねーか
あんたにゃ誰に見えた?
(少し眉をひそめ)……寝たいのか?……別にいいけどよ……なんかこないだと違って今日はやけにしおらしいな、調子狂うぜ
(横にずれてソファーを空けて)ほらよ。床は服汚れる、クリーニング代がもったいねえ
……(さらにずれてずりおちてコンクリ床に体育座り)……子守歌のサービスはしてねーかんな
>リサ
なるほど。大体の事情は把握した。
野々ののこ……変な名前だな。あー、いや、それはどうでもいいが……浮かれすぎて空から落ちてくるなんざ残念な神様もいたもんだ。
つまりそのののこのせいで寝子島じゃ奇妙な事件が起きまくってんだな
しっかし「フツーの学校生活を送りたい」ねえ……それこそ俺にゃ理解できねー。フツウの定義ってなあ人それぞれだろ?極端な話、毎日親に殴られてるガキにとっちゃそれが「フツウ」ってこった。んな曖昧な定義に振り回される周りの奴等に同情するぜ。
ののこのダチってのは救いがてえお人よしが多いんだろうな、きっと
賛否両論、敵味方に分かれてんのも納得。抹殺ってのは穏やかじゃねーが、そんだけ目障りに思ってる奴もいるんだろ。
リサは事なかれ傍観主義か。ふーん……いいんじゃね?俺も同じだ。自分さえ安全圏にいれりゃそれでよし、他人がどうなろうが知ったことかってね。
批判してるんじゃねーぜ?
俺はののこの事もろっこんの事もなんとも思っちゃねえ。まあ、てめえがまきこまれりゃかったりーとは思うがそんだけだ。この異能も便利っちゃ便利だけど、ギネスに載れる訳でもねーしな……
そんでも情報は鮮度が良い程高値がつく。今後もその調子でののこの動向を流してくれると助かるぜ。勿論、見返りは払う。
けど……アンタの場合クールなペルソナを気取っちゃいるが、その下の素顔は危なっかしく壊れやすく見えるね。ナイーブな本性を隠すガラスの仮面ってのは勘繰りすぎか?
(弱点を簡単に晒すのは危険だとの指摘にぐっと詰まり)
は?はは、まんまと騙されたな。ありゃ真っ赤な嘘、ハッタリだ。横浜のピンクスパイダーと呼ばれた百戦錬磨のジゴロの俺様が女なんかにびびっかよ、テキトー言って誰にも邪魔されず口説こうとしたに決まってるじゃん?(乾いた笑い声)
……いやごめんなさいマジやめてわかった謝る
>(洋美)
?こそこそした気配が……
(振り向く)ばっ!(気付く)
あいつ性懲りなくまたきたのか……こないだ迷い込んだ時も追っ払うの大変だったのに
こんな変人大集合の中にフツー代表のフリーターまざっちゃ浮きまくんだろ、悪い意味で目えつけられたらどうする……どうなっても知らねーぞ、俺は……(ちらちらと落ち着きなく目をやる)
>カズ
むきになるのが怪しいなあ。怒らねーから言ってみ、ホントは迷子だろ?大丈夫、アンタだけじゃねー。今ここにいるのは殆ど迷子だ。俺の巣に引っかかってラッキーだな、コレ次第で正しい帰り道教えてやる(人差し指と親指でわっかを作る)勿論有料だ。世の中んな甘くねえ。けどパン屑頼みの童話の兄妹よかよっぽど実用的だろ?
カズね……んじゃそう呼ばしてもらう。
馬鹿正直に本名名乗る馬鹿はいねーもんな。俺の事はジニーでも情報屋サンとでも好きに呼べ。ただしチェリーは却下だ。
あー……わりィ、傷付いちまった?(「音痴」に対する反応を見)その、なんだ。誰にでもコンプレックスの一つや二つはあるさ、気にすんな……って言ってもムリだろーけどよ。んな思い詰めんな
(ライブに女が来ると聞いて嫌そうに仰け反り)うっ……チケット融通してくれんのは有り難てえが……生憎と俺は硬派で通ってるんだ、女に手ェ出すようなチャラ男じゃねーし、そっち方面は間に合ってる。てゆーか飽き飽きだ。昔は横浜でブイブイ言わせてたからな。何を隠そう横浜のピンクスパイダーってなあ俺の事だ。
……アンタはモテそう、だよな(ぼそりと呟く)
音楽で食ってくのは今のご時世難しいよな。当てりゃあでかいけどその分リスクも高え。
でもそれに賭ける価値があると思ってんだろ?
情報の値打ちは相対化されるもんだ。うだうだ言うヤツもいんだろーけど、自分がこうと決めたらやってみりゃいいんじゃねーか?アンタの人生だ、好きにしろ。……って、俺が言うのもヘンだけどよ
夜にやってんのか。……ふーん。気が向いたら見に行ってやる。
部屋はリサイタルでもパフォーマンスでも好きに使ってくれ。電気もガスも水も残念ながら通ってねえが、住人の中にゃ勝手にどっからか引いてる猛者もいるぜ。ま、本気のパフォーマンスならこけおどし抜きでハートに響くさ。……昔読んだ漫画の受け売りだけどよ
>ヴォールク
(ヴォールクの話をゆっくりと聞いた後は)
『…そうね。貴方の言う通りだわ』
『…私は私が知っている事以外には何も知らない』
『…私は他の誰かより卓越している訳でもない』
『…自分が知っている事。それらを統合して自分の武器にしているだけ…』
『…でも、私も貴方の人物像が解ったわ』
『貴方は本当はとても優しい人。「あっち側」でも「こっち側」でも「その人の為」と思えば、即座に忠告…いえ、説教をしてくれる人』
『だってそうでしょ?もし本当に「こっち側」だったらそんな説教はしない。「自分の身は自分で何とかしろ」と言うはずだし、私がヘマをしても「自業自得」と思うはず』
『けれども、「こっち側」でも貴方は丁寧に私に「説教」をしてくれる。…本当に優しい人じゃなければ出来ない事…』
『…嬉しいわ。嬉しいけど、痛いの。今の私に取っては…本当に痛い』
『…「私は」いつも一人ぼっちだから…ずっとずっと一人ぼっちだったから…その優しさが……本当に痛い……』
(と、ヴォールクが元の姿に戻ったのを見れば)
『……ごめんなさい。少しだけ、席を外させて貰うわ……』(そう言って踵を返しながら歩き始める。仮面の合間から雫の様な物が零れ落ちて、一旦この場から去って行った)
>カズ
なんだ、お前もやってたことあったのか。
後悔、後悔ね…。
やめられんと悩んでることが
後悔にはいるならもうしてることになるだろうな…。
>ヴォールク
喋るロボ、かと思ったら人間だったのか…?
どうなってんだ、こりゃ…。
>リサ
あんたらもどうもヤバそうな話してるしな。
ふむ…。
じゃあ偽名で「ユウ」とでも名乗っておくことにするさ。
>(ジニーさん)
映画館、いいよな。
最近よくいくミニシアターの管理人がまたいい人でな。
煙草がやめられんのは、あの人の影響もあんのかねぇ…。
「テキトーに今を楽しめ」か。
なんつってもまだ学生だしな。
難しいこと考えずフラフラしてても
今はまだ許されるよな…。
>(鹿嶋さん)
入ってきても大丈夫だと思うぜ。
兄さんの知り合いなのか?
>冴来
ちょ、おいおい…。やめてくれ…。
あー…参った。
面倒な奴に見つかったもんだな…。
寝るって、此処でか?
こんなとこで寝んでも、
自分の部屋で寝りゃあいいだろうに。
>リサ
こんな説教は学校でいくらでもしてやる(元の姿に戻って)
>鹿黒
なるほどなァ・・・。
自己紹介がまだだな・・・ヴォールクと名乗っておく。
そちらが何もしなければこちらも何もしない。警戒しないでくれ。
>花風
こんな場所でよく昼寝気分になるなァ・・・。
>リサ
貴様の人物象がだいたい分かったよ。
いや、貴様は素人だ。素人というよりも慣れていない。
貴様は多くを知っているようでそうではない。
他人より卓越しているフリをしているがそうでもない。
あいつを見てみろ、自分より何も知らないように見えるか?(ジニーさんを見て
自信を持って他人に懇切丁寧に忠告入れるのは自由だが、相手を間違えるな。
それと・・・「こっち側」で自分の弱味を握られることが危ない事なんてのは誰でも知っている。
簡単に話す弱点なんてものは対して弱点でもない。
真面目に「無闇に自分の弱点を晒すのは危険」なんて言ったら笑われるぜ?気を付けな。
まぁ・・・