(おもむろにスケッチブックに文字を書き出す)
『あ、こ、こんにちは。ここは学校の屋上みたいですね…教室は凄く賑やかですし、ここなら少し落ち着けるかなと思いまして…。
まだ昼休みですし、街の景色を眺めながらゆっくり時間を過ごしながら交流出来たらいいなって思ってます。』
んー、今日は静か…?
本でも読もうっと。
(橋の方に座り、鞄からぶ厚い本を取り出し読み始める
・・・・漢字の・・・・・勉強・・・・手伝ってもらう・・・・・
うん、そうなるかなシルヴィア君。小淋君もまたね。
……ところで、お手伝いというのは何のことだい?
(首をかしげてシルヴィアを見つめ)
>シルヴィアさん
『えぇ、是非お手伝いさせてください(ニコリと微笑み)』
【あれ、もうこんな時間…!】
(時計を見た後、慌てて書き始め)
『お二人ともすみませんが今日はこの辺りで失礼させて頂きます。
シルヴィアさん、比良森さん、また会えたら屋上でお会いしましょう』
(そう言って屋上から去っていく)
>浅山さん
・・・・うん・・・・そのときは・・・・お願いする・・・・
>比良森さん
・・・・こんばんは・・・・?
>比良森さん
『一目見ただけでもかなり大きな学校ですから、他の学科の生徒数を集めてもかなり大規模な入学式になりそうですね。
あ、はい。私は普通科ですよ。比良森さんも普通科でしたよね?』
(普通科という問いに小さくうなずき)
いい心がけだよ、小淋君。
入学式もそろそろだからね。普通科だけでも結構な人数のようだし……そういえば、小淋君は普通科だったかな?
>比良森さん
『ええ、そちらも元気そうで何よりです。
体調管理だけは気をつけてますから…入学式前に体調不良で欠席、なんて事になるわけにもいきませんから』
(苦笑しながら)
……。
(頭を下げられてようやく誰かいるのに気づいたようす)
ああ、小淋君にシルヴィア君か。いけないね、ぼうっとしていたようだ。
二人とも元気そうだね。季節の変わり目で風邪なんかも引いていないみたいだし。ふふ。
>比良森さん
『こんにちは、比良森さん。随分と眠たそうですね?』
(苦笑しつつ、小さく頭を下げる)
……。
(くぁぁぁ、と眠た悲しそうな顔で入ってくる)
『独学でって事ですか?だとしたら十分凄いじゃないですか!(感心するように)
やっぱり外国の方からすれば、私達の言葉は難しく感じてしまうのでしょうね…』
『もし、何か漢字で分からない事があるのでしたら出来る限り力になりますよ。
私、喋る事は出来ないですけど…字を書く事に関しては多少は自信はありますから』
・・・日本に来る前に・・・勉強・・・自分で・・・がんばった・・・・
・・・まだまだ・・・難しい・・・・
『やはりそうでしたか。でも凄く日本語の発音はお上手ですよね。
言葉は何処で覚えられたのですか?』
・・・・うん・・・・外国から来た・・・・・
『そうですね。部首によっては似たような感じもありますし、画数が多いとより複雑な字にもなりますから』
(日本語が難しいと聞いて)
『そういえばシルヴィアさんは外国の方なのでしょうか?苗字からしてそのような感じがするのですが…。
私自身、日本に住み着いてはいますけれど時々日本語が難しく感じる事は多いですね。簡単そうでありふれたものですけど、やっぱり国の言葉っていうのは難しいと思います。』
(苦笑しながら)
・・・・漢字だけじゃなくて・・・・日本語が・・・・難しい・・・・
・・・・・・うん・・・・漢字・・・・難しい・・・・
>シルヴィアさん
………!
(入ってくる人影に小さく頭を下げて、筆談に入る)
『こんにちは、シルヴィアさん。その本…漢字の勉強でしょうか?』
(抱えてる本を見て首傾げ)
・・・・・(「小学二年生の漢字」という題名の本を抱えながら入ってくる)