礼拝堂の中央には像があり、周囲は壮麗なステンドグラスに彩られている。
普段は大勢の人達が集まるこの場所だが、今日は人がまばらなようだ。
なるほど。幸せですか。
それは誰の幸せですか。どんな幸せですか。
どこにでもかみさまはいると思うのに
何に祈っていたかは分からないんですか。
あなたのかみさまはどこにいるんですか。
(ぱちりと瞬き。覗き込むような藍色の瞳)
(はて、と心底不思議そうに首を傾げて)
誰かが祈ればそこは祈りの場でしょう?
何を信仰しているかなんておまけみたいなもんですよ。
でも世の中には本体より価値のあるおまけがいっぱいあるんですよね。
初回限定生産盤には豪華特典付き、握手券封入なんですよ。
…聖書は…ちゃんと、読んで…みたいな…。
…この協会…綺麗、だから…凄く、好き…。
(ムゲンさんに再び視線を向け)
…こんにちは…。
…そういえば、そんな…気もするなあ…。
…神様、か…。
…神様は…乗り越えられない、試練は…
…お与えには、ならない…。
…確か…そう、だよね…?
(小首を傾げ)
>テイパー
その通りだな。
「どれが正しい」とか「どれか間違ってる」とか、そんな理屈が必ずしも通るわけではない。
全てを受け入れるのがこの"日本"という国の教え……"神道"だからな。私もこの国に来て、この教えに感心させられたものだ。
そういう意味では、宣教なんてくだらない行為だな。(少し自嘲気味に
ま、それで救われている人間もいるのは事実だが。
いや、気にするな。初対面で勘違いしてしまうことなど良くあることだ。むしろ、それを謝罪し、再認識できる貴女はすごいと思うな。
元司祭としては喜んでといいたいが、辞退させてもらうよ。今の私に教えを語る資格など無い。
ま、納得のいかない言葉が飛んでくればうっかり応えてしまうこともあるし、同意できる言葉が飛んでくれば思わず同意してしまうけどな。
でも、進んで語る権利は無いんだ。聞きたいことは聞いてくれればいいけどな。
>花風
(目が合ったので意を決して)
よ、花風。
礼拝堂で話しかけたのは初めてだな。まぁ、初めてお前を見かけたのもここだった気もするけど。
>若菜さん
ふふ、それだけでも十分なことよ。
教会にある芸術は、聖書を知らなくとも読めなくとも、主の教えの素晴らしさやその目に見えることのない美しさを知ってもらうためのものだから。
……なんて言ったけれど、深く考えず美しいと感じて教会を訪れるだけでそれは勝ちあることだと思うけれどね。
丁寧にありがとう。私は英モニカというの。寝子高OBで今は役場に勤めてるわ。
あなたの言うとおり、普段と違う人たちとの交流を目的としてもいいのかもしれない。
これからもよろしくね。
(横から聞こえる話を聞いて)
そうね……私は勿論主の存在を疑ったことはないけれど、知ることがなければ信じるのも難しいわよね。
だから無理に信仰を押し付けることは出来ないけれど、せめてもの教えを無下にせずもっと知ってもらえたら嬉しいわ。
ここは本来は主を信仰し、その教えを学び、善き人たらんとするためにあるのだから。
…?
(視線を感じてムゲンさんの方を向き、ゆるりと小首を傾げる)
(柳子さんの言葉にこくりと頷き)
…私の、考えと…他の人達の、考えは…違う…。
…自分の、考えこそが…正しいと…
…乱暴に、他人に…押し付ける、事ほど…
…恐ろしい、ことは、ないと…私は、思う…。
(ふいと再びステンドグラスに視線を戻して目を細め)
……神様が…いるなら……。
……天使や、悪魔も…本当に、いるの、かな……?
(ぼんやりとした様子でぽつりと呟く)
祈りの場に美しいも醜いもない、か……うん、その通りだね
うーん……でもこういう建造物は一種の芸術というか文化というか。そういう側面があるじゃないか。
……大事にしたいよね。いつに建てられたものなのかは知らないんだけどさ
>十文字
美人!それは素敵だね
そのうえ優しいときた、天は二物をお与えになったようで……ふむふむ、いるにはいるんだね
紅茶は好きだよ。でも、細かい銘柄とかはよく知らないな……
淹れてもらった時に教えてもらおうかな。
>千種
無関係でもすばらしいと思ったものは広めたいものさ
わかってくれたようで嬉しいよ。……そういえば、空いてる日ある?
>(柳子さん)
素敵なステンドグラスだよね。ホントに夢に出てきそうな感じで
僕もここの礼拝堂は好きです。
【ムゲンさんと杖子さんを見やってからゆるりと笑みを浮かべる】
貴女の考え、貴男の考え、あたくしの考え。三者三様違って当然、自分の考えは当たり前ではありませんし、この世の常識でもございませんわ。
自分の考えを他者に当てはめた世界はきっととても小さくて可哀想
と、あたくしそう思いますの。これはあたくしの考え。思うことは自由ですわ、ええ、ええ。
【ムゲンさんの方へ向き直り、しゃらりと装飾の音を鳴らして軽く頭を下げ】
早とちりしてしまってごめんあそばせ。あたくし、てっきり。
初対面で貴男のこと知らないばかりに酷い勘違いをしてしまいましたわ。
貴男、信仰に対して色々ご存じでございますのね。
あたくし、この装飾や建造物は大好きなのですけれど、信仰自体にあまり学がございませんの。
また色々教えて下さいましね?
>ムゲン
いや? 気分はすこぶる快調だぞ? ……といえば少し嘘になるが、少なくとも貴女に気分を害された記憶は無いな。
うむ。私としても、貴女に相槌を打つつもりで話しかけたのだが。誤解を招いて不快に感じさせてしまったらすまないな。
>後堂
(一瞥したあと、相手にする価値がないと判断しそのまま無視……は完全には出来ないらしく、やや独り言気味に
この場を"祈りの場"と考えるか、という前提が抜けている。ここにこんなにも人が集まるのは、この礼拝堂のステンドグラスを眺めに来る人がいるからだろう。
彼らは"我らの神"を信じてはいないかもしれないが、この"礼拝堂"のことは信仰しているわけだな。なら、信仰の対象を美しいか否かで決めることはあるということだ。一神教徒には理解に難い部分ではあるのだが……。
後の部分に関しては同意する。民間信仰は確かに存在しうる。そうやって生まれ出でた神はその祈った者達にとっては他の何よりもすばらしい神だろうな。
やや、アニミズム的、神道的な考え方ゆえ、、この十字教の場においてはやや相応しくないとは思うが、正しいことは認めるよ。
>花風
…………(一瞥して、自分にはかける言葉がないので目を逸らしてしまう
…杖子…。
(かけられた声に祈りを中断し)
……幸せをね…祈って、たの…。
…何に…祈ってた、かは…自分でも…分からないなあ…。
(曖昧に微笑んで誤魔化し
…いると、思えば…きっと、何処にでも…
…神様は…いると、思う…。
…でも、神様は…祈っても…
…助けては…くれない、けどね…。
…自分の、ことは…自分でなんとか、しなさいって…
…神様は、私達に…そう、言ってる…。
(ぼんやりとステンドグラスを見上げ、目を細める
(顔を上げる。感情の薄い瞳が礼拝堂をぐるりと見回す)
……おや、冴来ではないですか。
何を祈っているんですか。何に祈っているんですか。
(ふと目に付いた級友の祈り。遮るように不躾に話しかける)
(偶然こちらを見ていた若菜と目が会う)
つえこに何か御用ですか。
御用の方は着信音の後にメッセージをおねがいしますよ。
(じ、と目を合わせたまま胡乱な問いを投げる)
祈りの場に美しいも醜いもないでしょうて。
それに教えを知らずともひとは祈るくらいしますよ。
きっと木組みのあばら家にもかみさまは宿るでしょう。
何のかみさまかは知りませんけどね。
(平坦な声。ムゲンの方も柳子の方も向かずに茫と虚空を見つめながら)
【若菜さんへ目を細めて笑いかける】
あらまあ、そうなのですね。ご親切にどうもありがとうございます。
この島に引っ越してきて大正解でしたわ。親切な方ばかりであたくし驚いておりますの……、とても感激ですわ。
本当に素敵なステンドグラス……、ずうっと見ていても見飽きませんわね……。
シスター様にもいつかお会いしてみたいですわ。
ええと、十文字様かしら。他の方に名乗られるのを伺ったものでございますから。
初めまして、あたくしは柳子=サマンサ=テイパーですわ。柳子とでもサマンサとでも、お好きなように呼んで下さいましね。
まだ越してきたばかりで知り合いが少ないものですから……、声を掛けて下さって、あたくしとても嬉しいですわ。
【ふふ、と心底嬉しそうに微笑みかけ】
【ムゲンさんの方に顔を向けて目を細める】
あらあ、あたくし何かご機嫌を損ねる事を言ってしまったかしら、ミスター?
ええ、ええ、あたくし言外に貴方の仰る事柄を込めたつもりだったのですけれど。
教えが伝わって、しかもこんなに美しい拠り所となるだなんて!
美しい場所に大も小もございませんわ。あたくしはそう思って先の言葉を発しましたの。
【火の点いていない煙管を片手でくるくると回しながら無邪気な笑顔を向け】
>花風
…………………。
(しばらく眺めてから目を逸らす)
>千種
…………。ふむ、ま、俺には関係ないか。(一瞥した後、すぐに興味なさげに目を逸らす
>テイパー
教えにその場所の広さも、そして遠さも関係ない。どんな僻地だろうと伝わるところには伝わるし、どんな交通の要所だろうと伝わらないところにはまったく伝わらない。当たり前だろう。
>十文字
そうだな。運に見放されてパラシュートが開かなかったりすればそのあとの運命は……まさしく"髪にゆだねるほか無い"な
>ムゲン君
スカイダイビング!?そっちの方がすごい!
あれって下手すると大事故だよね。そんな危険もあるスカイダイビングをした事あるなんて、ムゲン君ってすごい!私は興味あるけど、怖くも感じちゃうな。
お化け屋敷は楽しいよー。ゾンビとか幽霊とかだね!あと妖怪とか!
急に出てこられると思わず叫びそうになっちゃう。この間も寝子高校で肝試しがあったんだけど、びっくりして思わず叫んじゃったよ。
>モニカさん
えへへ。小さい頃にここのステンドグラスに一目ぼれして、それ以来、良く来てるんです。
結構不純な動機かな。
でもいろんな人がくるから、いつの間にか常連の人達と仲良くなったりも出来るから、その部分を含めて通い続けるのも楽しいですね!
あ、私は寝子高二年の十文字若菜です。
よろしくお願いします!
>柳子さん
こんにちは!
星ヶ丘教会自慢(?)のステンドグラスです。
すごい綺麗ですよねー!
あ、寝子島にもばっちり教えは伝わってますよ。
それにここの教会に所属しているシスターさんはドイツから赴任している方だったりもしますよー。
>智也君
うん、ロベルト君とは知り合いだよ。
ええと、智也君もロベルト君の知り合いかな?
礼拝堂は他にもあるよ。でも個人的には、ここの礼拝堂が一番だと思ってるかな(←)
ここのステンドグラスが私は大好きなんだ。
>枝子さん、冴来ちゃん
(邪魔しちゃ悪いかな・・・?)
(人の多さを見て)
……もしかして島の教会ってここだけなのか
>ロベルト
(嫌そうな顔をし)……おす。
なんでお前が得意げなんだよ。お前は無関係だろーが
……まあ、よくできてるよな
>(十文字)
うーす。……こいつ(ロベルト)の知り合いか?
……千種智也だ。よろしく。
ふーん……(見回し)立派だよな。詳しくないけど分かる
こういう礼拝堂はこの島じゃ他にないのか?
あらまあ素敵なステンドグラスですこと!
此処でお祈りしていったら、それはもう素敵で優しい甘美な夢が見れそうですわ。
それに、ああそうですわ、こんなに小さな島にも教えは広まっているだなんて……。
……。
(席に座り、暫くぼんやりと考え事をした後
手を組み静かに祈りを捧げる)
(端っこの席で静かに祈りを奉げている)
>(若菜さん)
こんにちは。
そう、よく来ているの…いい心がけね。
私も見習ってもう少し足を運ぶようにしてみようかしら。
こうして賑やかなのも、心地いいわ…。
>ロベルト
いや、墓まで持っていくのは結婚願望の話だったんだ。分かりにくくて済まない。
人間誰しも本人にとっては些細な一言が他の人の人生を大きく変えたりしているものさ。
俺も誰かの人生史に名を残せたら……、とは思うけれど、意識して何か出来るわけでもないしな。
>十文字
や、何分経験がないもんで、なんとも言えないな。
スカイダイビングは平気だったから多分楽しめるとは思うけど……。
俺はそれよりお化け屋敷とやらに興味があるな。どうやって不定形かつ自由奔放な亡霊どもをし駅しているのか、おれは常々調査の必要があると思ってたんだ。
あぁ。その通りだな。
>ロベルト君
シスターゼシカはすごく優しくていい人だよ。
美人だし理想の女性って感じかな。
司教さんは今はいないみたいだねー。うーん、司教さんもいい人だよ。話しやすい感じの人かな。あと紅茶を淹れるのがすごく得意なんだよ。
ロベルト君は紅茶は好き?
>ムゲン君
遊園地と海かぁ。両方とも素敵だね!
遊園地だと私は絶叫マシーンとか好きなんだけど、ムゲン君は絶叫マシン系とかは平気な方?
本の中の世界かぁ。ムゲン君がこれから色々なものに触れられるといいなって思うよ。私自身もまだまだ知らない事はいっぱいだけど、いろんな事に触れていけたら素敵だよね。
>(智也君)
いらっしゃい!
自慢の礼拝堂だよー!是非是非堪能してね!
>(モニカさん)
こんにちは!
私はよくこに来ているけど、本当色々な人が来たりしてますよ!