礼拝堂の中央には像があり、周囲は壮麗なステンドグラスに彩られている。
普段は大勢の人達が集まるこの場所だが、今日は人がまばらなようだ。
>ムゲン
いや? 気分はすこぶる快調だぞ? ……といえば少し嘘になるが、少なくとも貴女に気分を害された記憶は無いな。
うむ。私としても、貴女に相槌を打つつもりで話しかけたのだが。誤解を招いて不快に感じさせてしまったらすまないな。
>後堂
(一瞥したあと、相手にする価値がないと判断しそのまま無視……は完全には出来ないらしく、やや独り言気味に
この場を"祈りの場"と考えるか、という前提が抜けている。ここにこんなにも人が集まるのは、この礼拝堂のステンドグラスを眺めに来る人がいるからだろう。
彼らは"我らの神"を信じてはいないかもしれないが、この"礼拝堂"のことは信仰しているわけだな。なら、信仰の対象を美しいか否かで決めることはあるということだ。一神教徒には理解に難い部分ではあるのだが……。
後の部分に関しては同意する。民間信仰は確かに存在しうる。そうやって生まれ出でた神はその祈った者達にとっては他の何よりもすばらしい神だろうな。
やや、アニミズム的、神道的な考え方ゆえ、、この十字教の場においてはやや相応しくないとは思うが、正しいことは認めるよ。
>花風
…………(一瞥して、自分にはかける言葉がないので目を逸らしてしまう