神無月邸の二階東にあるひふみの自室
女の子らしいインテリアでまとめられたファンシーな部屋
ベッドの枕元にはキレニャンコはじめお気に入りのぬいぐるみが勢揃い
本棚には少女漫画をメインに恋愛小説や時代小説などが並び、机にはノートパソコン
窓からはベランダに出られ、錦鯉が優雅に泳ぐ池と日本庭園の眺望を楽しめる
補足
ひふみの部屋です
主に日記代わりの独り言を呟くトピですが、お気軽に遊びに来てください
(神無月さんに抱きしめられながら)
……ありがとうございます。あれ……?
変ですね、なぜ、涙が……(ぽろぽろと泣き顔ではないのに落涙)
……そうですね。前向きに、これからが大事……。
心配していただいた方のためにも、後ろ向きな考え方は辞めにします。
(鳳翔さんの言葉を聞いて)
流石に引きこもりは……(苦笑)
うん? ああ、天の川鑑賞な。確かに二人で行ったぜ。
それは置いとくとしてカラオケくらいならいつでもオーケーだぜ。ストレス発散するには声出したり運動したりってのが効率良いらしいしな。
(腕組んだまま話を聞いて)
なんかどこぞの映画みたいな話でよく分からねえけどさ、お前良い友人いんだからもうちっと前向きに生きろよな。ネガティブな発想ってのは周囲に伝染するらしいぞ?
挫けそうになっても友人が腕引っ張ってくれるだろうに、いつまでもいつまでも後ろ向きでぶつくさ湿っぽく話してたら、お前のためにもならねえしその友人のためにもならねえんだぜ?
誰が言ったか忘れたけど、現状維持や停止ってのは退化と同じなんだ。人間大層な頭を持って生まれたんだから、もうちょっと頭で考えて足動かせ。
そんでもダメなら数か月引きこもるってのも手だぞ。私一回やったことあるけど、久しぶりに外出ると何もかもが新鮮に感じられてちょっと嬉しかった覚えがある。
……同時にネガティブ思考がフル回転してパニック起こしかけてたけどな(ボソリ)
月は心配性ねぇ。大丈夫、バイト先の人達はみんないい人よ。テンチョーはちょっと頼りないけど……暗道は胡散臭いけど面白いし一也はぶっきらぼうだけどホントは優しいし。凛はバイトでは先輩だけど、可愛い後輩ってかんじ
(ただ様子を見に行っただけだと聞いて)
それでもきてくれてよかったわ。
(月さんの話に真剣に耳を傾けたあと腰を浮かせ接近、母親がするように優しく抱き寄せようとする)
つらかったでしょう
あなたは今麻痺してるだけ。何も感じなかったと思い込もうとしてるだけ。そうしないと生きていけなかったから。その証拠に昔はちゃんと痛みや哀しみを感じてた。そんな子が欠陥品のわけがない。世界中の皆が指さしてなじっても、貴女自身が頑なにそう主張しても、私は絶対に認めない
勘違いしないで
貴女がキレイだろうが汚かろうが私の大事な家族であることに変わりない
カラオケで会った……小淋っていったかしら?あの子だって同じ気持ちのはずよ
それに……月をキレイな存在だなんて思った事ないわよ?(悪戯っぽく微笑み)
汚いもキレイもひっくるめて人間、でしょ。
私だって月が思ってる程キレイでもオトナでもない。中身はコドモだけど、虚勢を張っていいお姉さんを演じてるの。そうなりたい自分になるために頑張ってる。
月は少なくとも今後悔している。罪を罪と認識し贖おうとあがいている。人形はそんな事しないわ。
貴女の力は人を殺す為じゃない。
これからは大事な友達を、支えてくれる仲間を、愛する人を守るために使うんでしょ。
過去は変えられなくてもこれから何を選択するかによって未来は変えられる。
でも、それでもまだ自分は欠陥品の人形だっていうなら……貴女が人間になる手伝いをさせて頂戴
プール開きの時を思い出して。皆あなたを囲んで笑ってたでしょ。
貴女が忘れているものや知らないもの、少しずつ教えてあげるから。
私はただ様子見をしにいっただけですよ。
(二人から相談してみたら?という発言に対して非常に長く考慮した後に)
……ひふみ姉さんにはプール開きの時にも言ったと思いますが、覚えていますか?
これから話すことはおふた方を信じて話す内容です。……その結果私がここにいられなくなってもお二人を恨んだりはしませんが、それだけは心に留めてくださると幸いです
……
私は今は存在しない、とある組織に所属していた暗殺者でした。
幼い頃に誘拐されたか、はたまた孤児だったのか定かではないですが……幼い頃から組織内で毎日、いかにして人を殺めるかということだけを学んだのです
人体のどの箇所を攻撃すれば絶命させれるのか
どのような状況下でも目標を殺害できるようにするにはどうすればいいのか
そこには私と同じような境遇の子らがいましたが、
欠陥品と看做された者は次の日からいなくなっていく有様
最後の仕上げとして今まで一緒に苦楽を共にした者同士で殺し合いをさせていく
私も、また……。
(いつのまにか。ガラス細工な瞳で二人を見つめ)
最後まで生き残った私を含めた数名は、その後も組織の命令通りに人を殺めていきました。
一人の場合もあれば、対象の家族全員を殺害することも。
私が生きることは、他者の命を収奪することでした。
いつからでしたか。気づいた頃には、人を殺害することになんら感じることがなくなっていたのです。
幼い時はやってはいけないのだと思いつつも、自ら生き残る為に蹴落とすことに後悔と贖罪の意識を抱いて、処分された仲間のことでその夜に枕を涙で濡らしてた筈なのに。
……
ですから、あなたがたが思っているほど、私という存在は綺麗ではないのです
まあ無理に話せとは言わないわ。話せるときがくれば話してくれればいい
私はいつでも聞く準備ができてるし相談してくれるのを待ってるわ
それはそうと、こないだはシャンテのイベントに参加してくれてありがと
おかげで盛況だったわ。私もはりきっちゃった
皐月も月もいい声してるんだし、また今度3人でカラオケ行きたいわね
親父はノリノリで演歌がなってたけどあの記憶は抹消したいわ
……そういえば皐月と親父は天の川観賞に行ったんだっけ?
なんつうか……聞いてるとますます放っておけなくなってくるな。
常時自然体みたいな私からすると、そういう大事なことは誰かに話したりとかした方が良いだろって思うんだけどさ。
ま、私にまだ話してないってことは、そういう弱さっつーか、内面見せるのが怖いのかもしれねえなぁー。
むしろ聞かせろ見させろ、って感じなんだがこっちとしては。
伊達と酔狂でこんな性格になったんじゃねーしさ。
出来るかどうかじゃなくて、やってみろ。
どうせ崖っぷちに歩いていって、最後は必ず落っこちるのが人生だ。
いたるところに落とし穴があった戦争時代でもねえし、ただ生きるのには苦労しねえだろ。
それに学生なんだから、そんくらい自分で探せ。学生ってのは学ぶのが仕事なんだろ?
生きがい……私にとって、……全く無縁だった言葉……嬉しい、悲しい、怒り、……それはどのような感情、なのか……覚えてたようなはずなのに、いつの間にか失ったもの。それとも……?
(私はただ、人を●●するだけに育てられただけ、感情は邪魔となるもの。完全な殺人人形になるべく育てられた私……伽藍洞の躯に殺しの術を身につけた、人でない何か……)
(知らずの間に、ぞっとするほど無表情な顔で、夢遊病のようにつぶやき。そのときの目は人形のように無機質なもので)
……(ぶんぶん、と目をつむっては顔を振って)
(違う、そうじゃない、んですよね……)
本当に、出来るかどうか。ですか……難しい、言葉ですね
(苦笑するものの普段通り(?)の顔つきになって)
そうね……男と女は一筋縄じゃいかないわね。
人が普通に持ち得るものね……月はそういうけど、最初から普通にすべてを持ってる人なんていないんじゃない?
産まれた時は誰だって真っ白な赤ちゃん。
普通の定義は人それぞれだけど、最初から欠けてる人なんていない。それはただ知らなかっただけ。
誰だって自分が経験してないものはわからなくてしょうがない、触れてこなかったものは想像できない。
折角だしプラスに考えましょ、これから月にとっての新しいフツウを知ってけばいいんだから
それでも不安なら最初はフリでもいいんじゃない?一生懸命演じてるうちに嘘がホントになることだってある。大事なのは本物かどうかじゃなくて、本当にできるかどうかよ
(月さんの目をまっすぐ見ようとする)
まあね……ヤクザなんかやってると出入りだカチコミだって物騒が多いから。私には見せないようにしてるけど、怪我も多いし。
皐月には何も言わない?……ふーん、男の意地かしらね。かっこつけてんのよ、あれでも
いつもふざけた事ばっか言ってんのは照れ隠しもあるんじゃない?せっかちな性分は否定しないけど……
私の母さんで一回失敗してるから、本気になって引き返せなくなるのが怖いのかも。
もう手遅れだと思うけどね(肩を竦める)
あいつ撃たれたことあるのか、やーさんだから仕方ねえっちゃ仕方ねえだろうけど。
まあ、本人に悪気はねえみてえだし、そこはこっちがうまく合わせりゃなんとかなるだろ。
性分なのか生き急いでるのか知らねえけど、少なくとも根は良い奴だ。悪いようには思ってない。
私も欠点ばっかしの女だから、多少のことは気にしないで流す。じゃないと剥げるし。
人がフツウに持ち得るもの? なんだそりゃ、おもしれえ表現だな(くすくす)
人間ってのは生まれてから死ぬまで、一瞬たりとも完成することなんてねえんだ。
一瞬一瞬毎秒ごとに進歩するか退化して、それで前へ進んで老いて、ぽっくりと死ぬ。
変にフツウを演じるよりは、お前がお前らしく接して、そうしてなんか生甲斐ってのを見つける方が良いと思うぜ?
みなさんは様々な経験をしているのですね。参考になります。
男性と女性の関係。
先程の漫画のような関係やら、ひふみさんのご両親のような関係やら、様々な形があるのですね
誰かに会いたいという感情、それが寂しいということなのですね。
感情の麻痺……無いのではなく、止まっている……それは、私に当てはまるのでしょうか。
(そのまま目線を合わせるのが怖いのか、うつむきつつ)
私は怖いのです。人が普通に持ち得る筈のものが、実は私にはないのではないか?ということが。
みなさんみたいに心のそこから笑ったり、怒ったり、悲しんだり……
感情表現といいますか。人間味を感じさせる要素が、実はないのではないか……
彼との交流も”普通ならこうするだろう”をなぞるだけで身が入ってないのかが、心配なのです
皐月は大人ね……さすが言うことが違うわ。実感入ってるっていうか
淋しいっていうのは……私の体験談だけれど。
中2の時私を庇って親父が撃たれて、意識不明の重体になったの。その時、待合室のベンチに座りながら……これっきりじゃないかって思ったらすごく怖くて、心がどんどん冷えていって。
淋しいっていうのは心の冷えを自覚すること。辛いことが多すぎて麻痺してたら淋しさも孤独も実感できない、月が淋しいって感情を思い出したならそれはいい事よ、きっと。ゆっくりとでも変わり始めている証拠だから……
親父はせっかちなのよね。それだけ皐月を気に入ってるってことでもあるんだけど……
皐月がイヤなら無理強いはしないわ。そのへんはきちんとしてるの。うちのお母さんともちゃんと合意の上でその、そーゆーことしたみたいだし(目が泳ぐ)
きちんと段階を踏んで、ってゆーのがどうにもまだるっこしく感じられる性分なのかしらね
女は雰囲気を大事にしたいのに……(ブツブツ
寂しいってのは、独りで誰かに会いたいって思うことだろ。
たとえば精神グロッキーでなんにもしたくなくなるようなことがあって、暗闇の中に閉じこもってたら、ふいに楽しい事とか思い出して、人に会いたくなる。そういうのだ、簡単に言えば。
まー、そういうことになるのかもな。
私としては腹痛めたわけではないから、お義母さんと呼べとかそういうのはしねえよ?
むしろ呼び易いなら、皐月でも姐さんでもなんでもいいって感じだ。
でも、そうなったらなったで、大人としてひふみを支えてやろうとは思ってる。
年齢は近くても、私の方が大人なわけだしさ。
(寂しい時、心細い時…………そう思ったことは過去にはありましたね。今は?
……いつ以来でしょうか。寂しいといった感情を自覚した時は。
一人でいることは慣れてしまいましたが、ここにきてアダになるとは)
(守りたい、慕いたいという意思の発露は最近になって自覚しましたが……
一緒にいたいという思い……わかりませんね、本当なら、一般的な人間である以上完全な孤独はありえないはずなのに……)
(※寂しい時に頼ればいいという発言にたいしてますます難しい顔に)
……寂しいとはどのような感情なのでしょうか(ついうっかり口から小声で出て)
つまり、このまま行けばお二人は家族となるわけですか。
鳳翔さんが神無月さんの義理の母となるのですね……年齢的にはそう離れてるように見えませんが、やはりお母さん、ということになるのでしょうか?
(純粋な興味からの発言)
そうそう、男ってのは女に頼られるのが好きなんだ。
頼りすぎると慣れができるから、本当に大事な時にやってみろ。なんでも男に頼るってのは駄目な女のすることだからな。
一途じゃない奴の見方は人それぞれだろ、少なくとも私は屑みたいな野郎を何人か知ってるから、そう思えるってだけだぜ。
まんざらでもねえけど、あのステップすっ飛ばしてベッドに持ってこうとするとこがな(苦笑)
私としてはこれ以上痛い目見たくねえから、一段一段持っていきたいんだけどさ、人のいう事聞きゃしねえ。
褒めてるのは知ってる。
毎回聞かされるし、あと極妻になる覚悟はできたかーとか、なんとかかんとか。
前の奥さんの話も聞いたなぁ……あれで根は一途なんだと思って、見直したわ。
繰り返しになっけど、私に嘘ついて不倫とか浮気とかするなら許さねえけど、正直に言うならそれで良いわ。隠されるよりは話してくれた方が気も楽だしな。
むずかしく考えないで、淋しい時や心細い時、ちょっと疲れた時に頼ってみれば?
ただ一緒にいたいって伝えるだけで違うもんだし
男でも女でも意外な人に弱みを見せられるとくらっとくるじゃない?
そっか……皐月もまんざらじゃないのね、親父のこと
なあ……私だって本気で嫌ってるわけじゃないし。幸せになって欲しいのが本音だけど
親父も皐月の事ほめてたわよ、いいオンナだって。
下半身で物考えてるところはあるけど、なんだかんだ私の母さんや惚れた女には頭が上がらないのよね
甘える、ですか……確かに彼からも言われたような……。
今まで甘えたことがないので、どのように甘えたものか……(
(普通じゃないようなところでうーん?と頭をひねっている)
ふうむ、一途じゃない方でも、そういう見方があるんですね。
(神無月父に対する鳳翔さんの答えをきいて)
急いで結論出して、後で喧嘩別れとかするより、ある程度親密になってからのがたしかに良いわな。
甘えすぎもよくねえけど、甘える時は甘えて、甘えさせてやりたいときは甘えさせてやれ。
ま、可もなく不可もなく、ってやつだ。そのうちいろいろ分かってくこともあるさ。
どこが好きって……破天荒だけど案外一途ってとこか。頭は一途だけど下半身の方はそうでもないっぽいけどさ、あれ。
なんか陰でこそこそ浮気とかなんとかされるのはムカつくけど、あそこまで割り切ってると逆に納得できちまうもんだし、なんだかんだで性格じゃねえかな、好きなのは。
嘘で捻じ曲げないところ、っていってもいいかもな。
(自分にも覚えがあるとでも言いたげにぬるくなったお茶をすすり)
そうね……私が言うのも何だけど、急いで結論を出す事ないんじゃない?時間はたっぷりあるんだし
恋愛かどうかはこれから付き合ってくうちにわかるわよ、きっと
なんにせよそばにいて苦じゃない相手ってのが大事ね。その人の隣には居心地いいんでしょ?だったら甘えちゃいなさい、迷惑になるかもなんてつまらないこと考えて。頼ってもらえると男は嬉しいものよ?親父のうけうりだけど……
あとね……聞こうかどうか迷ってたんだけど
皐月は親父のどこが好きでどこまでいったの?
そろそろ皐月のことお義母さんて呼ぶ練習しなきゃダメかしら
まだ恋愛かは定かではないのですが……
ある男性の方とお菓子やさんにいってみたりする感じですか。 私としてはまだトモダチか、それ以上の存在なのか測りかねているところです。 一緒に居てて心地よいのはあるのですが……。
おう、よろしくな。
あと私はひふみに危害とか加えねえから安心しろよ。
(月ちゃんの頭をくしゃくしゃに撫でる)
映画館帰りでぽやっとしてたからなー、仕方ねえって。
文貴はたしかに喜んでたな。まあ、女関係ならなんでも喜ぶだろあいつ。
恋愛に関してはまあ、たしかにその通りだな。
私自身が経験したし、なにより友人関係でいろいろ聞いたりも仲介とかもしたし。
つーわけで恋愛事でなんか相談とかされんのは慣れてるから、遠慮せず聞いてくれよ。