知り合いというか友達というか…。
シーサイド九龍は私もよく行くわ。
私、彼処に部屋を借りているの。
あの人はなんだか、私の事を凄く気にかけていてくれていて…。
この間はわざわざお菓子を持ってきてくれたり…。

恋に溺れて、我を忘れて、胸が苦しくなって…。
この恋が叶わなかったとき
私のこの心は一体何処へ向かうんだろう…。
(俯き小さな声で呟く

小淋も来たの？
ここって学生の溜まり場かなにかになっている気がするわ…。

夜の生活って、その…。
やっぱり、そういうことをすることで
より愛が深まったりだとか、するの…？
(恥ずかしそうにしながらも興味津々といった様子で

…………（すたっと着地）　　　（飛び越えすぎましたか）
（そして浅山さんの隣に移動）
……浅山さん、いらっしゃい……です、よね　　　　　　（居候だからこう言うべきか悩んで）
もう少しすればひふみ姉さんが来ると思いますので……

（まるで忠犬のような様子で浅山さんの傍に立ってる）

はっはっは、まあ気にすんなって。そのうち下でもなんでも話せるようになる。
体に聞いた方が早いってのはその通りだけど、昔っから体力には自信ないからなぁ……竜頭蛇尾ってやつか。勢いとノリだけは良いんだけど、そのあとが続かないんだよな。自分のことながら困ったもんだ。


物理法則もなにもあったもんじゃねえな。
（くすくす笑い声をあげ）

………
（神無月さんに気づいてもらえたのか、その場で小さく頭を下げておく）

【ここは素直に待った方が良さそうですね…って…！？】
（一瞬月さんらしき姿が飛び越えたのを見て、驚いたように目を見開く）

皐月のガールズトークの認識って……それはコイバナじゃなくて下ネタでしょ！
「ベッドに行けばわかる」は確かに言いそうね……説明するより体に聞く方が早いってヤツ？

（そばをすり抜けていった一陣の風に瞬き　振り返る）……っていないし！
月は物理法則を無視した存在だから突っ込んじゃだめよ
今さら驚かないけど、それにしたって何も言わずに帰っちゃうだなんて水臭いわね……私達と一緒にいるとこ見られちゃまずかったのかしら
あ、ひょっとしてトイレ……？

と、とにかく今行くから待ってて頂戴
うちの庭広いし、迷子になるといけないから（気を取り直し小淋さんのほうへ叫ぶ）

最近の流行とコメディか、今度なんかあったら持ってくるわ。

って、なんだ、ガールズトークとかいうからてっきりそっち系の話でもするのかと思ったわ。
まあ言われてみればたしかに、親の下の方の話題なんて実の子に分かるわけねえよなぁ……私も知らねえし。
本人に聞いたらベッドに行けば分かるとかなんとか言いだしそうでひふみに聞いてみたんだ、悪かった。

んで……ここって二階だったよな？

（飛び降りた月を見つつ）

優しいですね……（なるほど、彼が言ってた友人というのは彼女のことでしたか。それは難儀しそうな……）
（優しすぎるのが怖いのは、やっぱり私の推測が正しい…？　いえ、まだ確証もありませんので即断等は危険です）

（あれは浅山さん？　という発言の前に　まるで犬笛を聴いた犬のように反応して
ベランダに置いてあったブーツを手早く履いて、神無月さんが開けた窓から、ネコのように軽やかに木を伝って１階へ音もなく着地、そのまま浅山さんの下まで駆けていき、扉をしゅばっと飛び越えていった（ぁ）

結婚は女の夢。でも夢だけじゃ食べてけないのが辛いところね……旦那にするなら生活力のある男じゃないと。パチスロで生活費スッてくるようなのは言語道断よ

冴来は和哉と知り合いなの？私はたまに庭で見かける位だけど……親父が洗車のバイトに雇ったんだっけ。やばいもの運ばされてないといいけど……シーサイド九龍にも出入りしてるのよね。怖いもの知らずというか命知らずというか

好きになった理由……それは本人にしかわからないんじゃない？
はたから見たらなんで、どうしてこんな性悪を？って謎でも、本人にとっては世界一なんでしょうし
よく言うでしょ、恋は盲目って
まあ……早く失恋の傷が癒えるといいわね。

ん？（誰かに呼ばれたような気がして腰を上げ窓の方へ歩み寄る）
あれは……小淋！？
一人できたのかしら……（窓をがらがらと開け）小淋、こっちよー（大きく手を振る）

私も結婚には憧れるけれど…。

ああ、そうだけれど…。
そう、月は和哉と遊びに行ったのね。
あの人は…優しいわよね…。
優しすぎてちょっと怖いけど
私も和哉は嫌いじゃないわ。

どうしてあの子は私を好きになったのでしょうね…。
私は確かに魅力的だけれど
私よりもっといい子他にいるでしょうに。
私への恋心なんて忘れて
もっといい恋愛をして欲しいわ。

…………
【ここが神無月先輩のお屋敷…月さんもここに住んでるんでしたね。
足を運んではみたものの、まさかこんな大きな家だったとは…本当にお邪魔してよろしいのでしょうか】

（無言で眺めながら屋敷の扉の前で立ち尽くす）

性格の不一致で離婚とかよくある話だもんね。まあうちの親父は一回失敗してバツイチなんだけど……女癖の悪さには母さんも苦労させられたっけ

ちょっ、娘になんてこと聞くのよ！？（真っ赤）親父の下事情なんて知らないし知りたくもないわっ
で、でも舎弟に自慢してるのうっかり聞いちゃったところによると……その、絶倫らしいわよ？
一晩に三人は相手にできるって
二十代の頃よりは大人しくなったそうだけど……
まあ親父だって皐月がいやがるってこと無理強いはしないでしょうよ。そのへんは夫婦で交渉してほしいわ。振られてもその、困るし……

観たい映画かー。そうね、皆で笑えて楽しめるコメディかしら？見終わった後心がほっこりするような……
ラブロマンスも気になるけど

そう、まだなの……てゆーか、告白もしてないし。一也が私の事どう思ってるかもわからなくて……普通に仲の良い後輩？バイト先の同僚？
でも私がヤクザの娘だってカミングアウトしても色眼鏡で見ないでくれたし、接し方も今まで通り変わらなかった。それでまた惚れ直したんだけど……脈ありって思っていいのかしら

月もどんどん交友範囲広げてるのね。いい事だわ。
恋人かどうかは保留するとしても、心を許せる相手は大事にしなくちゃね。

贅沢な悩みね……＞好きになってくれたのに申し訳ない
でもその人の代わりがいないならしょうがないわ。自分の気持ちに嘘をついてもつらくなるだけだもの

デート、になるかは分かりませんが……。掘さんと二人で行ったのは確かです。
仲が良さそうなのに……まだなのですか。
いけるといいですね

小指を絡ませて……ふむ、これがゆびきり、ですか。


映画、ですか。
実は見たことがないので何から手をつければいいものか……最近の流行りもの、でしょうか。

………確かに以前は興味がなかったのですが、掘さんと出会ってみたり、あと時々事件で力を貸して欲しいと告げられて会っている方と、最近異性の方との交流も増えまして。
掘さんは恋人かどうかは、私自身わかりませんね。
なにせ、異性のかたとどこかに行くということ自体数えるほどしかありませんし。……和哉？……掘さんのことですか？

まあ、そんな急いでも得することないから、結婚ってのはもうちょっと落ち着いてからがいいと思うけどな。ぽんぽん拍子で突き進んで、あとで相性がなんだかんだとかいうのはうんざりだしさ。
祝ってくれるのはありがたいぜ。………ところでガールズトークついでに聞くんだが、文貴の夜の方はどんな感じなんだ？　OKしたからにはそのうちそうなるんだろうが、私体力ねえから不安だわ。


映画のDVDなら抱えるくらい持ってるから、見たい映画を言ってくれれば貸すぜ？
題名が分からねえなら大雑把なイメージでもジャンルでも言ってくれれば、私が映画選んでやるし。

よくできました。いい子ね、月（頭をなでる）
ゆびきり知らないの？（驚いたように目をぱちくり）……まあ無理もないか。えっとね、こうやって約束したい相手と小指同士を絡ませるの。ゆびきりげんまん嘘ついたらはりせんぼんのーます、ってね（小指を放す）
今度誰かとやってみたら？

安心したわ。あんなのでも親父だもの、怪我したら哀しいし……じゃなくて、この忙しいのに入院中の面倒見るとか冗談じゃないし！
えっ……ＯＫってプロポーズってこと？やるわね親父。本命には腰が重いと思ってたのに……それだけ本気って事かしら？
これは皐月が後妻にくる日も近いわね。花嫁姿が楽しみ、ブーケは予約しとくわよ

寝子島イリュージョンランド……聞いた事ある
閉鎖しちゃったのは淋しいわね。やっぱり交通の便が悪いと経営が立ち行かないのかしら？景色だけはいいんだけどね……緑はたくさんあるし、湖の近くだし

へえ……冴来は本当にその人が好きなのね、乙女な表情でのろけてくれちゃって
告白されたの？モテモテじゃない
でも思わせぶりな態度はダメよ。その気がないならきっぱり断った方が相手の為、自分の為
心を鬼にしなきゃ

ああ、全然大したことじゃないの、大丈夫よ
証拠にほら、ぴんぴんしてるでしょ（月さんに笑いかけて）

月ってば、もうそんなに進んでたのね……ゲーセンデートなんてやるじゃない
私と一也だってちゃんとしたデートはまだなのに……先越されちゃったかしら？

そうね、彼の映画の趣味を聞いてみるのもいいわね
月はどう？映画に興味ない？
私が持ってるＤＶＤなら貸してあげるわ、あやうい刑事リターンズ劇場版とか……

あーあ、私もデートしてみたい（ため息）

(月さんの様子に安心したように微笑んで)

月にも気になる人がいるの？
意外ね…。
貴女はそういったことには
興味がないものだと思っていたわ。
ゲームセンター…。
そういえば和哉がよく行くと言っていたわ。
今度連れていって貰おうかしら。

それはそうだけれど
折角好きになってくれたのに申し訳ないというか、ね。
かといって、自分の気持ちに嘘はつきたくないし。
私はあの人じゃないと駄目なんだもの。
仕方がないわよね…。

……ひふみ姉さんがそういうのであれば
（信じる気になったのか、先程の張り詰めた空気が消えて）

ゆびきり？（きょとん、とどうやらゆびきりのことを知らないようだ）

山奥にそんな場所があるのですね……。
なにやら、私の感知してないところで怪異に巻き込まれてたようですが、大丈夫だったですか？

（彼との進展について）
彼とは一度ゲームセンターに行きましたね。
少々、音が大きかったですが……なかなか楽しい場所でした。
あとはゆーふぉーきゃっちゃー　でしたか、景品を釣り上げる設備でぬいぐるみを取ってもらったり……。

なるほど、雰囲気がそうなる傾向があって、あくまで映画館は普通に映画を観る場所なのですね
そうですね、一度彼がみてみたい映画を聞いてみましょうか
私自身はその、特にみてみたい映画はないので、彼に合わせる形がいいでしょうし……。


（花風さんの好きな人の話を聞いて）

自分の心に正直であるのは悪いこととは思いませんが、違うのですか？
私としては好きな方がいるということを告げるのは悪いとは思いませんが……

…皐月様がそういうなら。
私も本当は組長さんに酷い事だなんてしたくないし…。

ええ、とっても。
とっても好きよ。大好きなの。
皐月様が本当に私の姉ならいいのに。

それが心配なのよね…。＞陥没
無許可で掘ってしまっているのも気になるわ。
猫鳴館の寮生全員でやっているわけじゃないし
不愉快に思っている子も沢山いるでしょうね…。

九夜山の遊園地ってイリュージョンランドのこと？
たまに遊びにいくわ。
今は廃墟になってしまっていて
もの寂しい感じがするわよね。
あれはあれで好きなのだけれど。
凄く…凄く素敵な人よ。
綺麗で、優しくて、明るくて、勇敢な人で…。
お馬鹿さんなところや意地悪なところもあるのだけど
そういった処もあの人の良さだと思うわ。
…大好き。私、世界で一番あの人のことが好きなの。
(頬を染めはにかんで

映画を一緒に見に行くのもいいな…。
皐月様の映画館にいつか一緒に行きたい…。

そうか…。
じゃあ、結婚して、しまうのね…。
私は七夕の日、友達の男の子に告白されたわ。
でも、私の好きな人はあの子じゃなくて…。
…悪いことしちゃったかしら…。
(悲しげに目を伏せ、溜息をつく

　自主制作映画つっても拘ればとことん拘れるし、何より、完成した時の達成感と連帯感がすっげーんだよ。
　裏方から見てたけど良い演技してたぜ。いや、あれは演技じゃなくて青春そのままって感じか。良いカップルだったから監督が変な声あげてたな。

　ガールズトークしていいならぶっちゃけるけど……この前の七夕で告られて、遠まわしにOKって言ってきたわ。

こっちもいい経験になったわ。一也との仲も深まったし、自主映画さまさまね。可愛い猫ももふり放題で癒されたわ

冴来は本当に皐月が大好きなのねえ。皐月も冴来の保護者みたい……可愛がってるのね
大丈夫、冴来は何もしないわ。安心して月。私の部屋で喧嘩はしないで、みんな仲良く、ね？（小指をだして指きりげんまんポーズ）

ふーん、そうなの……寝子島もなかなかカオスになってるじゃない＞地下帝国
地下を穴だらけにされちゃ困るけど、面白い発想ね。うちの下も掘る気かしら？陥没しちゃったらやあね……

星ヶ丘の方は行った事ないわ。生まれ育った旧市街は詳しいけど……薔薇園に教会かあ、素敵ね。九夜山の遊園地は親父が子供の頃に潰れちゃったみたいで、行けなくて残念。あ、でもこないだ召喚されて……
冴来にもデートしたい相手がいるの？きっと素敵な人なんでしょうね

皐月や月も、その後鯉……じゃなくて、恋の方は順調？男子禁制ガールズトークで相談にのるわよ

映画館は雰囲気あるから、好きな人と一緒だとドキドキしちゃう気持ちはわかる
やりすぎるとつまみだされちゃうけどね
そのへんは心得てるから
それにね……好きな人と見る映画は特別な気分に浸れるでしょ？今度試してみるといいわ

文貴が私を不幸にしたら、そん時は私が考えるから冴来はなんもしないでくれ。
その判断は私がする。私が好きで選んだ道なのに、誰かに尻拭いされるってのはあんま好きじゃない。
私も気づけばいい大人だからな、責任はきちんと自分で取らねえと。


……映画館ってのはそういうとこじゃないからな？
薄暗くて恋愛映画とかだと濡れ場とかあるから、ムードができるんじゃねえの？　それでそのまま乳繰り合ったりとかなんとかするわけだよ。ああいうの見てると、もうちょっとくらい我慢してラブホか自分の家行ってやれとか思うわ。