そんな座敷童のようにちょこなんと隙間に滑り込まなくても……まあいいわ
へえ、皐月も案外ドジね（くすくす）見たかったな決定的瞬間
白衣とシャツが濡れ透けになってうちの親父は喜んだでしょうけど

……愛人じゃないの？やだ、私はてっきり……
でもそうよね、皐月は身持ちが固い女よね。酸いも甘いも経験踏んだ大人の女、私なんかよりよっぽど恋愛上手なんだから
そうだ、恋愛のアドバイス欲しかったらこの人に聞くといいわよ月

……………（そのままするすると神無月さんの傍に。丁度半身だけだが鳳翔さんと神無月さんの間に入っる感じで）
常闇月です。（ぺこり）

アンダースローでポップコーンを投げようとしたら滑って転んでどっぽんとな。
色気とかむしろなくて結構。あと舎弟が妙な気おこしてもタマ蹴り上げてやるから問題ねえよ。

……って、なんか映画みたいなことしてるな。とりあえずよろしくな。
私は鳳翔皐月だぜ。ミニシアターを営業してるが、組長の愛人じゃねえーからそこんとこよろしくな。

あらいらっしゃい。ウォーターハザードって……人んちの池でなにしてんのまったく
えーと……（箪笥の引き出しをごそごそ探り）学校のジャージでいい？色気がないけど
と、とりあえずそんなかっこで出歩かないで頂戴、舎弟が妙な気おこすから！（真っ赤）

ーって月、なにしてんの降りてきなさい！
この人はその、親父の愛人の皐月よ。不審人物じゃないから大丈夫。
皐月、こっちは月。私の後輩で友達。ちょっと変わってるけど悪い子じゃないからよろしくね

……………（漫画本を手に持って読んでいる格好のまま、目線だけ（扉越しの）ノックをしようとした鳳翔さんの方を向け）
（来る……）
（そのまましゅぱっと飛び引くと鳳翔さんからは死角になる位置に音もなく＋気配を消しながら着地）
（※鳳翔さん以外のこの部屋にいる人にはちゃんと見えてます）

ちっとお邪魔してるぜー。
お宅の池にウォーターハザードかまして、今風呂入って着替えたんだけど、もうちょっと丈長い奴あるかー？

服乾くまでは、ひーちゃんの服借りろってニュアンスのこと言われたんだけどさ。

（無駄に行儀よくノックした後、胸のあたりがだぼついた丈の足りないシャツをきて、お風呂上りなのか妙に色っぽい人が入室）

小さい事気にしない、女は度胸よ！こーゆーのはおもいきりが肝心！
まあ練習台にならいつでもなってあげる。さすがにキスはあれだけど……って何言ってんの
漫画、よかったら貸してあげる。たくさん持ってるの。高３にもなって少女漫画好きだなんてちょっと恥ずかしいから他の人にはヒミツよ？特に親父にはね

……足崩したら？痺れちゃうでしょ
月も家族の一員みたいなもんだし、うちではもっとラクにしてね

…………これはしてもらうほうが恥ずかしいのか、するほうが恥ずかしいのかという感じですね。
（至ってクールそうだが、実はテンパってる←！）

なるほど。他にも参考になりそうなシーンがありそうですね
（言いつつ漫画を読んでいる光景は意外と女の子しているようだ。しかしわざわざ正座しながら読むというやや不自然だか生真面目だかな光景）

まあ……体めあてじゃない？あまり想像したくないけど……

そう、かな。口ぶりに出てるのかな……
最初は無愛想でとっつきにくいやつだって思ったんだけど、私のドジをすかさずフォローしてくれるし、言葉数は少ないけどさりげなく慰めてくれるし……いつのまにか特別な人になってたみたい
こんなこと本人には絶対言えないけど
恋なのか思い過ごしなのか自分でもわからなくて……経験値が低いからかしら

えっ、れ、練習台ってこと？
（月さんの「あーん」に戸惑いつつも面映ゆげに口を開き）
……あーん
……女同士でもなんか恥ずかしいわね、これ

どこに惚れたのかは本人らに聞く必要がありそうですが、聞かないほうがいいのかもしれませんね。

妙な緊張、ですか……傍から聞いている限りでは、その先輩の方は神無月さんにとっての特別な存在なのはわかります。深い友情なのか、それともそれこそが恋愛感情なのかまではわかりませんが……。

なるほど。……恋人同士はこんなことをするのですが。
……（と、自分の分で分けられたショートケーキをひょいとひとかけらをフォークに挿しては、神無月さんにおずおずと）

………あーん？（これでいいのかな？的な様子で　どうやらあーん、を実践したいようだ！）

体めあてじゃない？＜仲がいい理由
女には見境ないから……美人ならなんでもいいのかしら？

デートはそうね、恋人同士でおでかけすること。遊園地とか水族館とかプラネタリウムとか……場所はどこでもいいけど
恋愛感情と友情の境目の見極めはむずかしいわね。私もそれで悩んでるし……月には言ったっけ？バイト先のカラオケ屋の先輩。あいつの前だと妙に緊張して空回ってすべってばっかり……
恋なのかなんなのか自分でも判断つかない

やっぱり月もそう思う？気に入ってくれて嬉しい
（横から手を伸ばしぱらぱらとページをめくり）特にここ、ヒロインと彼が二人でケーキ屋さんに行くシーン。お互いあーんして食べさせっこするの。それでより距離が縮まって……今度試してみたら？

なぜ仲がいいのか理解に苦しみますが……。

ふむ、でえと……というのは男女とどこかにおでかけする、という意味であるならその通りですね。

恋愛感情ですか。（と急に難しい表情になり）
男女の間の特別な感情、というのは理解しているのですが……具体的にどうだ？と言われるとわかりませんね。本当にこれが恋愛感情なのか……（ぶつぶつ）

……なんだか後者はよくわかりませんが、このヒロインは確かに私に当てはめたような……。
（時々、ここはこうしたほうがいいのに、とヒロインの行動（後ろめたい的なところらへん）にツッコミ入れつつも熱心に読みいっている）

月は頭をなでられたことないの？ふふ、こんなのでよければいつでもどうぞ。

ふーん……むずかしいお姉さんね。リトマス試験紙みたいというか……
でも親父とは仲いいのよね？愛人だっていう話だし

そう、その掘とかいう男。
月にちょっかいだすなんて、ろくでなしだったらとっちめてやろうと思ってたけど……
話を聞くとイイ奴みたいね。ちょっと不良入ってるけど、私も人の事は言えないし
へえ、もうデート済みなんだ？進んでるじゃない（心の声　先越されたかも……ぐぅ）

えっ（直球で問われてたじろぐも生真面目に答える）
彼氏っていうのはお付き合いしてる人。お互いに恋愛感情を持ってる異性のこと……異性には限らないのかしら。うーん、テレビで聞いた事ない？改めて説明するのは照れるっていうかむずかしいな……
（横の本棚をあさり少女漫画をどさどさ山のように積み上げる）
百聞は一見にしかず、くわしく知りたければこれを読むといいわ！
これなんておすすめよ、「キャンジー・キャンジー」！暗い過去を持った無口無表情ヒロインと不良の男子生徒の出会いから始まるハートフルラブストーリー。最後らへんは涙が止まらなかったわ

（頭を撫でられると、どこか戸惑いつつも、悪い気がしないのか、目を細めて気持ちよさそうに）
…………なんだか、落ち着くといいますか。不思議な、けど決して不快じゃない感触です。
妹、ですか。…………いいかもしれませんね。

なんといいますか、姉は劇薬という印象ですね。ある種の人間にとっては麻薬にもなり得る存在とも。
神無月さんだと、まず相容れないと思いますが……。

（彼氏？　という問に）
堀さんのことでしょうか。
確かあの後Ratonというお店に一緒に行きましたね。彼一人だと入りづらいとのことでしたので。
ところで。非常に聞きづらいのですが……かれし、とはどういう言葉でしょうか？（きょとん、と。まるで初めて聞いたような印象で小首をかしげて）

そ、そう……？
ええと……じゃあ失礼して（月さんをなでなで）……どう？少しは落ち着いた？
なんだかほんとに妹ができたみたい。嬉しい。

月のお義姉さんはちょっとアブない人みたいだけど、私だってそんなに弱いつもりはないわ。空手で鍛えてるし、メンタル面じゃ月よりずっとタフよ（悪戯っぽく片目を瞑る）
守られっぱなしは性に合わない。月と対等な友達になりたいと思うならなおさらでしょ？
まあこういうのはタイミングもあるし無理にとは言わないけど……

そういえば月、うちの木陰で男と一緒の所を見たけど……ひょっとして彼氏？（にやにや）

これでもリラックスしているつもりですが……（おどおど）
こんな私でも、気遣ってくれるんですね（涙をぬぐいつつも、頭はなでやすい場所に）

確かに、お店の名前はどことなく……アレな感じはいたしますが（苦笑し
義姉には会わない方がいいかもしれません。見たくない闇で、神無月さんが傷つくのが……見たくないですから

いえ、その、甘えすぎとかではなく……暖かいな、と

（礼儀正しいわね……しっかりした躾を受けて育ってるのかしら）
もっと肩の力抜いていいのよ？リラックスして……ここには貴女に危害を加える人もモノもないし。そうよね松崎？（振り向いて念を押す）
そ、そうかな……（優しいと言われ照れる）いや、別に優しくしてるつもりはないんだけど。当然のことしてるだけよ。親父の影響かな、やっぱ……女子供には優しくするのが本当の極道だって口癖のように言ってたから伝染っちゃって。
月がいくら強くたって心は等身大の女の子と変わらないと思うし……傷付くし弱りもするでしょ？そういう時はちゃんと支えられるようになりたいの。友達として、お姉さんとしてね。

って、ここで泣く！？やだ、なんか私もほろっときちゃうじゃない
えーと、とりあえずティッシュで涙拭いて！ハンカチの方がいいかしら？（慌てる。月さんの頭をなでたいがなでていいのか迷ってるようだ）

そんなお店なの……やだ、私ったらてっきりその、アダルトグッズのお店かと（赤面）だって親父が熱心に通い詰めてるっていうから……
類は友を呼ぶって奴ね。うーん……興味はあるけど……
（月さんの人物評を聞いてしみじみ）
なんだか月のお姉さんて怖い人みたいね。悪い人じゃない、と思いたいけど……実際会ってみなきゃわからないか。ホントに魔女だったりして？まさかね

（松崎さんとのやりとりを見つめる月さんの視線に気付き）
な、なんかへん？どうせいいトシして甘えすぎだと思ってるんでしょ！月も松崎に甘えていいのよ、おとーさんだと思って！（何）

（自分の家みたいに思って～発言に）
あ、はい……（勧められたクッションにちょこんっと座ってみる）

（ヤクザの家だから友達が～発言に）
いえ、神無月さんの人柄は接しててわかっているつもりですよ。お優しいところとか……（サークルでのことを思い出しながら、松崎さんに）
こちらこそ、よろしくお願いします（深々と松崎さんに正座し直して土下座して）

（もう友達だ、という発言に少しだけうるっときたのか、少しだけ目元を指先でぬぐい）
…………失礼しました。何分、そんな縁がない生き方をしてきたものですから。

（知っているのかライ○ン？！　に対し）
知ってるもなにも……一応、現在の住所ですから。
店主の虚とは義理の姉にあたります……もちろん、血はつながっていませんが。
夜会こそ開かれてはいませんが……何分、義姉は妙なカリスマといいますか、そんなものがあるから集まるのではないでしょうか？　　偶然かもしれません。
義姉を表現するなら……宛ら、蟻地獄か底なし沼、ブラックホール……一度彼女に魅入られたモノは引きずり込まれていく、そんな印象を抱いています。

ちなみにお店自体はオーダーメードの服を作ったり、等身大の球体関節人形を売ったりしている趣味の店ですよ。決して18歳以上が入ってはいけないようなお店ではないです。


（松崎さんとひふみちゃんのやり取りをみて、どこか憧憬に近い表情で眺めている）
（……………暖かい、ですね）

羨ましいなんてそんな……俗にいう腐れ縁ってやつよ。切っても切れない幼馴染の間柄。
私が極道の娘だっていじめられてべそかいてたらあーちゃんが頭ぽんぽんとしてくれたのよね……懐かしいなあ
……水くさいわね、月だってもう友達じゃない（フシギそうに小首を傾げ）
少なくとも私はそのつもりだったんだけど……

ああそう、確かそんな名前のお店。なんだ、知ってるの月？有名なのね……
裏社会の人間も多く出入りしてるって噂だし、夜な夜な怪しい会合でも開いてるのかしら

私は慣れてるけど、そのハイテンションとエキセントリックな言動には初心者は面食らうわよ
って、あーちゃんは行っちゃだめ！まだ早いわ！きっと１８歳以下立ち入り禁止のお店よそんな気がする、店名からして大人向けじゃない！

葛山文長……聞いた事ない。その人があーちゃんの、いえ、拝み屋のご先祖様なの？ふーん……
虚栄心ばっか強くて鼻持ちならない男でも、異能は本物だったんじゃない？じゃなきゃその末裔のあーちゃんのおばあちゃんが拝み屋として開花するはずないもの。
その日記読みたかったなあ……蔵の中に眠ってるんじゃない？さがしてみよっか
命信堂行くのも久しぶりね、小さい頃はあーちゃんや親父と一緒に埃まみれで冒険したもんだけど……
人ひとり入れる位おっきな葛篭があったり、漆塗りの箪笥や雛段があったり、どきどきわくわくしたなあ

血より選択ね……そう、よね。あーちゃんもたまにはいいこと言うじゃない、見直したわ
……私だって本気で家や親父を嫌ってる訳じゃない。でも今さら後に引けなくて……保育士の夢も捨てきれないし

そうそう、松崎もこう言ってることだし自分んちだと思って寛いでね？膝も崩していいのよ（クッションぽんぽん）

ちょっ、やだ、やめてよそういうこと言うの……
そりゃ色々嫌なめにもあってきたけど、松崎はいつも味方でいてくれたし。女の尻追いかけてほっつき歩いてばっかのどっかの誰かよりよっぽど頼りになるじゃない
……感謝、してるんだからね？（頬を染めつつそっぽをむく）

へぇ、確かにそうですが……それじゃお言葉に甘えましょうかい……（蚊取り線香おいてどかっと座り）
（月さんに会釈を返し）月さんですね、護身術サークルのご友人ですかい……まぁあっしが言うセリフでもねえですが、自分の家だと思って寛いでくだせえ、お嬢さんのお友達がこうして遊びに来てくれるのがあっしは嬉しくてねえ、何せヤクザの屋敷でしょう？ビビッちまってこれないって人も多いし、ヤクザってだけでお嬢さんのことを敬遠する奴も多かったもんでして……あっしが言う筋合いもねえですが、お嬢さんにゃあ、辛い思いをさせてきちまったもんで……だからこうして、お嬢さんのこと全部知った上で遠慮なく遊びに来てくれる人はほんとありがてえ、これからも、お嬢さんとなかよくしてくだせえ……おっといけねえ、無駄に堅苦しくなっちまった