神無月邸の二階東にあるひふみの自室
女の子らしいインテリアでまとめられたファンシーな部屋
ベッドの枕元にはキレニャンコはじめお気に入りのぬいぐるみが勢揃い
本棚には少女漫画をメインに恋愛小説や時代小説などが並び、机にはノートパソコン
窓からはベランダに出られ、錦鯉が優雅に泳ぐ池と日本庭園の眺望を楽しめる
補足
ひふみの部屋です
主に日記代わりの独り言を呟くトピですが、お気軽に遊びに来てください
月は心配性ねぇ。大丈夫、バイト先の人達はみんないい人よ。テンチョーはちょっと頼りないけど……暗道は胡散臭いけど面白いし一也はぶっきらぼうだけどホントは優しいし。凛はバイトでは先輩だけど、可愛い後輩ってかんじ
(ただ様子を見に行っただけだと聞いて)
それでもきてくれてよかったわ。
(月さんの話に真剣に耳を傾けたあと腰を浮かせ接近、母親がするように優しく抱き寄せようとする)
つらかったでしょう
あなたは今麻痺してるだけ。何も感じなかったと思い込もうとしてるだけ。そうしないと生きていけなかったから。その証拠に昔はちゃんと痛みや哀しみを感じてた。そんな子が欠陥品のわけがない。世界中の皆が指さしてなじっても、貴女自身が頑なにそう主張しても、私は絶対に認めない
勘違いしないで
貴女がキレイだろうが汚かろうが私の大事な家族であることに変わりない
カラオケで会った……小淋っていったかしら?あの子だって同じ気持ちのはずよ
それに……月をキレイな存在だなんて思った事ないわよ?(悪戯っぽく微笑み)
汚いもキレイもひっくるめて人間、でしょ。
私だって月が思ってる程キレイでもオトナでもない。中身はコドモだけど、虚勢を張っていいお姉さんを演じてるの。そうなりたい自分になるために頑張ってる。
月は少なくとも今後悔している。罪を罪と認識し贖おうとあがいている。人形はそんな事しないわ。
貴女の力は人を殺す為じゃない。
これからは大事な友達を、支えてくれる仲間を、愛する人を守るために使うんでしょ。
過去は変えられなくてもこれから何を選択するかによって未来は変えられる。
でも、それでもまだ自分は欠陥品の人形だっていうなら……貴女が人間になる手伝いをさせて頂戴
プール開きの時を思い出して。皆あなたを囲んで笑ってたでしょ。
貴女が忘れているものや知らないもの、少しずつ教えてあげるから。