神無月邸の二階東にあるひふみの自室
女の子らしいインテリアでまとめられたファンシーな部屋
ベッドの枕元にはキレニャンコはじめお気に入りのぬいぐるみが勢揃い
本棚には少女漫画をメインに恋愛小説や時代小説などが並び、机にはノートパソコン
窓からはベランダに出られ、錦鯉が優雅に泳ぐ池と日本庭園の眺望を楽しめる
補足
ひふみの部屋です
主に日記代わりの独り言を呟くトピですが、お気軽に遊びに来てください
私はただ様子見をしにいっただけですよ。
(二人から相談してみたら?という発言に対して非常に長く考慮した後に)
……ひふみ姉さんにはプール開きの時にも言ったと思いますが、覚えていますか?
これから話すことはおふた方を信じて話す内容です。……その結果私がここにいられなくなってもお二人を恨んだりはしませんが、それだけは心に留めてくださると幸いです
……
私は今は存在しない、とある組織に所属していた暗殺者でした。
幼い頃に誘拐されたか、はたまた孤児だったのか定かではないですが……幼い頃から組織内で毎日、いかにして人を殺めるかということだけを学んだのです
人体のどの箇所を攻撃すれば絶命させれるのか
どのような状況下でも目標を殺害できるようにするにはどうすればいいのか
そこには私と同じような境遇の子らがいましたが、
欠陥品と看做された者は次の日からいなくなっていく有様
最後の仕上げとして今まで一緒に苦楽を共にした者同士で殺し合いをさせていく
私も、また……。
(いつのまにか。ガラス細工な瞳で二人を見つめ)
最後まで生き残った私を含めた数名は、その後も組織の命令通りに人を殺めていきました。
一人の場合もあれば、対象の家族全員を殺害することも。
私が生きることは、他者の命を収奪することでした。
いつからでしたか。気づいた頃には、人を殺害することになんら感じることがなくなっていたのです。
幼い時はやってはいけないのだと思いつつも、自ら生き残る為に蹴落とすことに後悔と贖罪の意識を抱いて、処分された仲間のことでその夜に枕を涙で濡らしてた筈なのに。
……
ですから、あなたがたが思っているほど、私という存在は綺麗ではないのです