○窓際に置かれた読書用の机。
大きめで一つあたり数人程度で使えそうだ。
窓際に置かれてることもあって穏やかな日光が差し込んでいるため、眠気を誘われる人もいるかもしれない。
またホールとは離れているため、ちょっとやそっとの大声じゃ職員さんにばれないかも...?
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○雑談トピックその②です。
○学生さんや読書しにきた方同士での雑談がしやすいように設置させていただきます。
○過度な暴力表現、暴言、その他PL同士での喧嘩はお控えください。
○自由にRPを楽しみましょう。
(声をかけられ、本を置いてメモ帳を取り出す)
『こんにちは、ももさん』
『本棚の整理も兼ねて、この島の歴史についてちょっと調べていたんです』
(手伝ってもいいかという言葉に)
『それはぜひお願いしたいです』
『でも、分厚い本が多いですからかなり重いですが。大丈夫でしょうか?』
こんにちは〜。
(小淋ちゃんの姿に気づき微笑んで)
小淋ちゃんは何か調べ物?
沢山の本、重そう…。
運ぶのを手伝ってもいい?
………
(整理を終えたのか、資料らしき本を数冊抱えながら運ぶ)
【流石に本をずっと抱え続けてると、腕も疲れてきますね…。
…あれ、ももさん?あんなところで何をしてるのでしょう…】
(視線に映ったももさんを気にかけ)
(キョロキョロと誰かの姿を探すが
探し人の姿は見つからず、さみし気に目を伏せる)
今日も、いないのね…。
会いたいな…。
何処にいるの…?
爺ちゃんに聞かされた話と合わせて資料を読むと、いろんな視点があるんだなって思えるてくるっちゃねぇ……。
(ガダルカナル島当たりの戦時資料などを読みつつ)
ふぁ・・目が疲れてきた。
(難しい字で八卦掌と書かれた古書を読みつつ)
……………
(2階の本棚の整理をしてる最中に、ふと寝子島の歴史書を手に取る)
【この島の歴史には、まだまだ分からない事が多い…。
このろっこんという力の事も、落神の事、おキヌさんを含む九夜山の伝説…。
今までのようにこの力が広まった時代が存在していたのでしょうか…】
(手に取った歴史書をめくり、少しずつ読み始める)
【…気がかりな事は尽きないけれど、少しずつ調べていこう。
あの子が戻っても負担がかからないように、私ももっと動かないと】
(本を数冊山にして)
図書館は素晴らしいねえ
こんなにたくさんの本が自由に読めるからねえ
自由、なんと甘美な響きだろうねえ!
……くそっ……次は負けん(何冊か本を持ってきて)
…………(適当に読み進める)
珠喪ちゃん…。
会いたいな…。
今も何処かで、がんばっているの?
(静かに、前回訪れた時と同じ席につく。
花柄のノートを開き、少し思案した後
さらさらと何か書き始める。
途中、何かを思い出したようで
少し嬉しそうにふわりと笑顔を浮かべた。)
嬉しかった…。
また、会いたい…。
今度行くときは、もっとみんなと沢山、楽しいお話を…。
物凄く大変な作業じゃ。それでも昔の人はそれを懸命に行って本を写して行った
それが今でも残っておる。…素晴らしい事とは思わぬかえ?
それに手書きの本と言うのは温かみがある
確かに活字印刷は読みやすいがあくまで読みやすいだけじゃ
しかし、手書きの文字と言うのはその人物を写す鏡の様な物じゃよ
忙しければ文字はぐちゃぐちゃになる、余裕があり相手に敬意を払えば、例え字が下手でも丁寧な文字になる
それが文字と言う物じゃよ
…それに、もも殿のその行為は非常に良いのう…
例え他から写した言葉であっても、ノートに写せば自分の言葉になる
それはキラキラと光って本当に眩しく美しい物じゃろうて…
そうじゃのう…多分、大丈夫じゃ。確か…猫鳴館じゃろう?わらわもそこで出会った
猫鳴館の生徒は心が広い。わらわもその心の広さに身を委ねておる
…よく解らないが、心地良さがあるのじゃろうな。あの空間には…
そなたが心配をせずとも、皆が支えてくれれば大丈夫じゃよ(そう言ってウインク一つ入れて)
もも殿はもも殿の考えで行動をするのが一番じゃ
例え無理に自分を見繕っても、疲れて仕方が無い
…それよりも自然体のまま、もも殿のままで動くの良いと思う
その方がもも殿の魅力を十分に引き出せると思うからのう(そう言って微笑みを浮かべる)
凄く大変な作業だろうね…。
手が痛くなりそう。
でも、全部手書きの本って、憧れる。
活字は見やすいけれど、ちょっと味気ないように時々感じるの。
僕、お気に入りの言葉を見つけたときは
ノートに書き写す様にしているんだ。
その方がきっと、その時のキラキラした気持ち
忘れないでいられると思うから…。
(そっと表紙に淡い配色で
花柄のプリントがされたノートを取り出す)
姉様は何処へ行っても相変わらずなのね…。
他の人達に、迷惑かけてないといいのだけれど。
(小さく溜息)
静かでおしとやかな大和撫子が
日本では美徳とされてるけど
僕も姉様を見習ってもう少し明るくなれば
沢山お友達が、できるかなあ。
うむ、昔は全て手写し…写本じゃ
一つ例を挙げよう。玄奘三蔵じゃ。いわゆる三蔵法師じゃ
実在の人物で中国からインドに向かう傍ら、巡礼や仏教研究を行い、膨大な梵経や仏像等を持って帰還した人物じゃ
その梵経も全て翻訳して写本しておる。もちろん一人ではなく多くの弟子と共にのう
本当にそれしか方法が無かった訳じゃ。本の内容を写すと言う方法はのう
この現代世界に昔の人が来たら、か…逆にわらわ達がびっくりするぞよ…(そう言ってこっちも笑って見せて)
そうじゃのう…わらわは「こんな人が好き」と言うのは考えた事があらぬな…
そなたの姉上…苗字から察するに冴来殿かのう?
…多少強引な所があるからのう…悪い人物ではないのじゃが…(そう言って軽く後頭部を掻く)
昔は本も全部手移しだったんだよね?
菅原孝標女の「更級日記」を読むと
どうか沢山のお話をみせてくださいって
仏様にお願いする所が可愛くって…。
昔の人達が今の時代にきたら、
びっくりしすぎて倒れちゃうかもしれないね。ふふっ。
(楽しそうに小さく笑って)
いないの?
んと、僕も今はいないんだけど
こんな人がいいな、っていうのはあって…。
一緒にいて楽しくて、安心できる人がいいなって思うの。
姉様に話したら「私が貴女に見合う人を探してあげる」
って張り切ってたけど、僕の姉様はその…。
ちょっと変わってるから…。
そう言う事じゃ。現代のわらわからすれば「何故?」と思うやも知れぬが「その当時」からすれば難しきことなのじゃよ
ある小説家が描いた短編小説の「芋粥」と言う話があるじゃろう?
あれは主人公である五位のあるささやかな願いが「芋粥」を飽きるほど食べたい、と言う事から物語が始まる
「芋粥」と言うのは「山芋を甘葛の汁で煮た粥」の事じゃ。当時は砂糖が貴重な時代で甘葛は水飴と共に甘味料として使われた物じゃ
清少納言の「枕草子」にも「削り氷にあまづら入れて、新しきかなまりに入れたる。」とある。いわゆるカキ氷じゃ
この時代、そうやすやすと氷が手に入る事は無いが清少納言は「あてなるもの」。上品な物、雅な物として「カキ氷に甘味料として甘葛をかけた物」を食べていた事が解るとて…
まぁ、今は甘味料が様々に溢れている時代じゃ。わらわ達は普通に甘い物を食べる事が出来る。ただ、昔の人はこんな物を使って甘味を楽しんだと言う事じゃよ(そう言って笑顔を浮かべる。ただ単に国語や歴史の話だけではなく、それらの知識を統合して話をしており)
…あ、また話が長くなってしまった…
(さて、気になる人がいるかと聞かれれば少しだけキョトンとしながら)
いや、おらぬ(完全に素の表情で「いない」と答えるのであった)
…しかし、そなたが同性に「気になる人」を聞くと言う事は…そなた自身はどうなのかえ?(逆に聞き帰してみた)
想っても想っても会えない時代、かぁ…。
そんな時代の歌だから、いろんな想いが込められてるんだね…。
僕達は、幸せな時代に生まれてきているんだね…。(しんみり)
珠喪ちゃんのお話聞くの、僕楽しいよ?
もっと色んなお話、聞かせて欲しいな。
例えば…えっと…。
珠喪ちゃんは今気になる人とか、いる…?
ん、もも殿であったか…こんにちはじゃ
(邪魔したのかと言われれば首を振り)
いや、問題は無いぞよ。わらわとて色んな知識を仕入れておきたいからのう…ちょっとそっちへ移動するぞよ(そう言いながら歴史書を持って移動をする)
…歴史も歌も密接な関係にある。考えてもみよ
その歌の意味は「やっと逢えた時ぐらい」じゃ
つまり、いくら恋焦がれて逢いたいと想っても想っても、そう簡単には会えぬ
そんな時代に読まれた歌なのじゃよ。今の時代の様に携帯やPCなどを通じて簡単に出会ったり会話が出来る事が出来なかった
…知識と言うのは並行的な物じゃ。一方からの知識では解らぬ
しかし、様々な知識を統合する事によって初めて理解できる知識も多い
…長くなってしまったのう。わらわは話をすると長くなってしまうとて…すまぬな
恋の歌に感銘を覚えて、そんな風に心が動かされるのは純粋に歌と言う物を感じ取ってる証拠じゃとて…
いずれ、素敵な恋にめぐり合えるじゃろう。そんな心を持っておるのならばのう(そう言って軽くウインクを入れる)
珠喪ちゃん、こんにちは。
邪魔しちゃったかな…。ごめんね。
僕、和歌の中でも恋の歌がなにより好きなの。
読んでるとなんだか、胸の奥から愛しさが溢れてくるようで…。
僕もいつか、素敵な恋ができたらいいな。
(と言って少し恥ずかしそうにはにかむ)
ん?(何処からか和歌が聞こえれば『ふむ』と手を当ててパタンと歴史書をパタンと閉じて)
「ずっとずっと恋しくて
やっと逢えた時ぐらい
優しい言葉で尽くして欲しい
ずっと私と長くいたいと思うのならば…」か(そんな風に歌の大まかな現代訳を口に出せば)
作者は大伴坂上郎女…万葉集にも収録されている恋の歌、じゃな…(そんな風に言葉を繋いでいく)