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招かれざる客 ~異世界からの侵略者~
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「ワルコちゃん……じ、実は物凄く強いのだ?」
ところが、そうタメ口をきかれると、途端に威厳は吹っ飛んだ。
「うーん、まあ打たれ強さだけは、群を抜いてたかな……あ、これ魔王養成学校の同級生」
魔王が懐から、写真らしき紙切れを取り出す。
なんでこんな長閑な雰囲気に? 疑問を抱きつつも、覗き込む。
「こいつはスゲー力自慢で、こっちのは身が軽いんだ。この頭でっかちの奴は、頭が良くて悪巧みをさせたら右に出る奴がいなかったなあ……」
一人一人を指差しながら、魔王が説明する。
魔王の候補生だったという彼等は、皆、それぞれに ふてぶてしく恐ろしげな顔立ちをしており、個性的だ。
キャラが立っていると言えば聞こえがいいが、端っこで のほほんと笑っている現魔王以外は、皆おぞましいレベルのブサメンだった。
「なんで俺なんかが、魔王に選ばれたんだろう……自分で言うのもなんだけど、人の上に立てる器じゃないと思うんだが」
「きっと、ルックスよ……!」
みゆきの断言が、妙な説得力を持っている気がしなくもなかった。
「いやいや、妙な理由で街を滅茶苦茶にされるのも嫌だし、明確な目的もなく魔王をするのもいけねえ! 魔王は悪の中の、ヒーローみたいなもんだろ! だったらしっかりとした目的を持って行動しなきゃ、誰も魔王と認めてくれねえぞ!」
脱力系魔王に翻弄されつつも、轟は叫ぶ。
「まあ、現に下っ端モンスターにも魔王と認められてないんだけどね……」
「やる前から諦める奴があるか!」
激昂する轟。
「……って、ストレイト、どっちの味方だ?」
「え? あれ? いや、ワルコの いい魔王になろうと悩む姿に、何か感化されちまってたぜ……」
「良い魔王になるにはどうすればいいか、ですか」
そこへ淑女然とした、少女の声が響いた。
みゆきにコッソリ付いてきていた、
毒島 虹子
である。
その道中を、これまたコッソリ守護していた、
灯 斗南
も遅れて到着した。
「私(わたくし)、毒島虹子と申します。以後お見知りおきを」
スカートの端を持ち上げて、虹子は にこやかに進み出る。
「簡単ですわ。私を攫ってくださいませ。こう見えても私、この世界ではお姫様なんですの」
上目遣いに魔王を見上げれば、彼は一言。
「古……」
「ふ、古くなんてないですわ。これは永遠に廃れない、いわば王道ですのよ!?」
「そういうもんか?」
提案に対して乗り気でない魔王の後ろに、虹子は強引に回りこむ。
「意外と煮え切らないですのね、虹子が決めた事に意見を差し挟まないで頂きたいですわ。いいですわもう、私は、こちらに着くことに決めました」
「おい、何考えてる!?」
刀の怒声にも、知らん振り。
本当は、さも自分が浚われたように周囲に見せたかったが、安全を優先して皆の後をつけて来たのだから、これは仕方ないと諦めた。
そんな事より、自分が魔王の味方についた事で、動揺する彼等の表情を観察する方に、優越感の類を感じる。
後の事は、後で考えればいい。
「おい、人質(?)をとられたぜ、どうする?」
轟の耳打ちに、刀は木刀を構えた。
「決まってる、一緒に成敗するまで!」
元より彼は、魔王に味方する者が現れないか、警戒していた。
懸念材料は排除する、色々あって気がたっていた刀は、本日の思考が実にシンプルだった。
「なんか逆に面倒なような……まあ、盛り上がってはいるのか?」
ボヤきながらも、魔王は蜘蛛を使役して周囲を固めさせた。
とりあえず、蜘蛛達に命じて刀に向けて、糸を一斉に吐かせたのだが。
ガチン! と刀の頭の中で撃鉄が落ちるイメージが過ぎる。
【加速】
刀の心身の速度を、大いに高める ろっこんだ。
「遅い、動きが止まって見える!」
飛び交う蜘蛛の糸の間を縫い、そのまま急接近。
木刀を叩きつけて反目した虹子ごと、攻撃しようと考えた刀だったが。
「――。――!!?」
腕に感じた、強い抵抗に目を見開く。
木刀の切先は、魔王の掌に握りこまれてた。
痛恨の一撃となるはずのものを、いとも簡単に防がれた事に、刀は大きな衝撃を受けた。
「バカな……」
「ぷっ、きひひひ」
虹子が思わず魔王の背中で、耳障りな笑い声を立てた。
それすら耳に入らない。
「確かにお前等は、この世界の『勇者』らしい。だが、ここまで息が合わないのも、珍しいよな。スタンドプレーで魔王の俺を倒そうって、流石に甘すぎやしないか?」
魔王が切先を握ったまま、腕を横に薙いだ。
突然の事に、刀は面食らった。
指が愛用の木刀を離れ、体は支えの無い空中に放り出されていた。
「刀ちゃん!! 捕まるのだ」
真央が伸ばした手は、空中を掻いた。
刀は落下を開始した。
急ぎジニーは、新たに鋼糸を張ったが位置が遠すぎる。
どうにか糸に体が掛かったが、バウンドして。
「未央! そっちいくぞ!!」
ジニーの鋭い叫び。
落ちる、落ちる――。
結局、下で構えていた未央が順に召喚した、いくつもの水の立方体を経由して、刀の体はどうにか損なう事無く地上へたどり着いた。
「くっそ!!」
刀は地面を殴りつけると、沸騰した頭のまま、再びフレームにもつれる足をかけた。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月23日
参加申し込みの期限
2014年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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