this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ちゃよなら、寝子祭!
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
14
つぎへ >>
【"たんけん"と"かくれんぼ"】
澪乃 澄佳
と
ロベルト・エメリヤノフ
は紆余曲折を経て、なんとか日本語で会話が通じるようになっていた。
「よ、よかったよぅ……。ずぅっとことばさつうじなかったらどうしようかと……」
澄佳は心の底から安堵したようにほっと胸を撫で下ろした。
(まさかロベルトさんだったとはねぇ。小さいとめんこいねぇ)
自分も小さくなっていることを忘れてそんなことを思った澄佳はちいさくなっているあいだはロベルト"くん"と呼ぼうと密かに決意する。
「みおのがしゃべってるのにあわせていたらなんとかつうじるようになったよ! それにしても、みおのはおねえさんみたいですごいなぁ!」
実際にはあっさり日本語の順応するロベルト少年もだいぶ凄いのだが、それには気づかず彼は綺麗な瞳で澄佳を称賛する。
「え? や、やだなぁ、べつにそんなことないよぅ」
澄佳はパタパタと手を振って否定するが、その表情はとても嬉しそうだった。
「よし、じゃあ、みおのもいっしょに"たんけん"しよう」
「え……?」
と、気がついたときには、すでにロベルトは澄佳の手を引っ張って歩き出している。
「あ、ひとりであるきまわったらあぶないよぅ……!」
仕方なく、澄佳もロベルトと一緒に家庭科室の探検をすることにする。
あくまで仕方なく、仕方なくである。
「あ、あたしも"たんけん"したいてわけじゃ、ないからねっ?」
何故か微妙にツンデレ化しながら言った澄佳に、ロベルトは何も言わずにただにっこりとした笑顔を向けた。
* * *
ロベルトは澄佳の手をぐいぐい引っ張りながら、家庭科室をあちこち歩きまわっていた。
「わー、かわいいおとこのこがいっぱいいるなー」
無邪気な笑顔で家庭科室の幼児(美少年に限る)を軽く物色しつつ、ロベルトは冷蔵庫やら引出しやらを覗いてまわる。
「ロ、ロベルトくん?」
澄佳が若干引いた表情をしているが、ロベルトはもちろんそんなことは気にしない。
「あ、おっきなおーぶんがあるよ!」
「ああ、ほんとだねぇ。みんなおっきくてなんだかめいろみたいだねぇ」
感心したように言う澄佳の手をさらに引っ張り、ロベルトは迷路のような家庭科室をさらにどんどん進んでいく。
「あのね、"ほうちょう"と"コンロ"はあぶないから、さわったらだめだよう」
「えー? でも、ぼく"おままごと"がやってみたいなぁ。いつも『あぶないから』ってさわらせてもらえなかったんだ。おねえさんの"みおの"もいっしょだしいいでしょ?」
ロベルトが言うと、澄佳はうーんと考え込むように唸って、
「……まあ、ちょっとだけなら、だいじょぶかなぁ。したら、"おままごと"しよっか?」
「わーいっ!」
ぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶロベルトは全国のショタ好きのお姉さんにお持ち帰りされかねない危うさであった。
かくして、何が起きるかわからない、りにゃる"おままごと"が――始まる?
* * *
一方、
志波 拓郎
はまだ
高梨 彩葉
を探し続けていた。
「つくえのしたー……いない……」
拓郎はせっせと彩葉を探す。
「こっちのしたー……いない……」
せっせせっせと彩葉を探す。
「れーぞーこー……あ、プリン……」
じゅるりと涎も垂らす。
そして、
「……みっかんない……どこぉ……ぴぅぅ……」
ついに拓郎はその場で泣き出してしまった。
すると、
「たくろーくん、なかないで」
彩葉はあっさりと隠れていた壁の向こう側から出てきてくれた。
「……いろ……は……ぢゃ……ん」
拓郎は彩葉が出てきてくれてほっとしたが、泣き虫だったのですぐに泣きやむことはできなかった。
すると、彩葉がもう一度「なかないで」と言って、自分のほっぺたを拓郎のほっぺたにこすりつけていた。
拓郎は一瞬どきりとしたが、結局、彩葉のなすがままにされていた。
そうしていると、不思議と気持ちが落ち着いてきて、拓郎はついに泣き止むことができたのだった。
それから、拓郎はさっき冷蔵庫の中で見つけたおいしそうなプリンのことを思い出す。
「……そうだ……ちょっと……まってて……」
「……?」
拓郎は不思議そうな顔をする彩葉をその場に残して、再び冷蔵庫に向かう。
「あと……すぷーん……」
プリンとスプーンを二つずつ持って、拓郎は彩葉のもとへ戻った。
「あ、ぷりん!」
プリンを見ると、彩葉の顔がぱぁっと明るくなった。
それだけで拓郎はなんだかとても幸せな気分になるのだった。
「……いっしょに、たべよ?」
そうして二人の、二人だけのおやつタイムがひそやかに始まる。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ちゃよなら、寝子祭!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月07日
参加申し込みの期限
2015年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!