ここは寝子島高校、家庭科調理室。
今日は寝子祭に向けて、特別講習が行われることになっていた。
飲食店など食べものや飲み物を扱うことになる生徒は、白沢先生から注意点などを指導してもらうというわけだ。
「あ、これなんだ? むむー。見たことのない焼きプリンが冷蔵庫にどかんと!」
製菓部の
高梨 彩葉は特別講習の準備を頼まれていた。
冷蔵庫のプリンが気になりながらも、持っていたものを整理してしまって、
「よし。これで準備完了♪ 白沢先生にご褒美おねだりしちゃおうっと」
やがて、講習を受ける生徒たちがぞろぞろと入ってきた。
中にはただ忘れ物を取りに来た者、先生に用事がある者、間違えただけの者もいたけど、あっという間に生徒で賑わってきた。
そして、白沢先生もやってきた。
「高梨さんは準備ありがとう。それにしても、ちょっとお腹空いたわね~」
「焼きプリン、見ましたよー」
「うふふ。さすが目ざといわね~」
なんてのんびり話していたその時だ。
何かわからないけど、何かあった気がする。
気づけば家庭科室の生徒たちはどこかにいなくなって、かわりに3歳から5歳くらいの小さな幼児がたくさん。
この光景、どこかで見たことがある。
そう、寝子高のあたりの神魂が何かおかしな作用をしたようで、家庭科室にいる人みんなが白沢先生のろっこんの影響を受けたのだった!
「あやちゃんです。なまクリームは、おはなにつけるのよおーるんるん!」
みんなの鼻に生クリームをつけてまわる、幼児化した白沢先生。喜ぶ子どもたち、ケンカし始める子どもたち、追いかけっこする子どもたち……もうぐちゃぐちゃだ!
ごきげんよう。MSの水月 鏡花です。
寝子祭の準備シナリオをお届け……するつもりだったんですが、こんなことになってしまいました。これも全部神魂の仕業ですね。
高梨 彩葉さん、ガイドの登場ありがとうございます。
トップのイラストは本シナリオとは関係なさそうですが、素敵だからよしということでひとつ。
◇あなたの状況
家庭科室にいます。
3~5歳になってしまいました。
元の記憶はあってもなくてもいいです。
アクションに特に明記されていない場合、記憶はないものとみなされます。
仮に記憶があったとしても、3~5歳の思考力なので、的確に話をすることは難しいと思います。
白沢先生がおなかいっぱいになれば元に戻ります。たぶん。
そのことを知っていても、知らなくても、忘れていても、なんでも大丈夫です。
特に明記されていない場合、知らない(または忘れてる)ものとみなされます。
◇できること
家庭科室でリアルおままごと。
みんなで楽しく遊びましょう~。
火や刃物があるから、気をつけましょう。
4~5歳の子は危ないということくらいは認識できると思うので、がんばりましょう。
その他、この状況でできそうなことがあれば、ご自由に。
教室から出ることもできますが、(シナリオの都合上)校外に出ることはできません。
◇NPC
なんばたいようくん。
ロケットびゅーん!と言いながらカンチョーしてまわってます。
しらさわあやこちゃん。
生クリームで遊ぶのにはまってます。
なぜか食事気分ではないようで、食べさせられそうになると泣いて嫌がります。
2人とも、楽しそうなことがあれば乗っかります。