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【"かくれんぼ"と"おままごと"】
さて、そんな家庭科室の喧騒をよそにマイペースに独自の行動を続けている子供達もいた。
たくろー、こと、4歳になった
志波 拓郎
は目を手で覆って十まで数えると、
「もーいーかーいー?」
と叫んだ。
「まーだーだーよー」
と、返ってきたのは、同じく4歳になった
高梨 彩葉
――いろはの声だった。
家庭科室はほかの子供達の声で騒がしかったが、不思議といろはの声はよく聞こえた。あるいは現在の二人の関係性がそうさせていたのかもしれないが、記憶を失い、心も幼児化してしまっている拓郎はそれに気づくよしもない。
それよりもきちんと返事が戻ってきたことに少しほっとしつつ、拓郎はもう一度1から10まで数を数え直す。
「いーちー、にー、さーん、しー……もーいーかーい?」
「もーいーよー」
いろはの合図が来たので、拓郎は目を開けて、いろはを探し始めた。
* * *
その頃、
浮舟 久雨
と
葛城 璃人
、そして
吉野 夕弥
の三人は、準備万端に行き届いた状態で、彼ら彼女らの"おままごと"をスタートさせていた。
始まりはごく普通の中学生『くう』のモノローグからスタートする。
「わたしは『くう』。どこにでもいるごくふつーのちゅーがくせいだ。ちちおやの『ゆーや』といっしょにくらしている」
だいたいの場合において、自分で『ごく普通』という人間はまったく普通でないものだが、今回もまたその例には漏れない。何故ならば彼女は魔法少女であるからだ。ちなみに彼女らがやっているのは"おままごと"である。念のため。
さて、そんな彼女『くう』が父親の『ゆーや』と家族団欒の時間を過ごしていたときに事件は起きた。
「ぴんぽーん、なのです!」
璃人が「ぴんぽーん」と口で言った。擬音を発音するのは厨二の嗜みの初歩の初歩である。「なのです」、は聞かなかったことにするのがこのセカイのルールだ。
「おや、ぴんぽんがなったぞ。とーさんみてきてくれ」
と、『くう』が言うと夕弥の演じる『ゆーや』がのんびりと立ち上がり、
「んー、はーい! じゃあ、くーちゃんはここでまっててねー!」
と、言ってぱたぱたと璃人のそばに近づいていった。ちなみにこれから行われる壮絶な戦い(5歳児レベル)をふまえて、すでに彼の眼鏡は外してあった。
「はいはい、がちゃん(扉を開ける音)! どちらさまですかー?」
「たっきゅーびんです!」
「あ、はいはい。えっと、ハンコは――」
「ハンコ、いりません! だって、おとどけものは……これなのですからっ!」
ふふふっと悪い笑みを浮かべて、璃人演じる『りぃ』は「びびびびっ!」とわかりやすい擬音を発しながら、何か凄いパワーのようなもので『ゆーや』を襲った!
「え? なんだ、うわぁっ……!?」
『ゆーや』が悲鳴を上げると、『くう』は慌てて二人のもとにやってきて、
「どうしたのだ、とーさ……っ!?」
と、息を飲みこんだ。
「……っ、くーちゃん、逃げて――ぐわーーー!」
『ゆーや』は必死で娘を逃がそうとするが、すぐに『りぃ』の放った暗黒魔法にやられてしまう。
「ばたり……」
「とーさん!? とーさぁああああああああああああっん……!?」
ゆーやが三回ぐらいその場で回転してから「ばたり」と口に出して倒れ、『くう』が悲痛な叫びを迸らせた。
「くっ……。きさま、なぜだ!? なぜ、わたしのかぞくをっ……。はっ、もしかして――」
「ふふふっ、バレってしまっちゃあしかたねーなのですっ!」
『くう』が何かに気づいた素振りを見せると、『りぃ』はとても嬉しそうに『ばさっ』と変装を解くようなポーズをしながら高笑いを始めた。
「そう。わたしは"やみ"の"まほーしょーじょ"『りぃ』! きさまを……"しまつ"しにきたっ!」
何が『そう』なのかはわからなかったが、璃人がとてもノリノリであることはわかった。
もちろん『くう』こと久雨も負けてはいない。
「くッ……。へん☆しん!」
たまたまその場にあったフライ返しを変身ステッキがわりに颯爽と構えてポーズをとる久雨。どちらかというとその変身は魔法少女よりも特撮ヒーローっぽかったが、だいたいあってるのでアリである。
「はははっ! やっとしょーたいをみせましたねっ! ここをきさまのはかばにしてやるですっ! くらえ、だーくおたまっ!」
「なんの、らいとふらいがえしっ!」
璃人が手にしたおたまと久雨の握りしめたフライ返しが『ガッキィィィン!』とぶつかりあって二人は熾烈な戦い(五歳児レベル)を繰り広げていく。
そんな二人の様子を床に倒れた『ゆーや』とーさんこと夕弥が(ああ、むすめよ。すっかりおおきくなって……)みたいな顔で微笑ましそうに眺めている。
(うーん。それにしてもちょっとゆかがつめたいなぁ……。でも、ちゃんとたおれたまま、ふたりをみまもっていてあげないとね! だって、ぼくはおにいちゃんだから!)
そんなことを考えながら二人を見守る夕弥は小さくなってもやっぱりオカンなのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月07日
参加申し込みの期限
2015年08月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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