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ネコノメ企画ぷれぜんつ ~カップル撲滅大作戦!!~
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イベント開始から一時間ほどが経過したその頃。
シーサイドタウン駅前の広場『ネコジマスクウェア』は、ちょっとした騒ぎに包まれていた。
……なんぞ白馬がパカパカ蹄を鳴らしながら歩いているのである。その鞍上には
八十八旗 信彦
と
瑠璃条 ベガ
のふたり……ご丁寧にも、王子様とお姫様のコスプレ(どちらもコスプレ部のベガお手製の逸品だそうな)済みである。
「ねぇひこにゃん、このまま式場に行っちゃう?☆」
「それもいいけど、その前に僕らを祝福してくれるみんなに挨拶しないとね!」
胡乱げな眼差しの観衆に笑顔で手を振るふたりだが、こんなもん警察に通報されたら一発で交番へご招待間違いなしである。っていうかきみたち、そもそもイベントどうしたのよ?
「そりゃもちろん絶賛逃走中さ! ビクビクしながら逃げ回るなんて性に合わないし、寧ろ大手を振ってデートしてやろうじゃないかってわけ!」
「きゃーん☆ ひこにゃん、ステキ!! 抱いて!!」
さいですか……。ところでいまイベント本部の八神氏・上穗木嬢から送られてきたデータによると、こ奴等、追いかけっこ開始時にはスタート地点の寝子ヶ浜海浜公園でタ○タニックごっこに興じていた模様。……おにょれ、舐めとんのかっ!
ええいこんにゃろどもめ、ギャグシナリオだからってあんま好き放題してると、手痛いしっぺ返しが来るってこと教えてくれる! 襲撃者の皆さーん!!
「いたぞ! さっきの純度100パーセントのバカップルだ!!」
誰かさんの声が届いたのか、広場の向こうから二十名にも届きそうなネコノメスーツの一団が姿を現した!
「ハハ、お褒めに預かり光栄の至りだね!」
「ありがとー!☆」
「褒めてねえっ! 感謝すんなっ! 馬鹿にしてんのかーっ!!」
「奴らの戯言に耳を貸すな! またいつの間にかドロンされるぞ! とっとと捕まえるぞ!!」
捕獲網やさすまたを持った彼らが、地煙をあげて殺到してくる!
「わわわ、いっぱい来たよひこにゃん!? どうする!?」
「三十六計逃げるに如かずってね! それっ!!」
信彦は手綱を引いて馬首を返すと、そのまま大通りに飛び出して、ぱからっぱからっと道を駆けていった。
八十八旗・瑠璃条ペアが大勢の襲撃者を引き連れて旧市街方面へと北上しているその頃……。
ひとりの襲撃者が寝子島高校の敷地内を偵察していた。
彼の名はネコノメ結社員F。ネコノメ企画の裏の顔『秘密結社ネコノメ』の正規結社員にして、前回の結社員採用選考会の折、ド○ンジョ様に「そこのおまえ」呼ばわりされていた人である。
自由参加の寝子島一般民とは違い、彼らは仕事としてのロンリーウルフ役を命じられているため、その多くは他参加者のフォローに回される。だがしかし、彼が回された先は、またもド○ンジョ様Mk-IIみたいなお人。
「オーッホッホッホ! 下僕六号! とっととわたくしの前に簀巻きにしたカップルを並べなさいっ!!」
と命ぜられて放り出されるも、素直に簀巻きにされてくれそうなカップルなど見つかりゃしない。だが、手ぶらで帰りなどしたらどんな目に遭わされるやら……そんなわけで寝子高に足を運んだのだ。
イベントの性質上、多くの学生たちの参加が見込まれたため、あらかじめ寝子高のあずさ理事長に休日の校内立入許可を取ってある。校内でデートしているカップルもいるのではないかという予測のもと、張り込みを続ける結社員Fだが……ついに見つけた! 手を繋いで校庭を歩いているカップル……
戌井 創
と
添木 牡丹
ペアだ!
木陰に隠れて様子を窺っていると、彼らはなぜか体育倉庫の前で鍵をかちゃかちゃやり始めた。
運動部というわけでもなさそうだが、いったいこんなところに何の用事が?
ふたりが体育倉庫のなかに消えたのを見計らって接近、恐る恐る耳を澄ませると……なかからこんな台詞が聞こえてくるじゃありませんか……!
「
んっ、せんぱぁい、ボク、我慢できなくなってきちゃった……
」
「
うふふ、いいのよ戌井君。……そう、力を抜いて。全部私に委ねて……
」
結社員Fは目を瞬き、額に手を当てて考える人ポーズになり、そして悟りを経て心のなかで絶叫。
――ぎょわああああああ!! きみたち、何をしちゃってますかああああああああ!?
続いて聞こえてくる衣擦れの音。しゅるり……ぱさっ。
い、いけません、らっかみは全年齢対象PBWです! それ以上はいけませんぞぉぉぉぉーっ!!
「ま、待つのですきみたち! 高校生はもっと健全なお付き合いからーっ!!」
泡を噴きながら倉庫の扉を開け放ってみれば、そこにいたのはイケナイこと真っ最中のカップル……ではなく、猿轡を嵌められて亀甲縛りされてるご同業……?
いったいどういうわけなのか? キツネに頬を抓まれた気分で、ぶんぶん首を振りしきっている同業に近づくと、いきなり体育倉庫の扉が勢いよく締められた!
「うふふ、カップルの秘め事を覗き見しちゃう悪いネコノメさんが引っかかりましたね……」
「もーひとり来てくれるの待ってたんだ。これで抱き合わせ写真が撮れるよ!」
ぎょっとしながら振り向けば、扉の両側に創と牡丹がそれぞれ竹刀装備で凶悪な笑みを浮かべているのでありました。
戦慄とともに結社員Fは悟った。
……もしかしてワタクシ、大ピンチってやつでありますかァァァァァッ!?
結社員Fが体育倉庫でげちょげちょにされていたその頃。
彼に指令を下したド○ンジョ様Mk-II……もとい
財前 華蓮
は、金ぴかの女豹型スーツに真っ赤なマントをなびかせて、星ヶ丘のとあるベンチでふんぞり返っていた。
生まれついての王者は自ら汗など流さない。そんな人生哲学に基づき、下僕たちからの連絡を待っているわけだが……アイマスクの下は、なんぞめっちゃ不機嫌そうな感じである。
――はぁ……、なぜわたくしはこんなことをしていますの?
全身からイライラオーラを発しながら、華蓮はボヤいた。
そもそもを言うならば! わたくしはカップル側で参加するはずだったのですわ!! 人がせっかく誘ってあげたのに、都合がつかないとかいったいどういう了見ですのーっ!!
だんだんと地団太を踏む。ただでさえぽっかりと空いていたベンチの周囲からさらに人が消えるが、華蓮は構わずBボタン連打で百烈地団太。遠巻きに目をくれては通り過ぎる者たちのなかにはカップルもいるが、残念ながらイベントの参加者ではない。参加者なら手ずから取っ捕まえてさしあげますのに……!
わたくしがこんなくだらないことやってる間にもイチャイチャイチャイチャ……キーッ!!
通りを行き交うカップルたちに呪詛の念を送っていると、ちょうどモブ配下がひとり帰ってきた。
「ド○ンジョ様!」
「誰がド○ンジョ様か!!」
うっかり仲間内での呼び名を口にしてしまったらしいモブ配下を蹴り飛ばす。
まさしく踏んだり蹴ったりな華蓮であるが、そこにスライディング → スープレックス → ジャイアントスイング → バベルクランベルと繋がるような事態に直面するのは、もう少し先のことである……。
星ヶ丘のベンチで財前嬢が奇声をあげていたその頃――。
旧市街のとある茶屋では、見るも艶やかなピンク色結界が展開されていた。
「はい、御剣さん。あーんして」
「……あーん」
重度のバカップルにのみ許された絶技『はい、あーん』できゃっきゃうふふしているのは、
北条 冬華
・
御剣 刀
ペア。ロンリーウルフが見たら殺意の波動に目覚めること間違いなしのピンク濃度である。だが……
「……こんな感じですかねえ?」
「まあ、及第点はもらえそうな気がする」
冬華に手ずから食べさせてもらったみたらし団子をもぐもぐしつつ、妙なことをのたまう刀。
「でも、ネコノメさん来ませんねえ」
「むう……」
……実を言うとこのふたり、ペア参加してはいるものの本物のカップルではなかった。
事の始まりは刀が件のチラシの一文に目を止めたこと。相変わらず胡散臭いなと初めは一顧だにもしなかったのだが、景品の欄に目を通した瞬間事態は一変した。
米。
一人暮らしの貧乏学生にとって、米は命を繋ぐ最重要物資なのだ!
しかしカップル限定。はいはい、彼女居ませんよ、要らないよ! いや、今は要るけれど……。
一人漫才までやらかした挙句、友人の北条に事情を話して偽恋人を依頼したのだ。目指せ、米げっと!
頼んだのは良いけれど……なあ北条、カップルって何をしたらカップルなんだ?
「うーん。……手を繋いだり? あとは一緒に何か食べたりでしょうか……」
かくて前述の『はい、あーん』となったわけである。
きゃっきゃうふふしているとはいえ、その目的はあくまで米。それを手に入れるための秘策が彼らにはあった……が、実行するにはまだパズルの一片が足りない。
「引っかかってこないということは、まだまだカップルのふりが足りていないのかもしれない」
刀はお勘定を済ませると、冬華を連れて適当な路地裏へと入っていった。そして彼女を手招きして壁に軽く押しつけると、顎を指で軽く上げて親指を唇に当てた。
「み、御剣さん……!?」
あわわと驚きの声をあげる冬華に、刀は人差し指を立てて「静かに」とジェスチャーする。
その姿勢のまま待つこと数秒……やおら通りのほうからこの場に駆けつける足音が聞こえてきた。
「このご法度野郎――――――ッ!!」
明かりに呼び寄せられる羽虫か何かのように、モブのネコノメさんの登場である!
「こんな真昼間から婦女子を暗がりに連れ込むとは妬ましやっ! 拙者が成敗してくれるっ!!」
「よし、成功だ」
刀は冬華を解放して、背中の木刀袋から得物を取り出した。
やっと刀が何を意図していたのか理解した冬華だったけれど、こーいうのはちゃんと許可取ってからして欲しいですね、とちょっと赤くなりながら思った。
北条・御剣ペアのように一部の参加者には人気のお米だが、より切実な意味でそれを求めてカップル参戦している者もいた。
寝子ヶ浜海岸を歩く
雨寺 凛
――ではなく、彼女が連れている元結社員B……もとい田中さんである。まだ海開き前ということもあり、海岸の人気もぽつぽつとまばらである。
「田中さんの生活のためにも、何とか最後まで逃げ切らないとだね!」
「元を正せばいったい誰のせいだと思っているのか……(ドドドドド」
「あ、あはは……」
苦笑いする凛とは対照的に、目の下に隈まで作って疲労の色を滲ませている……。
前回の採用選考会の折、凛に結社への本音を暴露されてしまい、その地位を追われてしまった田中さん。そんなふたりがなぜペアを組んでいるのか?
彼らのびみょーな再会は、シーサイドタウン某所、ハローワーク沿いの通りで起こった。
商品券欲しいけど、恋人いないんだよねー……などと件のチラシに目を通しながら思っていた凛。今回はパスかなーと、鼻歌を歌いながらハローワークの通りをぶらついていると、ちょうど扉から出てきた青年が「あっ、おまえは!?」と声をあげた。
「えっと……どちら様でしたっけ?」
思わず身構えてしまう凛だったが、相手はというとちょっと泣きそうな顔になって叫んだ。
「人をこの苦境に追い込んでおきながら、覚えてもいないだとぉぉぉッ!?」
「……あ、その声! もしかして田中さん!?」
採用選考会のときはネコノメのスーツを着ていたからわからなかったのだ。
職を失いハローワークに足を運ぶ日々を始めた田中さん。だがこのご時世、なかなか次の仕事も決まらない。「悪の組織をクビになったので失業給付ください」と申請するわけにもいかず、月々の生活費にも事欠く有様。結果、こんな荒んだ眼差しのプータローになってしまったのだ!
割とシビアだった田中さんの状況に凛の頬を一筋汗が伝う。
それでどうやら食べるにも困っている有様だったので、今回のイベントに誘ってみたのだった。
「まあまあ、こうやって可愛い女の子をエスコートできると思えば!」
「自分で言うか」
「大丈夫、諦めずに前向いて生きていけば、そのうち人生うまくいくよ!」
「『そのうち』に辿り着く前にゲームオーバーになりそうな件」
「……その場合は、田中さんのお墓に景品のお米撒いて『また実るさ……』って〆るエンドで」
「勝手に人の人生を〆るなー!!」
カップルの振りそっちのけで漫才している凛たちだったが、そんなふたりを戦慄の事態が襲った。突如として、目の前の砂浜が人型に盛り上がったのだ!
「ニャゴー。(ようこそカップルさん。アタシの愛のテリトリーへ)」
蛇に睨まれた蛙のように固まっている凛たちに礼儀正しく一礼。カップルの気配を追ってシーサイドタウンを捜索していた
尾鎌 蛇那伊
である。どうやら前もって埋まっていたらしい!
もちろんスーツを着ているため、ふたりからは個体識別できようはずもないが、外見だけでもその『フツウでなさ』は窺い知れる。ムキムキのボディライン丸わかりのジャストフィットなネコノメスーツ(タイプ:スフィンクス)を着込み、おまけになぜかバレリーナの如き爪先立ちで器用にくるくる回転している。こんなんが只者であるわけがない……!!
「ニャゴー!(恋愛は障害があればあるほど燃えあがる! アナタたちのため、アタシが一肌脱ぐわよ!!)」
慄く獲物らに指を突きつけると、宣言どおりスーツをパージし始めたではないか!
っていうかミスター、なんでスーツの下、海パン一丁なのぉぉぉぉぉぉ!?
「ニャゴー?(だってここ、寝子ヶ浜海岸じゃない)」
そらそーですけどもぉぉぉ!!
「きゃーっ! 田中さん、出番! 出番ー!!」
「やめろー!! 俺を盾にするな……って、置いて逃げてるだとーッ!?」
脱兎のごとく逃走した雨寺に気づいて悲鳴をあげる田中さん。もちろん自身も逃げ出そうとするが、初動の遅れは致命的……瞬く間に尾鎌に捕まり羽交い絞めにされてしまった!
「ニャゴー!!(愛が足りないわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!)」
「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
この後、尾鎌のろっこん『快感ヒーリングマッサージ』により健康を取り戻した田中さんだったが、代わりに何か大切なモノを失ってしまったとか何とか……。
雨寺 凛
・田中さんペア、リタイア!
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月07日
参加申し込みの期限
2013年04月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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