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桜花寮、秋の一日
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(さて、学校も終わった事だし、宿題をさっさと終わらせて日課をやるぞ!)
寮に帰宅し、意気込んで机に向かった
風雲児 轟
。その時はまだ元気を残していた轟だったが、数十分後。
(……あ、頭と体力をかなり消耗したけどなんとか終わった……やっぱり数学と英語。俺の二大苦手教科は効くなぁ……)
机に突っ伏したまま、腹の底から息を吐く。だが少しの間休憩を取ると、体力が少しずつ身体に戻ってきた。
(だけどローカルヒーローを目指して色々やってるとはいえ、学生の本分は勉強だからな! おろそかにするわけにはいかねえ!)
素直な気持ちで気合いを入れ直し、轟は背筋を伸ばした。
(この後はメシ、といきたいけど、その前にトレーニング! 今日は片腕の腕立てと腹筋と背筋にスクワットを50回の3セットだ!)
本日のトレーニングメニューを確認し、早速スタート。慣れない者にとっては過酷なセットだが、日々鍛練を欠かさない轟にとってはこれが日課の一つだ。
部屋を広々と使い、一回一回を正しい動きで丁寧にこなしていく。
轟は現在、桜花寮のこの部屋を一人で使っている。最初は、誰かと相部屋になるはずであったがその生徒が諸事情で来れなくなったらしいのだ。その後もそのまま有耶無耶になったのか、代わりが来る気配もない。
(……寂しくないって言ったら嘘になるけど、こういう時、誰にも迷惑かけずに済むってのはいい事だ!)
ヒーローは時に、孤独なものでもある。轟は寂しさに俯くよりも、一人であることの利点を充分に活かそうと、真っ直ぐ前向きに考えていた。周囲を気にせず、集中してトレーニングに励める環境がこうして与えられているのだと。
(…48……49……50……! 3セット終了!)
ただ身体を鍛えても、きちんと使えなくては意味がない。基礎体力向上用の項目を終えたら、次はパンチやキックやフットワークの練習だ。
(……最近はろっこん絡みの事件も多くなってきてるし、それ以外にも物騒な事だって少なくねえ。そんな事件から、この島の人達を守るためにも俺は今よりも強くならなきゃいけねえ!)
決意を気迫に換え、練習といえど真剣な力を込めて拳や脚を動かす。
それをしばらく続けた後、轟は構えを解き、姿勢を真っ直ぐに立て直した。
「……よし、トレーニング終わり!」
開いた窓からは秋の涼しい風が入り続けていたが、轟の肌には汗が滲んでいた。
シャワーを浴びて夕食を済ませれば、今日はおしまい――ではない。夕食後には、ランニングがてら島を回るのだ。
轟の日課は、まだまだ終わらない――!
***
部活も終え、
高峰 一馬
は寮に帰宅した。自室だが、入る時はノックをしてから。同室の
血陣 遵
が不幸体質で、最初の頃は一馬が開けたドアの向こうに遵が居て激突……なんてことが一度ならず幾度もあったためだ。
今日もノックで帰宅を知らせてからドアを開ける。しかし、その部屋は真っ暗だった。
「あれ、血陣? 寝てる…わけじゃねえな」
自分で明かりを付けて部屋を探してみるが、本人どころか遵の学校鞄すらも見当たらない。
「…まさかまだ帰ってないとか? またどこぞで怪我でもしてんじゃねえだろうな…。それとも変な事故に遭ってる、とかじゃ、ないよな?」
この物騒な想定も、普通ならば行き過ぎた心配かもしれない。しかし普段から実際に傷が絶えない遵の場合、多いに有り得る事態だ。
息を呑んだ後、携帯電話を確認してみるが、連絡は入っていないし、電話をかけてみても繋がらない。
「メモ残して探し行くか。門限で締め出されると、風邪引きかねねえ」
帰ったら携帯に連絡するように、という旨をメモで残し、一馬は部屋を出た。
寮の前に来た所で、ちょうど今からランニングを始めようとしている轟の姿を見つける一馬。
「あ、悪い、血陣の奴見なかったか?」
「血陣先輩ですか? 見てないな……何かあったんですか?」
一馬のただならぬ様子を察し、真剣な表情で尋ねる轟。
事情を聞くと、轟は躊躇うことなく捜索の協力を申し出た。手掛かりも極端に少ない状況だが、まずは簡単に計画を話し合う。やがて一馬は轟に感謝しながら、頷いた。
「よし。交通事故なんかの情報もねこったーで集めて、寮近くで人が集まりそうなとこから探してくか」
「はい! 手分けした方が良いですね。俺はあっちの方から行きます!」
「じゃあ俺はこっちだな! すまねぇな風雲児。頼むぜ!」
そして彼等は二手に分かれ、遵の捜索に乗り出した。
***
一方、紛失したスマホを探して二周目のランニングコースを走っていた
志田 朝陽
。
「うがー! どこにもねぇ! 思い当たる所全部探してみたんだけど…。くそ…どうすっかなー」
すっかり意気消沈し、とぼとぼと部屋へ戻ってきたところであった。
「ケータイって何かとないと困るよなぁ。連絡取れねぇし、不便だし」
心の隅で諦めかけつつ、いつもより重く感じる身体を引きずりながら、着ていた上着を脱いで洗濯機に入れようとした、その瞬間。
「って…あった」
洗濯層の中にぽつんと取り残されていた、見慣れた黒い長方形。いつの間にかうっかり洗ってしまっていたらしい…。
「見るからにダメそうな感じなんだが…」
乾いたタオルで外側の水分を拭き取るが、爪楊枝も入らないような匡体の隙間から水が染み出してきている。
「こうなったらダメ元だ! つけ! 起動しろ! 頑張れー!!」
スマホは気合いだ!! と言わんばかりに、祈りと力を込めて電源ボタンを押さえる朝陽。しかし待てども待てども、反応はない。
「…ダメか」
溜息を吐き、朝陽は頭を押さえてのけ反った。
「うわー、今月財布事情が厳しいんだけど。また急に出費になったら外食は控えなくちゃいけねぇな」
がっくりと肩を落とし、物言わぬスマホをそっと置く。
「バイトの量増やそうかな…とほほ」
今後のことをしばし考える彼の背は、哀愁漂う夕焼けに照らされていた。
これは余談だが、スマホを水没させてしまったら、まず電源が入るか確認したい気持ちを我慢して、完全に乾かしてから店頭に持っていくことをおすすめする。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月18日
参加申し込みの期限
2015年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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