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寝子島高校
桜花寮、秋の一日
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寮の自室に帰宅した
マリベル・ロイス
は、制服のブレザーを脱ぐとそのままベッドの上に滑り込んだ。
「はー今日も授業は難しかったなあ。やっぱり漢字の名前を覚えるのは苦手やし、勉強しないとな…!」
自戒の意を口にしつつ、天井を仰いで軽く目を閉じていると、優しい布団の感触が心身の疲れを少しずつ和らげる。ある程度回復したところで、マリベルは思考を切り替えた。
「勉強んことはおいておいて……ふふ、もうすぐ『メリーさんの執事』始まるしそれまでに風呂はいったり片づけしないとあかんやん~! 大変や大変や!」
『メリーさんの執事』とは、マリベルがいつも見ているドラマだ。凡人のはずだった主人公のメリーさんが実は大財閥の後継者で、執事を始めとした沢山のイケメン達とトキメキ生活を送る物語である。
今日も万全の状態でドラマ鑑賞に臨むため、慌ただしく身の回りの用事を済ませていくマリベル。その動きは、帰宅した時とは一変し、活き活きとしている。
そしてついにドラマが始まると、彼女はすぐにドラマの世界へ入り込み、蕩けた瞳でテレビ画面を見つめた。
ワイルド系なイケメン。
スーツを着ているイケメン。
何故か知らないが日本に来ている王子様なイケメン。
彼等が動き、微笑み、囁く度に、マリベルの胸はキュンキュンと締め付けられる。
「はああ、皆かっこええなあ…!」
CMに入り、一旦ドラマの世界から抜け出しての休憩。飲み物を注ぎにいく途中、ふと今日帰り道ですれ違った通りすがりの高校生を思い出す。
「そういえばあの人、ウチの学校ではないぽいけど、ちょっとかっこよかったなあ……」
寝子島高校の制服ではなかったので、本土の男子生徒かもしれない。また会えたりしたら素敵だなぁとぼんやりと考える。
やがて今度は、近くにあるマンションから毎朝出勤しているスーツの男性のことを思い出した。
「あのサラリーマンさんはかっこいいなあ。何歳くらいなんやろか……」
頭の中でいろいろなイケメンを思い浮かべながら、ぽつりと呟く。
「はあ、ウチにもいつか彼氏できるんやろか……」
どんな人と、どんな出会いをして、どんな恋愛をするんだろう。未だ見ぬ運命の出会いに想いを馳せてみる。無限大の可能性の中からふわふわと理想の恋物語を探す。そんな今の自分を言葉で表してみると……?
「恋に恋する女の子……ってなんやそれ恥ずかしすぎやろ!」
がばっとクッションに深く顔を埋めるマリベル。乙女は自室で一人、心の熱を上げるのだった。
***
夜も近付き、一日の疲れを流そうと、シャワーを浴びに来た
小倉 もなか
と
緑野 毬藻仔
。桜花寮のシャワーは共用設備の中にあるため、部屋から出る必要がある。
そんな彼女達は最近、同じ時間にシャワーを浴びに行き、洗面所で待ち合わせして部屋に戻るのが日課となっている。部屋で単独で待っているのが寂しいというのもあるが、お喋りしながら髪を乾かしたりするのが楽しいのだ。
もなかは髪の量が多いため、その分シャワーの時間も長めにかかる。一方短髪の毬藻仔は少し早目にシャワーを浴び終え、先に洗面所へ向かった。髪はいつも自然乾燥なので、バスタオルでごしごし、ごしごし、としっかり水分を取る。
やがてもなかがシャワーから上がり、毬藻仔の隣に並んだ。
「ごめんねー待った?」
「ううんー平気だよー」
もなかも濡れた長い黒髪を、ドライヤーで乾かし始める。
「そういえば、シーサイドの駅ビルに行った時に試供品の化粧品貰ってきたんだよね」
毬藻仔は入浴用品入れの中から、小さな丸いピンクの箱を取り出して見せた。
「あ、私も試供品もらったのあるよ。…溜まるよねー、こういうの」
もなかも一旦ドライヤーを止めてポーチのポケットを開くと、いくつかの試供品が束になって入っていた。
毬藻仔の手元のピンクの箱には、パフと白い粉が入っている。
「私が貰ってきたのはボディパウダーなんだけど、もなかちゃん使うかなあ……?」
「ボディパウダーは私も使ったこと無いなあ。その粉をパフにのせて、身体とかにぽんぽんつけていくんだと思うけど……」
「ふむふむ。それじゃ、もなかちゃんにつけてあげようっ」
毬藻仔は早速、粉をのせたパフで満遍なくもなかの肌を優しく叩いていく。
「ふわぁ……甘い匂いだねえ」
ボディパウダーに付いているバニラの香りがもなかをふんわりと包み、二人の周囲は甘く柔らかい空気になっていた。
「ほんとだねー。なんだかもなかちゃん、美味しそう~」
「ふふふ、毬藻仔ちゃんの手、くすぐったーい!」
パウダーが程よく肌に馴染み、風呂上がりながらすべすべさらさらの柔肌になったもなか。彼女も手持ちの試供品を探り、袋を一つ取り出してみる。
「これとかどう使うのかな? えーと、ヘアエッセンス」
「何に使うんだろう?」
「名前的に髪に使うんだろうね。使い方は……タオルドライってあるから、毬藻仔ちゃん丁度良いよね!」
「えっ、私?」
「使ってみてみて! ほらここ座るっ。今度は私がやってあげるよー!」
「あっ、わっ」
毬藻仔の肩を掴んで椅子に座らせたもなかは、ヘアエッセンスを手に取り、袋の裏の説明欄を読みながら毬藻仔の髪に塗っていく。
「いくよー」
「わわ、せっかく洗ったのに、なんだかとろみのある液体……あ、でもグレープフルーツなのかな? いい香りー」
柑橘系の匂いが鼻の奥を通り抜け、自然と肩の力が抜ける。
「ふふふー、爽やかで毬藻仔ちゃんにぴったりだよね。えーっと、…毛先から揉み込んでくんだ。こうかな?」
「へぇー…なんだかふしぎな感じ」
普段から専用美容品がなくても良い髪質を保てている毬藻仔だが、こうして使ってみるとまた少し違った手触りになる。毬藻仔は毛先をつまんでみながら、その感触を楽しんでいた。
「よし、マッサージもサービスです! もみもみ~」
「あ…気持ちいー。んっ…もなかちゃん上手……」
説明欄には、エッセンスを髪に塗ってから数分置くと書いてあったため、その時間をマッサージで埋める。
「そして最後に~ドライヤーだね!」
「えっ? いいよ、いつも自然乾燥だからー」
「だって書いてあるもんっ」
ふんす、と意気込むもなかは早速ドライヤーを手に取り毬藻仔の髪に風を当てる。
「いつも髪の毛とかしたり乾かしたりしてくれるから、お返しっ!」
毬藻仔がいつももなかの髪を乾かす時は、髪をさらさらと手で梳きながら風を当てる。もなかはそれが好きで、とても気持ち良く感じていた。その仕草を思い出しながら、今日はもなかが毬藻仔にやってみる。
「どお?」
「うん、いいかんじー。えへへ。今日は至れり尽くせりだなぁ」
正面の鏡に映る毬藻仔の表情が、心地良さに蕩けているのを見て、もなかも満足げに笑う。
バニラとフルーツの香りに包まれながら、二人は風呂上がりの時間を仲良く触れ合いながら過ごすのだった。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月18日
参加申し込みの期限
2015年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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