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【4】
翌朝。
久雨が目覚めたのは、ずいぶんと早い時間だった。
部屋の中を見回せば、他の者たちはまだ全員眠っているようだ。
(せっかく早く目が覚めたのだ。朝風呂にでも行くか)
そう決めて、そっと身を起こす。と、まだぐっすり眠っている飛鳥の姿が目に入った。
(幸せそうに寝ているな……)
小さく苦笑して、久雨はそっとその枕元に歩み寄ると、呟く。
「……おかげで自然に、楽しく過ごせた。ありがとう、飛鳥」
そうして、荷物からタオルなどを出していると、ドアをノックするひそやかな音が聞こえた。
誰だろうと訝りながら出てみると、ドアの外には智瑜が立っていた。
「おはようございます。朝早く、ごめんなさい。展望露天風呂を使わせてもらっていいですか?」
「いいよ。私も今から入ろうと思ってたところだから」
うなずく久雨に、礼を言って智瑜は中へと入って来た。
ゆうべ、外から帰って来たあと、同室者たちと話していて、いつ眠ったのかを智瑜は覚えていなかった。
他の者たちと一緒に寝るのが楽しくて、修学旅行みたいでドキドキしていて、あんまり早く眠れないかもしれない――などと考えていたのに、次に目覚めた時は夜中だった。
いや、うっすらと、うさぎのぬいぐるみを抱きしめて、「おやすみなさい」を言った記憶はある。電気は誰かが消してくれたような気がするが、誰だったのかは覚えていなかった。
ただ、眠くて眠くて。
夜中に目覚めた時は一瞬、そこがどこかわからず、「あれ? あれ?」とあたりを見回してしまった。だが、ほどなく旅館に泊まっているのだと思い出し、また布団に横になった。
なのに、こんな早い時間に目覚めたのは、普段の習慣のせいだ。
朝の早い祖父たちと同居しているため、一緒に起きることもあるからだった。
さすがに、同室の者は誰も起きていないし、大浴場や露天風呂もまだ入れない。そこで、『松の間』に行って声をかけ、誰か起きていれば展望露天風呂を使わせてもらおう、みんなまだ寝ていれば外に散歩にでも行こうと考え、部屋を出て来たのだった。
『松の間』の者たちを起こさないよう、そっと部屋を横切って、久雨と二人で障子の向こうの展望露天風呂へと向かう。
外の空気は冷たく、裸になるのはためらわれるほどだった。が、二人は思い切って裸になると、体に湯をかけてから浴槽に入る。
途端に、温かな湯が全身を包んでくれた。
「いい気持ちだ。……朝風呂というのも、悪くないな」
小さく吐息をついて、久雨が呟く。
「本当ですね」
智瑜も笑ってうなずいた。
そこから眺める空は、まだわずかに夜の名残があって、昼間のそれとも違っている。
(ゆうべ見た夜空や夜景もきれいでしたけど、朝の空もまたきれいです)
智瑜は胸に呟き、微笑んだ。
朝食は七時からと言われていたせいか、その少し前には他の参加者たちも起き出して身支度を始めた。
「温泉ともこれでお別れかと思うと、名残り惜しいのでーす」
大広間で朝食を取りながら、そんなことを言っているのは、梢だった。
今朝も、食事前に露天風呂につかって来た彼女だ。
「こずえちゃんは、本当に温泉が好きなんだねぇ」
隣に座った由貴奈が笑う。
「ところで、ゆうべの大富豪は楽しかったねぇ」
「そうですねー」
にっこり笑って返したものの、梢は勝ちまくるどころか何度か負けて、罰ゲームをやるはめになった。
「へ、平気ですし!」
と、差し出されたうさ耳カチューシャをつけたものの、実際にはけっこう恥ずかしかった。
それでも、語尾に「ぴょん」をつけて話すところまでは辛抱できたが、羽衣にデジカメを向けられた時には、さすがに「やめて下さいー!」と叫んでしまった。
ちなみに羽衣は、昼間の足湯や部屋でなど、けっこう写真を撮っている。大富豪の間も、カメラを構えては勝敗が決まるたびに、シャッターを切っていた。
「あのあと、梢ちゃんたちは、またお風呂に行ったの?」
向かいに座る羽衣が、梢に問う。
「行きましたよー、もちろん」
梢は笑ってうなずいた。
とことん温泉を楽しむつもりだったので、しっかり風呂の終わり時間を把握しておいて、それに間に合うように部屋を出たのだ。
そんな彼女たちの会話を聞くともなしに聞きながら、あくびを噛み殺しつつ食事しているのは、深夜子だった。
翼が部屋を出て行ったあと、『竹の間』でもいつしかコイバナになった。
深夜子が持って来た、手作りのチェック柄クッキーや、翼が置いて行った和系の菓子に、他の者たちが持ち寄ったお菓子をつまみ、ロビーで買って来た飲み物を口にしながら、とりとめもなく話した。
「好きな人とか、いるんですか?」
常闇に尋ねたのは、冬華だった。
「はい。……気になっている方はいます」
うなずく常闇に、冬華は小さく目を見張り、桜も幾分か身を乗り出す。
二人にあれこれ問われて、相手のことを常闇がぽつぽつと話すのを聞きながら、「……ちょっとうらやましいわ」などと考えていたら、ふいに桜が深夜子に話をふって来た。
「え? わ、私?」
焦って思わず問い返してしまう。
三人よりもはるかに年上の彼女だったが、学生時代はバイトバイトで恋愛どころではなかったし、就職後も同じくで――まあ、早い話が、語れるようなコトはほとんどないのだった。とはいえ、年下の学生相手にそれは言いたくない。
(ほ、他の話題に切り替えないと……!)
彼女が内心に焦りつつ、話題を探していた時だ。
翼が戻って来た。おかげで話題は自然と再びブラジャーに戻り、彼女は思わず胸を撫でおろしたものだった。
翼が聞いて回った結果は、「した方がいい」がほとんどで、「好きにすればいい」という意見もいくつかあったという。
それでもイマイチ納得していないらしい翼に、ランジェリーショップで聞いてみればどうかと言い出したのは、桜だった。
「ランジェリーショップの店員さんなら、いわば専門家だ。ブラをつけた方がいいのかどうかとか、つけないとどんな影響が出るのかとか、正しい知識を知っているだろうし、小学生にもわかりやすく説明してくれるんじゃないのか?」
「……そうですね。じゃあ、冬華お姉さん、ランジェリーショップへ行くのに、つきあってもらえますか?」
少し考えてから、翼は冬華をふり返り、尋ねた。
「いいですよ」
冬華もうなずき、翼といつ行くかなどの相談を始めた。
(そのあと、みんなで写真を撮ったり、服や下着の好みの話をしたりしたんだったわね。……それが楽しくて、気づいたら深夜で……そのまま寝落ち……。眠いはずよね……)
内心に苦笑しつつ、深夜子は味噌汁をすする。
だが、これはこれで、パジャマパーティーを堪能できた証拠かもしれないと思ったりするのだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月14日
参加申し込みの期限
2015年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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