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4 駅弁をねこでんで
北条 冬華
はある日、寝子島駅のお弁当屋の前に立っていた。
(色々種類がありますね。寝子島らしい駅弁もあります)
積まれている数は少ないが、店には4種の駅弁が並んでいる。その内、一番おいしそうなものをひとつを選び、お弁当屋のおばさんから駅弁の入った袋を受け取ると、背後から声がした。
「……駅弁?」
声を掛けてきたのは、友人の
ブリジット・アーチャー
だ。
「あれ、ブリジットさん? こんにちは」
「寝子島の駅弁?」
ブリジットは、どこか驚いたような、それでいて不思議そうな顔をしていた。
「はい、駅弁です。寝子島にも駅弁はあるんですよ」
少し声を弾ませて冬華は答え、何故駅弁を買っているのかを説明した。
冬華は、シーサイドタウンのアパートに住んでいる。電車もよく利用するのだが、その中でふと思ったのだ。
「寝子島は小さいけれど、リゾート地という側面もありますから、ねこでんが止まる3か所の駅のどれかに駅弁があるんじゃないかと思ったんです」
ひょっとしたら、全部の駅にあるかもしれない。寝子島シーサイドタウン駅で駅弁をチェックしていないのは、旧市街に用事で出て、そこで思いついたからだ。
「そういう駅弁を、食べてみたいと思って」
冬華の話を、ブリジットは眉を寄せて聞いている。
「そりゃ、島には温泉とかもあるし、駅弁はあるでしょうけど……あなたって、変なこと考えるのね?」
ここに来て半年になるが、寝子島の駅弁とか考えてみたこともなかった、とブリジットは言った。
「変でしょうか……? 普段食べることが無いので、折角なので食べてみようかと思って……。ブリジットさんもどうですか?」
「私?」
勧められるとは思っていなかったようだが、ブリジットは並ぶ駅弁を見るとその気になったようだった。
「言われてみると、ちょっと興味も沸くわね。じゃ、私もひとつ試しに買ってみようかな。冬華はもう買わないの?」
「私は……あまり食べれないので、これを選びました」
冬華は、自分の買った駅弁を指し示す。
(それに食べ過ぎても太りますし……。うん)
もう一度駅に並ぶ駅弁を見直して、2つ目は遠慮する。
「そう。じゃあせっかくだし、私はこれを買うわ」
ブリジットは、冬華とは違う駅弁を選んで購入した。一緒に駅のホームに行き、星ヶ丘行きのねこでんに乗る。車両内を歩いていくと、一部ボックス席になっている場所を見つけた。誰も座っていなかったそこに、向かい合って座る。
元々、ブリジットは星ヶ丘に着くまでスマホで音楽を聴きながら、先程ネットで買った電子書籍の推理小説をタブレットで呼んで暇潰しする予定だった。だがそれらは鞄に仕舞い、駅弁の蓋を開ける。鰤の押し寿司や鰤の照り焼き、彩りの良い野菜等が入っている。冬華の駅弁は、ごはんの部分が鳥そぼろと玉子で猫が描かれていて、おかずに炒め物やさんまの塩焼きが2つ入っているものだった。食材を使って、こちらはサンマさんの手足が再現されていて可愛らしい。
「ねえ、そのさんまと鰤、交換しない?」
「はい、交換しましょうか。これで二度楽しめますね」
2人はおかずを交換して、それぞれ一口食べる。駅弁だから冷めているけれど、ジューシーで美味しかった。
「いつも乗ってる電車ですけど、なんだか違った感じに思えますね」
窓を流れていく風景を眺めながら、冬華が言う。ブリジットも同じように感じていた。
「なんか、こうしてると旅行でもしてる気分になるわよね。本当は見慣れた風景なのだけど、違って見える感じ」
なんだか、とても不思議な気分だ。
のんびりとした気持ちで雰囲気を楽しんでいると、電車は星ヶ丘に入っていった。駅弁は、まだ半分も減っていない。
「って、あれ、もう星ヶ丘着いた?」
星ヶ丘はブリジットが住んでいる地区だ。見間違えようもない。
「……ああ、もう駅に着いちゃいましたか。まあ路線自体短いですから仕方ないですね」
冬華の言葉に、ブリジットはそれもそうかと納得する。
「考えてみれば、寝子島って全長で4キロぐらいだもの。そりゃ、すぐ終点に着くわよ」
食べかけた駅弁に蓋をしつつ、思わず笑ってしまう。
「……、これ、どうしましょうか……」
冬華は、残った駅弁をどうしようか迷っているようだ。
「……うーん……、まぁ、残りは私の部屋で食べない? 星ヶ丘寮の……冬華、私の部屋は初めてだった?」
「……そういえば、ブリジットさんの家は初めて行きますね」
星ヶ丘ではよく一緒に買い物をしたりもするが、家に行ったことはない。
「じゃ、行きましょう。美味しいお菓子と飲み物もあるわよ」
ブリジットは駅弁をお弁当屋の袋に入れ直すと、鞄を持って席を立った。
「楽しみです」
冬華も彼女の後に続いて席を立つ。
小さな旅行気分を胸に残して。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月24日
参加申し込みの期限
2015年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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