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ねこでんの1日。
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――平日――
1 Melancholic dream
――鎌倉。
観光地とはいえ、その地に足をつけているのは観光に来ている人達よりもそこで暮らす人達の方がずっと多い。
平日。学校や仕事へ行く人々の姿も少なくなり、駅員も人心地つく午前10時。
朝鳥 さゆる
は電車に乗ると、適当に空いている席に腰を落ち着けた。半ば閉じるように瞳を伏せ、俯き加減にしているが姿勢は良い。目に映る誰かの足元を見ながら、彼女は昨晩のことをぼんやりと思い出す。
昨日出会ったばかりの男性と過ごした、一夜のことを。
満足感や充実感など、どこにも残っていない。
夜に過ごした時間は、自分を変えてはくれなかった。
空っぽなままだ。
目覚めたまま見る夢のような、現実感の無さがある。眠りながら見る夢より、性質が悪い。
鎌倉を出発した電車は、がたんごとん、と揺れている。
揺れを感じているうちに、だんだんと眠気に包まれてくる。
抗う理由もなくまどろみに身を任せつつ、さゆるは思う。
起きている時に見る夢だけでなく。
(眠る時の夢も、見ない方がいいわ――)
伏せた瞳は緩やかに閉じられ、彼女はそのまま眠りに堕ちた。
∞
――そこは、一切の色彩がない場所だった。
モノクロームの空間が、見渡す限りの視界全てに広がっている。
誰もいない虚無の空間を、さゆるはコートの裾を翻して彷徨った。
寒々としている、と彼女は思う。
勿論、荒れ果ててはいない。荒れ果てようにも、何もないから荒れようがない。
廃墟ですらない。
廃墟ならば、多少なりとも何かしらの彩りは添えられもしよう。
本当に、何もない。
「……?」
背後から視線を感じ、さゆるは振り返った。その先に、いつどこから現れたのか、幼い少女が立っている。
淡い微笑みの中に哀しみを宿した表情をして。
幼女は言った。
「おねえちゃん……そっちにいったらだめだよ」
ゆっくりと、存在感の薄い手を差し伸べてくる。
「……!」
それを振り切るように、さゆるは背を向け、走り出した。
なぜ逃げるのか、自分でも分からない――
いや、分かっていた。
恐怖からではない。幼女の言葉は、警告だった。
自分は、救いの手を振り払った。
あたしは、頑なに破滅を望んでいる――
背中に、声が届く。
「おねえちゃん、あたし、まってる」
∞
ゆっくりと、瞼を開ける。
『終点――終点、星ヶ丘駅――』
ぼんやりとした意識の中に、現実のアナウンスが混ざり込んでくる。座っているのは、さゆる1人。客は、次々とホームへと降りていく。
さゆるはまだ、立ち上がらなかった。
目が覚めてからではない、眠っているうちに零れた涙が、静かに頬を濡らしている。
動揺していた。
「……待ってなんてほしくない……構わないで」
声が漏れる。感情を殺そうとしながら呟いたその声に、振り返る者はいなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月24日
参加申し込みの期限
2015年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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