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修羅場を乗り切れ?! ――原稿を仕上げよう!――
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【2日目 午後】
交代しつつ昼食を食べる一同。その中で、葉月は一心不乱に参考資料と格闘していた。確かな技術と観察眼で只管背景を描いていく。こまかな所までしっかりかき、時折レイにチェックしてもらいながら進めていく。
この仕事場で、現在背景を担当しているのは葉月である。露草も他の作業から離れているときは担当しているが、今はスピード線などを書いていた。
(次のページの背景は海……)
レイに作業内容を確認してから少しずつ作業を進めていっていた葉月だが、ここでレイから呼ばれた。共に真央と露草も呼ばれる。
「三宅さんと深縹さんは一旦メカのペン入れに回ってください。背景はかなりできたんですけどメカの方が……」
葉月と露草は肯く。ニャンダムの華ともいえるメカを担当できるのは、やはり僅かに緊張もすれど気合が入るものだ。
「次に、後木さんはこの2人のサポートに入って。今からメカのペン入れをしてもらうから、終わって乾き次第、そっちのトーン張りを頼みたい」
「らじゃなのだ!」
真央も胸を張って答える。こちらは2人の作業がある程度終わるまで別の作業をしつつ待つ事になる。
「原稿はお陰で捗っているよ。こっちも人物のペン入れが終わり次第別の作業もやるから、がんばっていこう!」
レイがそういえば、現場も盛り上がる。進行表の●も徐々に増えており、今日がんばれば6割ほどは原稿が片付きそうなほどだ。
(地球での戦闘シーンね……)
下書きを見ながら、葉月は肯く。彼女はメカの書き方を露草と共にレイから軽くレクチャーしてもらった後、向かい合ったデスクで作業を開始した。
時子がお茶とお菓子を準備し、望月が仮眠室を整える。その音が聞こえる中作業は着実に静かに続けられていた。
タネもだいぶ仕事になれ、戦力になってきたお陰か、初歩的な作業組は確実に数をこなしている。
「結構、難しいな」
八神 修
も進行をチェックしつつトーン張りに勤しむ。ちらり、とレイを見れば現在はカラー表紙の依頼を受けパソコンをつかって仕事をしている。
「はい、分かりました。先生に伝えておきます……」
耳を済ませると、時子が電話で誰かと話している。受話器を置くと、彼女はレイとメイにその内容を伝えていた。
「ん、明日編集さんがくるの? だったら明日の朝、仮眠室の蒲団を片付けたら掃除をお願いします」
「わかりました……」
どうやら明日、編集さんがくるらしい。望月はすぐにコーヒーのストックやお茶菓子のチェックを行う。
「編集さんはお茶の好みとかあるっすか?」
「お菓子じゃなくてさっきの昼食のメニューを出して! 多分昼食取らずに来ていると思うから。コーヒーと一緒に頼むよ」
望月の問いにレイが作業の手を止めず答え、すぐに材料をチェック。足りない物を確認すると買いに出掛けた。
「「編集さん?」」
「はい。明日ですが、兄さんやアシスタントさんたちが風邪ひいて原稿がピンチでしたから、陣中見舞いに来てくださるそうです」
作業していたタネと修が異口同音にそういえば、メイが肯く。それを聞いてメカに集中している葉月と露草を除く面々の顔に僅かな緊張が走る。
「なら、よりがんばらないとね! なんだか集中線とかベタフラとか作業が捗るし、役に立ってるトコ見せなくちゃ」
桜庭 円
がそう言えば、真央もまた肯く。
「この熱気とかわかってもらいたいのだっ!」
「ともかく、作業を進めていくよ!」
タネも真面目に肯き、一同は一丸となって作業を進めていった。
夕食を作る時間になったが、この時点で美咲紀が作ったカレーはまだ残っていた。望月と時子がどうしようかと顔を見合わせて話し合っていると、露草がひょっこりと顔を出した。休憩がてら夕食作りのフォローに入る事になったのだ。
「夕食の献立は決まりましたか?」
「それが……」
露草が問えば、時子が現状を説明する。彼は冷蔵庫などにある食材をチェックする。
「これならカレーの作り足しもできマース」
「カレー、昨日の夕食だったのだ?」
そう言ったのは様子を見に来た真央だった。彼女は豚コマとニンニクを使ったカレー(茹で卵付き)を元々3日目の夕食に考えていたという。だが、そこで4人は気持ちを切り替える。
「だったら残ったカレーの作り足しをしましょう! 豚肉だけ買ってくればOKですから」
「それじゃあ、俺様がひとっ走り行ってくるぜ」
「福神漬けと卵もお願いできますか? 念のために追加しておいたほうがいいと思います」
「それじゃ、真央ちゃんはみんなに聞いてくるのだ!」
露草が決断し、望月が挙手。時子がメモを製作しつつそういい、真央は仕事場へ。そしてすぐさま戻ってくる。
「みんな、今日と明日もカレーでOKと言ってくれたのだ。今日はニンニクなしで野菜ベース、明日はそれにニンニクを足す方向でどうなのだ?」
「その方が飽きないでしょうね……」
真央の提案に、時子は肯く。そしてメモを作り終えると望月はそれを受け取って買い物へ。露草は早速野菜を切り始める。
望月が帰ってきたら本格的に調理開始。そして、豚コマと野菜のカレーはできあがる。完成した薫り高いカレーを、レイたちは一心不乱に食べていたのだった。
その夜。葉月は夜遅くも1人作業を続けていた。真央と露草もまた一緒である。
「3人とも、適度に仮眠を取ったほうがいい」
「ありがとう」
修が栄養ドリンクを渡しつつそう言えば、葉月はそれを早速飲み干す。傍らの露草は時計を見、葉月と真央に
「お二人とも先に休んでください。私はあと3枚ほど仕上げたら休みますから」
と提案するが2人は首を横に振る。
「真央ちゃん、まだまだやれるのだ。燃えてきたところなのだ」
「私も、眠気はないわ」
「それでも、だ。丁度女性陣のお風呂タイムだし、いってこい」
修がそういって真央の肩を叩く。真央は仕事をする、といいたかったが露草にも肯かれ、休憩を取る事に。露草は諭すような声で葉月にもお風呂に行くように言えば、彼女も漸く頷いた。
「かなり進みマーシタ。間に合いそうですネー」
露草は進行表をみつつ呟き、修も傍らで肯いた。
その夜、時子のハンドマッサージを受けた後も葉月たち3人は作業に勤しむ。望月が帰る前に作ったお夜食を食べつつ作業を進めるのだった。
葉月は作業を黙々と進めていた。必要最低限の会話以外は口を閉ざし、丁寧に且つ繊細に、場の雰囲気に合わせて背景を確実に書いていく。
途中でメカのペン入れも行ったが、それがある程度終わればまた背景を描く。これ以降は背景に専念して欲しい、とも頼まれており、彼女もそれを素直に受け止めていた。
露草が、追加で加わったコマのメカにペンをいれている。ふと目が合えば、笑顔で応援されている気がした。今日はほぼ1日彼と作業を共にしていただけあり、阿吽の呼吸でうごいているようだった。
「そちらの背景、できあがりましたか?」
「今、出来たわ。そっちは?」
「メカのペン入れ、今日分は終わりました。次は網掛けが必要なシーンがあるので、そこですネ」
確認しあうと、再び作業に戻る。地道に、ストイックに。そんな空気の中、確かに2人はチームを引っ張っていた。
そして、そのまま日付を跨ぐ……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月31日
参加申し込みの期限
2015年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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