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修羅場を乗り切れ?! ――原稿を仕上げよう!――
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作業風景を見ながら、美咲紀はこんな感想を漏らした。
「今、トーンとかベタとかデジタルじゃないんですか?」
「ここはね。パソコンでの作業はカラーページの時ぐらいかなぁ。ただ単に俺含めて皆が手作業の方が好きってだけなんだけどね」
レイが苦笑して答えれば、美咲紀は「そうなんですかぁ」と感心する。そうしながらも人物にペンを入れていく様子に魅入られる。
(こんな風に描ける様になったらいいなぁ)
そう思ってしまう美咲紀。ふと傍らを見れば、円の相棒たる愛猫、にゃーくんがくりくりとした目を原稿や作業する人々に向けている。
「がんばらなくちゃ、いけませんね」
美咲紀はポニーテールを揺らし、笑顔で肯いた。
別室では、修が露草と共に模造紙に表を書いていた。進行表である。露草は昼間に望月と話していた事を踏まえ、修に相談していた。
「勿論、お風呂の時間も決めておこう。リフレッシュした方が捗るに決まっている」
「そうですねぇ。あと、一応仮眠室の準備もできていマース。特に病み上がりの先生には休んでもらわないといけまセーン」
修と露草はてきぱきと表を作ると許可を得て壁に貼った。そして、「作業しながらでもいいから聞いて欲しい」と説明を開始する。
「この進行表は、横軸が頁、縦軸が作業別(人物、背景、効果、仕上げ等)になる。作業を始めたら○を書いて……」
と、修はここで既に行っている作業のところに丸を1つ書き入れる。
「作業が終わったらこれを黒く塗っていくんだ。これで進捗が一目瞭然になるし、一々先生に聞かずに済むし作業も捗ると思うんだ」
彼の提案に、皆感心したような声を上げる。「皆で、●を増やしていこう」と言えば、皆が元気に返事を返す。
「お風呂はローテーションになっている。あと、仮眠室はいつでもつかえるぞ。先生は人物に集中して作業を進めてください。それと、病み上がりなので徹夜で作業しないで下さいね」
修は露草と共に作ったもう1つの表を見せて説明した上でレイに釘をさす。これには彼も苦笑を浮かべていた。
「ありがとう。それじゃあ、適度に休憩挟みながら作業していこう!」
修の言葉を受け、レイもまた笑顔で皆に言うのだった。だが、それを見ていた美咲紀は思わず言ってしまう。
「あの、シュー君。なんだかポジション的に鬼の編集さんなのです」
そして閃いてしまったのは、『鬼編集に追い詰められる漫画家』という構図。どうやら脳内掛け算が始まってしまったらしい。
(言葉攻めとかですか? 締め切り前でホテルに缶詰で2人きりですか? うう~ん、夢の翼が羽ばたきますぅ~)
なんだかアドレナリンがでてエンジンがかかったのか、美咲紀が与えられた仕事をがんがんこなして行く。その勢いについていけず、時子は少しおろおろ。
「気にしちゃだめデース。とりあえず、お茶の準備をしましょう」
「夕食の準備もあるな。よっしゃ、あとで仕込みをいっしょにしようぜ」
露草と望月にそう言われ、時子はどうにか元気を取り戻した。
皆が作業している間に、望月と時子は夕食の準備にとりかかる。妄想から帰ってきた上、手が空いた美咲紀も一緒に行う事に。買い物はある程度午前中に済ませているので忘れ物がない限り行かずに済む。
「さて、何にしようかな。先生はまだ本調子じゃなさそうなのとリクエストでかき玉うどんだけど……」
「問題は、他の皆さんなのですよね」
望月と時子が頭を悩ませていると、美咲紀がキッチンに置かれたカレールーを見て指を鳴らす。
「今日は金曜日、戦闘食として大鍋でカレーをつくるのですっ! 大鍋料理は好きなときに食べれるのが良いのです。あと、カレーは時を経るほどに美味くなる魅惑のメニューなのです!」
そう力説する彼女に2人は「なるほど……」と感心してしまう。美咲紀は材料が揃っていることを確認するとにっこりわらった。
「この季節、食べ物が傷みにくいのもあるしカレーは余ったら余ったでなにかできるだろう」
「それじゃあ、私はお米の準備を……」
望月が鍋を見ながらできる量を見積もり、時子が早速お米を計る。こうして3人の力作であるカレーが出来上がり、手の空いた人から順に食べていく。
「先生の分のおうどん、できました」
「それじゃ先生を呼んでくる!」
時子が平行してかき玉うどんを作り、望月に呼ばれてきたレイは、おいしそうにうどんを食べた。どうやら、これが気に入っているらしい。
「余ったらカレーうどんもいいなぁ。うん、明日はそうしようかな」
その言葉にメシスタント組は笑顔になっていた。
てきぱきと動く人々の中で、特に目に入る修と葉月を見、休憩がてらお茶を飲んでいたレイは
「八神さんと三宅さんは、ホント担当さんとうちのチーフさんにどことなく似てるなぁ……」
とか思ったらしい。
夜も深まった頃。病み上がりであるレイには少し早めに休んでもらう事になっており、その前に時子がよい香りのするハンドクリームを使って手のマッサージを施していた。
「先生、お疲れ様です」
「みんなのお陰で仕事が捗るよ。本当にうれしい」
ありがとう、といえば時子は照れたように笑う。そうしながらも掌の真ん中にあるツボや親指と人差し指の間にあるツボなどをゆっくり刺激する。
その後時子は帰宅するメンバー、残るメンバーの順にマッサージをしてから帰宅するのだった。
* * * * *
そして、金曜の夜、とある漫画喫茶。そこにタネの姿があった。
「……これが、『ライデンボルト』……!?」
タネは普段少女漫画をよく読むため、ハードな作風の物はあまり読まない。『宵闇 零』の作品は過去に読んだかもしれないが、ニャンダムの漫画自体は初めてだった。だからだろうか、容赦ない死亡シーンや熱い銃撃戦、苦々しい人間ドラマのシーンに思わず息を飲む。
(ニャンダムとかは難しそう。中々ハードとは聞いていたけど……)
現在、5巻まで出ており、それを1晩かけて読む。そうしながらも、タネは明日からの仕事への意気込みを高めるのだった。
* * * * *
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月31日
参加申し込みの期限
2015年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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