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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ドキドキ？！ 聖シエスタ女学院！
「そういえば、先輩。前から気になってた事があるんです。なんで怒られるの解ってて、着崩すのかなーって……」
何気ない問いかけに、太陽はくすっ、と笑う。
「これ？ だって、こっちの方がかわいいじゃん。それに……」
「それに？」
太陽の表情が僅かに曇り、円は不思議そうに首を傾げる。だが、太陽は小さな声で「なんでもないよ」と言う。
「型に嵌められ続けるって、窮屈じゃん？ それもあるんだよ。それにリボンってなんかかわいすぎてさ。ネクタイの方がまだいいかなーって？」
この言葉に、円は僅かながら首を傾げる。もしかしたら、僅かにだが『普段』の事を覚えているのかもしれない、なんて想像してしまった。
それでも、円は考えながら太陽を見つめる。
「でも、南波先輩って可愛いし、リボンも似合うとおもうんだけどなぁ。……あ、そうだ！」
円はぱっ、と何かを思いつくと「ちょっとごめん！」と言って自分のリボンを外し、太陽の襟元へと手早く結う。だが、閉めすぎて「円っち、苦しい」と太陽に言われて慌てて緩めてしまう。
「はい、こんな感じですよ」
円はそういって太陽が持っていた鏡を見せる。きちんと結われたリボンを見、太陽は少し恥ずかしそうにしている。
「似合う、かな？」
太陽のどぎどきとした声に、円は頷く。
「きちんと制服を着た、南波先輩も素敵だと思いますよ、僕は」
円のそんな言葉に、太陽はすこしだけくすっ、と笑って「考えておこうかな」と呟いた。
その後、苦手なニンジンを太陽の皿に移そうとして止められる円。その様子を見ていた翠響は思わずくすっ、と笑ってしまう。
（私のほかにも、苦手なものをよける人がいるのね）
そう思いながら食事を続けていると……、セーラー服姿の真央が愕然とした様子で食堂の前に立っていた。
「ゆ、優雅すぎるのだ。購買の死のパン購入バトルもないのだ。正しく別世界……淑女過ぎて真央ちゃんの精神がガリガリ削れるのだ～」
とその場に崩れようとする真央。周りの友達は「活発な子だね」とか「面白い１年生だよね」とか言っている。
「ん～、ハンバーグ、とてもdeliciousです！ カエデもちゃんと食べてますか？」
「って口元にソースついてる」
振り返ると、近くの席ではトワと楓が食事しており、口元を拭かれていたりする。翠響はくすっ、と笑って食事をしさりげなく苦手な物を残したのだった。
因みに、後からカツ丼定食が明日の日替わりであることを知ってちょっとがっかりしてしまう円なのであった。
――５時間目。
昼休みが終り、眠たい５時間目の授業。だが、英語を得意とする真境名 アリサはすらすらと英文の問題を解いていた。
彼女の父親は、在日米軍の退役軍人である。かつては沖縄のとある基地に所属していた空軍大尉であったらしい。（この世界では）アリサも帰国子女である。故に英語はお手の物なのだ。
滑らかで自然な発音で教科書を読み、教師から「とてもよく、正確な発音でしたね」とお褒めの言葉を受け、照れながらも席に着く。
（でも……、ちょっと息が詰まっちゃうかもね）
教科書の内容を振り返りながら、アリサは内心で苦笑する。というのも、さすがお嬢様校という事もあり、教科書の内容も上品な内容が主である。偉人の伝承や、聖書の内容を利用したものなどで妙に堅苦しい。
実のところ、アリサは内心で「お嬢様学校の女子高生って……庶民のあたしにそんなキャラできるわけ……」と少し考えた。だが、ほんの少し過ごすだけで彼女は自然体で振舞う事が出来ていた。
（案外、お嬢様キャラって出来ちゃうかも。そう思ったら身体が軽くなったわね）
父親譲りの青い瞳を輝かせ、この女子校ライフを楽しむアリサ。それでもこの高尚な内容の教科書にはちょっと肩をすくめる。
ここで注意しなくてはならないのは、スラングだった。先ほどだって、実は教科書を読んでいる際、思わずでかかったのだ。それをどうにか咳払いでごまかして読みきるアリサ。中々演技派である。
その次に教科書を読むように言われたのは、トワ・E・ライトフェロゥ。さすがに英語を得意としているため、褒められると凄くいい笑顔をする。
（中身は、普段のままなんだよな……）
夜海霧 楓はその様子を見ながら内心でため息をつく。今日は本当に護衛対象に振り回されてばっかりだ。何故かそんな気がしてならない。
その日もどうにか授業が終わる。あとは６時間目だ。アリサは次の授業の準備をしながらあと少しがんばろう、と気合を入れるのであった。
何気ない問いかけに、太陽はくすっ、と笑う。
「これ？ だって、こっちの方がかわいいじゃん。それに……」
「それに？」
太陽の表情が僅かに曇り、円は不思議そうに首を傾げる。だが、太陽は小さな声で「なんでもないよ」と言う。
「型に嵌められ続けるって、窮屈じゃん？ それもあるんだよ。それにリボンってなんかかわいすぎてさ。ネクタイの方がまだいいかなーって？」
この言葉に、円は僅かながら首を傾げる。もしかしたら、僅かにだが『普段』の事を覚えているのかもしれない、なんて想像してしまった。
それでも、円は考えながら太陽を見つめる。
「でも、南波先輩って可愛いし、リボンも似合うとおもうんだけどなぁ。……あ、そうだ！」
円はぱっ、と何かを思いつくと「ちょっとごめん！」と言って自分のリボンを外し、太陽の襟元へと手早く結う。だが、閉めすぎて「円っち、苦しい」と太陽に言われて慌てて緩めてしまう。
「はい、こんな感じですよ」
円はそういって太陽が持っていた鏡を見せる。きちんと結われたリボンを見、太陽は少し恥ずかしそうにしている。
「似合う、かな？」
太陽のどぎどきとした声に、円は頷く。
「きちんと制服を着た、南波先輩も素敵だと思いますよ、僕は」
円のそんな言葉に、太陽はすこしだけくすっ、と笑って「考えておこうかな」と呟いた。
その後、苦手なニンジンを太陽の皿に移そうとして止められる円。その様子を見ていた翠響は思わずくすっ、と笑ってしまう。
（私のほかにも、苦手なものをよける人がいるのね）
そう思いながら食事を続けていると……、セーラー服姿の真央が愕然とした様子で食堂の前に立っていた。
「ゆ、優雅すぎるのだ。購買の死のパン購入バトルもないのだ。正しく別世界……淑女過ぎて真央ちゃんの精神がガリガリ削れるのだ～」
とその場に崩れようとする真央。周りの友達は「活発な子だね」とか「面白い１年生だよね」とか言っている。
「ん～、ハンバーグ、とてもdeliciousです！ カエデもちゃんと食べてますか？」
「って口元にソースついてる」
振り返ると、近くの席ではトワと楓が食事しており、口元を拭かれていたりする。翠響はくすっ、と笑って食事をしさりげなく苦手な物を残したのだった。
因みに、後からカツ丼定食が明日の日替わりであることを知ってちょっとがっかりしてしまう円なのであった。
――５時間目。
昼休みが終り、眠たい５時間目の授業。だが、英語を得意とする真境名 アリサはすらすらと英文の問題を解いていた。
彼女の父親は、在日米軍の退役軍人である。かつては沖縄のとある基地に所属していた空軍大尉であったらしい。（この世界では）アリサも帰国子女である。故に英語はお手の物なのだ。
滑らかで自然な発音で教科書を読み、教師から「とてもよく、正確な発音でしたね」とお褒めの言葉を受け、照れながらも席に着く。
（でも……、ちょっと息が詰まっちゃうかもね）
教科書の内容を振り返りながら、アリサは内心で苦笑する。というのも、さすがお嬢様校という事もあり、教科書の内容も上品な内容が主である。偉人の伝承や、聖書の内容を利用したものなどで妙に堅苦しい。
実のところ、アリサは内心で「お嬢様学校の女子高生って……庶民のあたしにそんなキャラできるわけ……」と少し考えた。だが、ほんの少し過ごすだけで彼女は自然体で振舞う事が出来ていた。
（案外、お嬢様キャラって出来ちゃうかも。そう思ったら身体が軽くなったわね）
父親譲りの青い瞳を輝かせ、この女子校ライフを楽しむアリサ。それでもこの高尚な内容の教科書にはちょっと肩をすくめる。
ここで注意しなくてはならないのは、スラングだった。先ほどだって、実は教科書を読んでいる際、思わずでかかったのだ。それをどうにか咳払いでごまかして読みきるアリサ。中々演技派である。
その次に教科書を読むように言われたのは、トワ・E・ライトフェロゥ。さすがに英語を得意としているため、褒められると凄くいい笑顔をする。
（中身は、普段のままなんだよな……）
夜海霧 楓はその様子を見ながら内心でため息をつく。今日は本当に護衛対象に振り回されてばっかりだ。何故かそんな気がしてならない。
その日もどうにか授業が終わる。あとは６時間目だ。アリサは次の授業の準備をしながらあと少しがんばろう、と気合を入れるのであった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2015年11月01日
- 参加申し込みの期限
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- 2015年11月08日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2015年11月08日 11時00分
