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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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特に何もしていない。
それが今日の
ゼロ・シーアールシー
だ。
特に仮装はしていない。普段通りの、「いつのまにか後ろにいる」白い少女だ。他の人のそばにいつのまにかいたり、いなかったりする。
「こんにちはなのです。ゼロはゼロなのですー」
家を出てそれほど経たぬころ、はっとなって
ミルカ・アハティアラ
は振り返った。
すると背後に、ゼロが立っているではないか。静かに微笑んで、風に揺られながら。
気配はまるでしなかった。いつの間にか彼女は、いた。まるでそよ風だ。そうして、くりっとした両目でミルカに手を振った。ここですよ、と言うかのように。
クリームより雲より真っ白なゼロを突然見ても、ミルカは驚いたりはしない。かつては驚いていた時期もあったかもしれないが、今は慣れっこなのである。同じクラスの友達なのだ。
「ゼロちゃん、こんにちは」
ハロウィン日和ですね、とミルカは笑みを返した。ミルカの衣装は、黒い魔女のローブだ。頭に黒いバラのコサージュを飾って、人形のような愛らしさである。
「ミルカさんはどちらへお出かけですかー?」
「ええ、まずは駅へ行こうかと。会いたい人がいるんです」
「それはそれはー」
囁くような声でゼロは告げた。
「ゼロは洋菓子店『Raton』を目指しているのですー。ではまた機会があればー」
と言い終えると共に彼女は、やはりそよ風のように音もなく去って行くのだった。
普通にバニーガールも考えたが、せっかくのハロウィンデーなのだから、小悪魔的な仮装もしてみたい。
そんな欲張りな二つの意見の、折衷案がこの服装!
セクシーそしてコケティッシュ、
羽生 碧南
の変身をご覧じろ。
長く豊かなその脚を、包み込むのは網タイツ、しっとりした肌触りながらきゅっと食い込む弾力性もあり、否応なく彼女の美脚ぶりを、高める一方のフェティシズム。もちろん足首から先を飾るのは、エナメルの光沢まばゆいハイヒールである。ボディスーツは提案葉の黒、鋭角的なカットが目を引くが、もちろんバストの隠すべき部分はしっかり隠しつつ、見せていいラインはできるだけの情報公開具合で、肌に張り付くような質感も含め、着てよし見てよしの一品なのであった。これにチョーカー、カフスも含めて、コンセプトデザインは小悪魔である。すなわち頭にはツノ、背にはコウモリの翼、尾だって悪魔の長い形状だ。ちゃんと尾の先が尖っているあたりに制作者のこだわりを感じ取りたい。
この時期――碧南は感慨を抱かずにはおれなかった。
高身長女子な彼女は、どれほど衣装選びに苦労させられたことか!
可愛らしい衣装があっても着られないものが多く、「あっ」と思ってカタログを繰り、サイズ表を見て哀しみにくれるという経験を何度も味わった。
しかし捨てる神あれば拾う神ありという。その神が、福の神か貧乏神かはさておきとしてだ。
先日、所属している女子バスケ部の仲間たちが、陰謀めいた企みをもって、彼女にコスチュームをプレゼントしてくれた。陰謀の名は……『罰ゲーム』! まあようするに他愛のないジョークだったりする。
この露出度の高さ、齢(よわい)15歳の女子には厳しいものがある。
あと、どう考えても寒さ的にも厳しいものがある。
ところがせっかくだから、とこのコスチュームを試して結果、どうにも変なスイッチが入ったようだ。
つまり碧南は、この服を着る自分を、楽しめるようになってきたのだった。
なにせ身長180センチ、碧南がその完璧な肢体でこの衣装をまとえば、まさに鬼に金棒、スーパーモデルのおでましとなるのだ。
仮装が彼女を催眠術にかけたのか、それとも彼女の中の、ファム・ファタール的な部分が仮装によって目覚めたというのか、本日パレードに繰り出した碧南は、歩くたびに湿った音がたつような妖艶さなのであった。
カメラ小僧が「写真とらせてくださーい」と飛んでくる、もちろんOKなのにあえて碧南は、「どうしようかしら」とじらす。カメラ小僧たちはもう、撮らせてくれるなら喜んで彼女の靴だって舐めそうな勢いになってひたすら懇願する。それでようやく碧南は首を縦に振るが、それでもそっと彼の耳元で「この写真……あなただけに撮らせてあげる。恥ずかしいからネットに上げたりしないでね」なんて恥じらいの縁起をするのである。するとたちまちカメラ小僧は彼女を、まるで女神であるかのように崇拝しながらシャッターを切るようになるのだ。
カメラ小僧たちをはべらすだけでは飽き足らない。碧南は行く先々で、カップルの男性のほうに艶やかな流し目をはなち、見とれた彼と見とがめた彼女、そんな修羅場を瞬間的に発生させたり、少女たちからも『憧れの対象』というまなざしを集めたり、モデル事務所の勧誘を「興味ないわ」と一蹴して涙にむせばせたりして、存分にこの状況を味わいつくすのだった。
……はまりすぎである。
もう一回書くが、彼女はまだ15歳の乙女なのだ。将来が不安だ。
読者よ、もしかしたら我々は、希代の美獣の誕生を目撃しているのかもしれないッ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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