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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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来た来た来たのだよこの季節が! やっと来た!
キュルビス・ラムズイヤー
の季節すなわちハロウィンが! ついにきた!
彼女はミュンヘン出身! 彼女はハロウィンが大好き! っていうかむしろ一年が毎日、ハロウィンでないことが許せない! そんな彼女の通称が、ハロウィンジャンキーなのはむしろ歴史の必然というやつであろう!
「ハロウィンデスヨ! ハロウィンデスヨ! キュルビス、いっぱい楽しむデス! ワーイ! ワーイ!」
ついにこの晴れやかなる一日、キュルビスは飛びだしたのである、仮装パレードの舞台に! もちろん、おなじみジャック・オ・ランタンの姿で!
見渡せばジャックでランタンっぽい人影がたくさん歩いているこの日の寝子島であるが、キュルビスほど完璧なジャック・オ・ランタンはおるまい。
だってこれは仮装じゃないのだから。世界に向かって叫びたい。
「キュルビスはジャック・オ・ランタンデス!」
声を大にして叫びたい。
「そうデス! ジャック・オ・ランタンなのデスよ! 見ヤガレ!」
ところがこれを『見やがった』人たちのなかから、
「すげー仮装だにー! カッコイイだにー!」
などという、(キュルビス的には)誤った褒め言葉が飛んできたものだから、それは違うのデスとばかりに、キュルビスは大きなバッテンマークを腕で作るのだった。
「仮装じゃねーデス? 普段ドーリデス? 細かい事は気にすんなデスヨ!」
ま、カッコイイと言われるのは、そう悪い気はしないのだが。
というわけで帽子の鍔をつかんで華麗に一礼して声援に応えると、キュルビスはぴょーんと大きく跳ねて、パレードに加わったのだった。一礼したポーズを、声援の主がきっちり撮影してくれたようでちょっぴり面はゆい。
さあて、とりあえずノノコが働いているという、洋菓子店『Raton』へでも行ってみようか。
ところでキュルビスに声援を送った声の主は、
七音 侑
なのであった。
侑もキュルビスの姿には素直に舌を巻いた。もしかして本人? とすら思ったほどだ。(『ジャック・オ・ランタン本人』というのも変な話という気もしたがそれはさておき)
とはいえ侑は、ジャック・オ・ランタンそのものを目指したわけではないからそれでいいのだ。あくまで、『そのモチーフを活かした侑自身』に扮したのだから。その目的は大いに達成されたと言っていい!
「じゃっじゃーん!! やっぱハロウィンにはカボチャだにー♪」
頭にかぽっとヘルメット、これがカボチャ感満点のところに加え、天下無敵のカボチャパンツ、そしてマントで着こなしはバッチリ、ニヤリキラーンといたずらっこな表情を浮かべて、これ以上ないほどにハロウィンであり侑自身であるという、無敵状態の姿へと彼女は変貌していたのだった。
しかし気合いが入っているのは侑に限らない。そっと背後から現れた彼女の同行者も、勝るとも劣らぬ印象的な姿へと変身を遂げていた。
「……楽しそうだな…………侑」
低い声、それも、血の通わぬ冷たく暗くエコーする声、それがひたひたと、冷たい泥のように侑の首元にかかった。
「お、おおう!?」
わかっちゃいるけど侑は瞬時、すくみあがってしまうのである。それもそうだろう。この声で、
「ねぇ、あんたは俺にどうされたい?」
と呼びかけられたりすれば!
「……なんてな。ふふん、なかなか怖ぇーだろ」
低音おどかしボイスはたちまち消え去った。かわりに聞こえてくるのは、侑がよく親しんだ
工藤 耀
の明るい声だったのである。
「工藤君、おどかしっこなしだにー♪」
「はは、すまんすまん、本格的に仮装に凝ったこともあって、つい演技にも身が入ってな」
口調だけならいつもの耀だが、気合い入りすぎホラーテイストなルックスは、ハリウッド映画にでも出してみたいレベルである。ちなみにこれは機械と生物の融合怪物……らしい。
「うん、その仮装、ちょっぴり怖いけどかっこよくてナイスだに!」
「おう、ありがとな。侑のも似合うな」
「そう? なんだか頑張ったかいがあるだにー♪」
ふたりは無邪気に笑い合う。
「で、チェックポイントだったか? まずどこの店に行きゃいいんだ?」
「えっと、パイ専門店の『Huit Feuilles』というところを考えてるだにー」
肩を並べて歩きだした。カボチャガールと融合怪物、奇妙な取り合わせだがこの日に限っては、別に特異でもなんでもないのだ。
むしろ――と、耀はなんとなく周囲を見回して思った。
――むしろお似合い? なんてな。
なにがどう『お似合い』なんだか、と自分で自分に内心ツッコんでしまうけれども、悪い考えでもないだろう。
ハロウィンという現実と非現実の狭間が訪れたこの寝子島では、たとえば猫娘と獅子男が腕を組んで歩いていたり、人魚姫と王子が肩寄せ合ってベンチにいたり……と、仮装のカップルが仲睦まじくしている姿が散見されているのである。耀の扮装はモダンとクラシックの折衷であるが、侑も同系列と言えないこともない。少なくとも、一枚の写真に収まるには、ちょうどいいペアといっていいかもしれない。
「……イタズラ」
侑が告げた言葉を聞き逃していたらしい。慌てて耀は聞き返す。
「うん? イタズラがどうかしたか?」
「お菓子をもえなかったら、どんなイタズラするかにー? ウチははつけヒゲをつけちゃうつもりだに☆ 工藤君は?」
「あ、それ考えてなかったな。どうイタズラしてやろーかな……?」
さてこの場面から、ほんの少しだけ時間をさかのぼって……。
本日、
霧谷 朧
がパレード参加を決めたのは、前々からやってみたいコスプレがあったからではない。むしろ逆、たまたま先日、ウィンドウショッピングの途上で良い衣装を見つけて、これを着て歩きたくなったから、という理由による。
胸元までチャックを上げてフードもかぶり、すっくと全身鏡の前に立ってみれば、やはりなかなか似合うのである。
「ま、悪くないな」
勇ましくそしてファニーな悪魔の登場だ。頭の角はちょっとミノタウロス風でもある。べろんと長い尻尾は、針金が入っていて変形も自在、そもそも朧は人混みはあまり好きではないが、この扮装ならフード付で落ち着くことができるし、なにより外はみんな仮装してるわけなので、誰が誰なのかあまり気にしなくてもすむというものだ。
かくして朧はこの服装で、パレードに参加したわけである。
実際、来てみるとパレードはなかなかの規模だった。道全体を仮装者がぞろぞろ歩いており、愉快な百鬼夜行のようである。もちろん朧の姿もすぐにそのなかに溶け込んだ。
「ま、カニバのやつらみたいなもんだよな」
所属している劇団Carnevaleの、もっとずっと規模が大きくなったものと考えることもできようか。
そうして歩いているとなんだか良い気分になって、朧は口笛の一つでも吹きたくなってきた。曲は『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』なんてどうだろう。
などとしばらく行くうちに、
「おもしろそうなのはっけーん」
朧の心のアンテナに、ひっかかる二人連れがあった。
カボチャ頭の女の子、その隣には男の子。
女の子のほうには見覚えがある。見覚えどころかよく知っている。後輩の侑である。
薄笑み浮かべて朧は話しかけた。
「よう七音ちゃん。可愛い仮装してどこ行くんだい?」
「おおっ、ナイスな悪魔さんだに……と思ったら朧先輩だ!」
「ナイスかい? サンクス♪ それで、そちらの彼は?」
おっと、と侑は足を止め、「えっ?」という顔をしている耀と、優しく口元を緩めている朧とを引き合わせた。
「朧先輩、こちら、クラスメートの工藤君だに。ちょっと怖い仮装だけど、普段はもっと気さくな見た目なんで安心してほしいだにー」
「ども……」
耀は頭を下げた。なんだか……上目遣いになってしまう。
「そして工藤君、こちらは2年の朧先輩、とっても楽しくて面白い先輩なんだにー♪」
「はーい、工藤君ね。よろしくー」
ぴらりと朧はパーにした片手をあげて振ってみせた。
「というわけでせっかく会えたんだし、朧先輩も一緒に参加してお菓子食べてしようだに! やっぱりみんなで行くと楽しいにー♪」
あっけらかんと侑は言う。
「いいねー」
と朧もこれに応じたのだが耀はといえば、内心の『げ! マジ!?』を押し殺すのが大変であった。
なんてことを……考えもせず……。
いや、でも――耀は思うのである。
こんな提案をよく考えもせずにできるのが侑であり、彼女の長所ではなかったか――と。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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