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小さな夢を抱いて
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三夜 呼宵
が旧市街に向かって歩いている。女性らしい小物は身に付けていない。セミロングの髪は後ろに結い上げ、黒のパーカーに青いジーンズを穿いていた。
呼宵の目が左手の屋台にそれとなく向かう。銀髪の若者の横顔から目を逸らし、手前のワゴンに注目した。大量の縫い包みが折り重なって積まれていた。
「……かわいい」
心の声が漏れて呼宵は屋台で足を止めた。忘れ物を取りにきたかのように自然な動きで手を伸ばし、一体の縫い包みを抱え上げた。
黒いドレスを着た人形が無垢な表情を向けてくる。呼宵は微笑んで若者に目を移す。
そこに元気な声が飛び込んできた。
「こよ姉ちゃん!」
三夜 太陽
が横手から走ってきて呼宵の腰に抱き付いた。頭頂から飛び出た毛が喜ぶ子犬の尻尾のように振られている。
「なにしてるの」
太陽は笑顔で顔を上げた。呼宵は言葉に迷った様子で、ちょっとね、と弱々しく笑う。
「おにんぎょうさんをかったんだね!」
「え、これは下で潰されてたから」
「こよ姉ちゃん、ほんとはかわいいものが大すきだもんね」
太陽の無邪気な指摘に呼宵は耳を赤くして、うん、と小さな子供のように頷いた。
「ぼくもおこづかいでかうよ!」
太陽の興味はワゴンへと向かう。どれにしようかな、と言いながらちょこちょこと左右に動いて黒い子犬を掴んだ。もう一方で黒い子猫を手にして、万歳するような格好で飛び跳ねる。
「覇王号と月にそっくり!」
「太陽くん、おこづかいで二つも買える?」
「今日のぼくは、おおがねもちだからだいじょうぶだよ!」
縫い包みを呼宵に預けて短パンのポケットの左右に手を突っ込んだ。身体を左右に揺らしながら握った手を引っこ抜く。
中腰になった呼宵に太陽は両手を開いて見せた。
「本当に大金持ちだね」
微笑みを浮かべた呼宵の目が小刻みに動く。大量の小銭の中に五百円玉は含まれていなかった。
「お姉ちゃんが一緒に太陽くんの縫い包みも買うね」
「うん、いいよ!」
七百六十九円の小銭を受け取ると呼宵は若者に向き合った。
「あの、おいくらでしょうか」
「千五百円になります」
呼宵は財布を取り出した。側にいた太陽は笑顔でそわそわしている。気付いた若者は縫い包みを袋に入れながら声を掛けた。
「夢の中で縫い包みと一緒に遊べるよ」
「え、ほんとに」
「抱いて眠ると夢に出てくるんだよ。はい、どうぞ」
若者は太陽に袋を渡した。呼宵は軽い会釈で屋台を離れる。
二人は手を繋いで歩き出した。
「本当に夢に?」
はしゃぐ太陽の横で呼宵は疑いつつ、その目は純真な子供のように澄んでいた。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月29日
参加申し込みの期限
2015年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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