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小さな夢を抱いて
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パジャマに着替えた呼宵は布団の上に座っていた。黒いドレスを着た人形を両手に持ち、自然な笑みを浮かべる。
「あなたの名前はソフィアだよ」
人形の名前を口にした途端、呼宵の表情が消失した。暗い底からズルリと記憶が引きずり出された。
家族と住む家の両方を失った。友達はいない。小さなあの子だけが唯一の話し相手。
孤児院にいた時も、三夜家に引き取られた時も、怖い人から消えない傷を受けた日も、あの子と一緒に乗り越えてきた。
でも、あの子はいなくなった。どこを探しても見つからない。私は一人、冷たい檻の中に閉じ込められた。
「……私が捨てられちゃったのかな」
昔の記憶に囚われて言葉が漏れた。瞼を強く閉じて人形を抱える。二度と離さない、という想いで抱き締めた。
少女が部屋の隅に蹲って泣いている。家族の慰めの声も届かない。大切にしていた人形を失った悲しみは深く、止めどなく涙を溢れさせた。
「あれは昔の私……」
パジャマ姿の呼宵が少女に歩み寄る。出揃った昔の家族をどこか懐かしい目で見つめた。
「誰も私に気づかないなんて。幽霊になったみたい」
そこに黒いドレスを着た人形がふわりと現れた。静々と歩いてきて呼宵を見上げた。
「私は無くした人形の代わりなの?」
「そんなこと、思ってないよ」
「可愛い物を集めているのはどうして?」
可愛らしい姿で人形は責めるように言葉を続けた。呼宵は耐えるような表情で、違うよ、と少し力を込めて言った。
揺らがない目で人形を見つめる。
「あの子はもういない。過去が変わらないことは、いっぱい泣いてわかっているよ」
「そうなの?」
人形の声の調子が和らいだ。そうだよ、と呼宵は返した。
「私は未来に希望を持ちたい、そう教えてくれた人がいるの。だから、ね」
呼宵はしゃがんで人形を抱き上げた。
「私と一緒に未来を歩んで欲しい。あなたのこと、大切にするから」
人形を頬に優しく当てる。すると小さな声が聞こえてきた。
「私の名前はソフィアだよ」
「うん、そうだね。ソフィア、ありがとう」
呼宵は涙声で返した。
穏やかな目覚めを迎えた。呼宵は側の人形を胸の上に乗せて微笑んだ。
「……大切にするから」
その言葉は胸の中にじんわりと沁みていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月29日
参加申し込みの期限
2015年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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