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小さな夢を抱いて
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アパートの一室で円はライオンの縫い包みに抱き付いた。
「柔らかくて気持ちよく眠れそうだよ」
のんびりした声で瞼を閉じる。愛猫は音もなく近づいてライオンの上に飛び乗った。寝床を探すような動作を経て鬣に埋もれて丸くなる。
草原に純白のワンピースを着た円が横向きで眠っていた。遮る物がない大地を風が吹き渡る。緑の波は円の顔に当たって目覚めを促す。
「……顔が痒いよ」
円は大地を両手で押すようにして上体を起こした。ここは、と身を捻ったところに大きなライオンが腰を下ろしていた。
「縫い包みのライオンさんだよね」
ライオンが顔を向けた。柔らかい笑みを浮かべた円は他のところにも目をやった。
「もしかして、にゃーくんもいるのかな?」
その時、視界に飛び込んできたのが茶トラの猫であった。ライオンの周囲を飛び跳ねている。
「がおーやって! がおーって!」
「にゃーくん、夢の中では喋れるんだね。それと無理を言ったらダメだよ。ライオンさんだって困っちゃうよ」
猫は同じ言葉を繰り返し、ライオンの周囲を走り回った。
「我々は百獣の王と呼ばれている。ファンサービスは当然の義務。同じネコ科に属する者の頼みとあれば、尚更、断る道理はない。心して聞くがいい」
ライオンは威風堂々とした姿で立ち、草原の彼方に届くような声で吠えた。猫は全身が痺れたような姿でよろめき、すごいー、と声を上げて喜んだ。
ライオンは優しい眼差しを向ける。
「同じネコ科に属する少年ならば出来る。緑が燃える草原で力の限り、吠えてみるのだ」
頷いた猫は背筋を伸ばし、にゃー、と可愛らしく鳴いた。
「良い声だ。素質の片鱗が窺える」
猫は喜んで何度も鳴いた。円はそれとなくライオンの側に寄った。
「ライオンさん、ありがとう」
「礼を言われるようなことはしていないつもりだが」
素っ気なくも温かい言葉が返ってきた。
円が目覚めるとライオンの縫い包みの背中に猫が抱き付いて眠っていた。
「気に入ってくれたかな?」
円の声に猫の耳が動き、にゃあ、と小さい声で鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月29日
参加申し込みの期限
2015年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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