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先程まで降っていた雪は止んで夜空に星々が瞬いている。ミルカは九夜山の展望台から砂糖菓子のような街並みを眺めていた。
「目を開けたら雪なのでした」
何かを引っ掻く音がした。振り返った先にトナカイがいた。黒い円らな目でミルカをじっと見る。繋がれた木製のソリには大きな巾着袋が乗っていた。
ようやくミルカは自身の服装に気が付いた。被っていた帽子を取ると赤い三角帽で先端に白い綿毛のような玉が付いている。服まで赤く、胸元には大きなリボンが結ばれていた。
待ちくたびれた様子のトナカイが上下に頭を振る。
「そうなのです! わたしはサンタクロースでした」
ミルカは東の空に顔を向ける。円らな瞳を細めて頷いた。
「おひさまの心配はなさそうです。コメット、急いでみんなにプレゼントを配りますよ」
ミルカはソリに腰を下ろし、手綱を両手で握る。そこで少し迷ったような表情になり、行きますよ? と小さな声で言った。
トナカイは蹄で雪を何度か掻き、柵に向かって駆け出した。
ミルカの表情が硬くなり、上体を引き気味に構える。
「わ、わたしはサンタ。だ、だいじょうぶのはず――」
トナカイは柵を跳び越えた。ミルカの瞳に丸い月が映る。
「飛んでいます! コメット、空を飛んでいますよ!」
不安は瞬く間に霧散した。ミルカは手綱に意識を傾けて水平に飛んだ。明かりの消えた街並みに目を移す。すると別の不安が顔に表れた。
「どうやってプレゼントを配ればいいのでしょうか」
ミルカは街並みに目を凝らした。ぼんやりとした明かりが灯る。注視すると丸い光の中に寝入っている子供の姿が浮かび上がってきた。同調するかのように巾着袋のプレゼントの一つが光り出す。
「……もしかして」
取り出した小箱をミルカは地上に向けて解放した。流星のような軌跡を描き、光の中の子供に寄り添った。
「コメット、ちゃんと配れました!」
トナカイは空を駆けながら頭を上下させた。
一つの成果が呼び水になったのか。街中に光の玉が次々に現れた。個々に子供達の姿が浮き出て巾着袋は強い光を放つ。
「これなら間に合うかも!」
ミルカはトナカイを自由自在に操った。矢継ぎ早にプレゼントを解き放ち、街中に流星群が降り注ぐ。
朝の訪れで星々が遠のく頃、ミルカは全てのプレゼントを配り終えた。
「コメットの足のおかげですね!」
トナカイは弾むように空を駆ける。
「わたしもお家に帰らなくちゃ」
トナカイはシーサイドタウンへと駆け出した。
翌朝、ベッドの中で目覚めたミルカは窓の外を確かめた。赤く色付いた葉が秋を伝える。
「あわてんぼうのサンタクロースですね」
ミルカは枕元のトナカイを抱き締めてくすりと笑った。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月29日
参加申し込みの期限
2015年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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