this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【ハロウィン】いぬねこ合わせてハロウィンパーティ!!
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
23
つぎへ >>
【カボチャさんが増えました】
人から変身したそのねこは、広場で気合を入れてカボチャを被り直しました。
尻尾は短め、毛色はオレンジ、白毛靴下を履いた毛並みの小柄なふわふわにゃんこ。
ワンポイントの可愛らしさは、もちろん自慢のピンクの肉球。
そのねこ──
恵御納 夏朝
は決意していました。
入り口で話を聞いて。このお祭を楽しむ為にも、決して叩き出されるような事はあってはならない、と。
決意を新たにしながら、夏朝は今の所持品を確認します。
必死に抱えていた為、バッグ自体の持ち込みは出来ましたが、中は結構スカスカでした。取り残された荷物は、主催のハロウィン会員の手によって、今頃大岩の陰にきちんと整列されている頃でしょう。
更に、持込みに成功していた“猫おやつ(鶏ささみ)”は、広場入り口前でバッグを持っていた為、持ち込み検査が発生し、
「『ねこおやつ』しか用意していないとはなにごとか! この場合は『いぬおやつ』もセットで用意すべきである!」
──と、何とも理不尽な理由をつけられて取り上げられてしまったのです。
あと、手元にあるのはハロウィン仕様の可愛らしいねこシールと、過去に“ねこシール以外でろっこん使えるか”を試す為に購入した、いぬシール。
試した後も置いてくるのを忘れて、バッグの中に入っていたのが幸いして“こちらは、いぬねこ両方のシールを用意してくるとは感心!”と手元に残ったものでした。
どうやら“いぬとねこの中立共存を目指す会”は若干過激で、かなりの厳戒態勢を敷いているようです。
「わんこさんへのプレゼントにいいかも」
噴水の縁に座りつつ、改めていぬシールを見ながら過去を振り返りつつ思案します。
「そう言えば、このお祭は『猫の王さま』といぬの偉いひと……しょうぐん? も来ているんだっけ」
シールを眺めながら夏朝は考えます。
「(猫の王さまにも会えるかな……会いたいな)」
夏朝は、ハロウィンの屋台を見て回りながら、前に見た猫の王さまの姿と声を思い出しつつ、カボチャ帽子を直して歩き始めました。
一方、
「あれれ? こんどはいぬねこ入り混じり?」
列に並ぶ二本足のいぬねこたちの光景に、
猫の王さまの誕生祭
的なものを想像していた
夢宮 瑠奈
は驚きを隠せませんでした。
しかし姿は前回と同じ白いねこ。こちらも祭りだという衛兵さんのお話に納得したように耳を傾けます。
「『いぬとねこの中立共存を目指す会』……略してINNCC?」
「あいえぬえ……まあ、そのようなものだ!」
その正式名称は“Inu to Neko no Neutral Coexistence Community”なのかも知れないし、そうではないのかも知れません。何しろ実は“勢いでつけられた”という、裏背景のある名称です。それを知るいぬねこは少なく、この衛兵さんも例に漏れる事はありませんでした。
そうして、通貨代わりになる、青と白とのコントラストがきれいなお花二輪を受け取って。
瑠奈は小さな体に、若干大きめのサイズのカボチャを被り、多少ふらふらするのも悪くないと、楽しそうに広場へ向かって行ったのです。
そして夏朝は、猫の王さまを予想以上に早くに見つけられました。
見覚えのあるねこの綾花と一緒に、談笑しながら熱々のシシャモの串焼きを食べる姿は、やはり他のいぬねこと比べても、明らかに雰囲気が違うのです。
前回、間近で会った様子を思い返しながら、そっと近づいて、夏朝は王さまの前でこっそりねこシールを出して問い掛けました。
「……こんばんは。お久しぶり、です?」
「……その声は、カーサか! 久しいな!」
「ああ、名前呼びは大丈夫なんですね」
まさか向こうから直接名前を呼んでくるとは思わず、驚きを隠せないまま夏朝は声を上げて頷きます。
「ああ。
ぶっちゃけるとだな、この主催の『いぬとねこの中立共存を目指す会』にさえ見つからなかったら、正体ばらしても喧嘩しても全く問題無い。
──ただ、いつも厳戒態勢が引かれていてな。殆どのことは大抵見つかる」
嫌なものを思い出すように呟く王さま。ただ、今年の祭は“心の伝道師”
森 蓮
の存在によって、とても柔らかなものになっていたのですが、“一応厳しい”と思わせておいた方が良いだろうと告知はされていないのです。
「そちらは、多分綾辻さんだね」
「はい。夏朝さんも、またこの姿で会えるなんて思わなかったです」
「うん。……じゃあ、名前は『王さま』でも大丈夫かな。
綾辻さんも、王さまも一緒に屋台見て回りませんか。ちょっと見ただけでも、面白そうな屋台たくさんあったし……」
「そうだな、祭りに人数は多い方が良いと聞く。皆で一緒に行くか。カボチャ混みが出来ているから、はぐれないようにな」
「そうだ、王さま。これ……」
夏朝はこっそりと袖の下を通すように手持ちのねこシールを猫の王さまに渡しました。
「おお、これは有難い。カーサのお陰で結構溜まってきたから、1枚分位は使ってもいいかも知れないな」
そう言いながら、王さまはそれを丁寧にトートバッグに入れて、3匹は歩き始めました。
「うむ、やはりあちらの文化も進んできてるな……」
「あちらって、い……」
「いちごの生産地ーーーっ!!」
夏朝は突然叫びだしましたが、“いぬ”と言い掛けたが故の叫びである事に気づき、即座にその意図を汲んだ綾花は慌てて口をつぐみます。
「ここだけの話だが、毎年屋台を回るとお互いの得意なものや文化レベルが分かる。
それもあって、こっそりここに来てはいつも相手の国のものを大量に買って行くんだ」
見れば、それを実行した結果なのか、猫の王さまの肩に掛けたトートバッグはかなり膨らんでいました。
「今日は少し買いすぎたかも知れない。バッグも花ももう少し欲しいところだ」
「あ、わんにゃん共通の手に通す専用のシュシュとかありますね」
「腕輪屋さんもあるよ、お土産にいいかも」
「王様や夏朝さんはどんな腕輪が──」
しばし、皆でお買い物。
ふと、綾花が話を振ろうとした矢先。トートバッグを漁っていた猫の王さまが言いました。
「困った、たくさん買いすぎて交換用の花が無くなってしまった。
結構大量に運んできたはずなんだが……
2匹とも悪いんだが我輩は花を取りに──」
「そこの、金茶のカボチャさん。お花なら少しだけれどもあげますよ~」
そこに声を掛けたのは、ウィンドウショッピングを楽しんでいた瑠奈でした。
差し出された手には、ほんのりと青白く、色のついた花が二輪。
「ややっ、これはいいのか?」
「うん、必要だったら取りに戻ればいいし、ウィンドウショッピングも結構楽しいからねぇ」
猫の王さまは、ほんわかと現れて花を手渡す、相手の手には見覚えがありました。
真っ白な小さな手。その可愛らしく魅力的な声。
「お前は、いつぞやの歌唄いの娘さんじゃないか。元気そうで何よりだ。
ハロウィン祭に来ていたんだな」
「あ、もしかして猫の王さまかな?」
その言葉に、瑠奈も相手のカボチャが初めて猫の王さまである事を知りました。
「その声は、瑠奈ちゃんっ?」
綾花が驚いたように白い毛皮のカボチャさんの名前を当てます。
「わぁ、綾花ちゃんも来てたんだねぇ。
はい、ここは平和で楽しいですねぇ」
王さまには気がついても、“いぬ”や“ねこ”が入るから、うっかりで喋ってはならないと思っていた瑠奈でしたが、感想位ならば良いだろうと、そっと言葉に並べます。
「……まあ、楽しいのは確かだな。しかも、これでもかと言う位に厳戒態勢を敷いているから平和でもある」
猫の王さまは、何故か若干不満を隠しきれない様子で溢すように呟きました。
「──そうだ。
ルナ、夜にグランドフィナーレで花火をやるのを知っているか?
ここの祭の醍醐味だから、是非それまで見ていくといい」
「良いこと聞いちゃった。ありがとう~」
「しかし、皆アヤカの顔見知りなら丁度良い。ルナも一緒に屋台を回らないか?」
「そうですねぇ、一人で夜まで屋台を見て回るのも辛いし……良かったら一緒でも大丈夫かなぁ」
「僕は歓迎。人──じゃなかった。カボチャが増えた方が面白いしね」
「私ももちろん賛成です。皆で回った方がきっと楽しいと思いますし」
夏朝と綾花の言葉を聞いて、猫の王さまは頷きました。
「それじゃあ、やっぱり通貨代わりの花をもらいに行くか。
祭で残りの花を気にしながら歩くなんて粋じゃない」
猫の王さまの一声に、カボチャの皆は、それぞれが見てきた不思議な光景や屋台などを話しながら、再びうきうきと歩き始めました。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
23
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【ハロウィン】いぬねこ合わせてハロウィンパーティ!!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月28日
参加申し込みの期限
2015年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!