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【ハロウィン】いぬねこ合わせてハロウィンパーティ!!
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【遊び忘れはありませんか?】
それから1時間ほど前のこと──
「とても固そうな肉球をしていますね」
「え、ええ。はいっ、バスケットをやっているので」
「ばすけっと、知っています。人が皆で1個のボールでじゃれあうゲームですね」
「……」
テーブルの対面に座している
羽生 碧南
はどう説明したものか、とても悩みました。
違うと言いたい、あれはじゃれているんじゃない。だが、いぬやねこのバスケットを知らない存在には、じゃれているようにしか見えないのも確かで──
──その日。
リングを潜り抜け、ボールが落ちる音が響き渡り。試合は終わりを告げました。
十月も終わりに近づいていても、その運動量は変わりません。むしろ気候が良くなったので、より一層増える傾向にある一方。
碧南は最後の1本を決めて、自分のチームを勝利に導きました。
夏よりはまだまし、しかしかく汗の量は運動量に比例して。
そんな中、汗をシャワーで流し、部活後の着替え途中で、流れてくる新作乙女ゲームの最新情報をチェックしていたところ、不思議と面白い情報が流れてきたのです。
“エノコロ岬で、今まで無かった巨大な岩に触れると犬と猫のハロウィンに行けるらしい”
それは余りに突飛で、冗談半分でそれを決行した──結果が、これでした。
頭にはカボチャ帽子、手足と体は二足歩行するいぬそのもの。通貨代わりになるお花を二輪渡されて、広場へぽーん。
しかし、適応力が強いのが碧南の強みでもありました。
こうなったら滅多にない、正直夢かもしれないこの状況を徹底的に楽しむ事にしたのです。
最初にふと目に付いたのは、机に置かれた虫眼鏡と、木の棒が沢山入っているのであろう筒をカシャカシャ上下に振っているカボチャでした。
「わぁ、早速占ってもらおうかな」
そして、早速花を一輪差し出して──最初のところに戻るのです。
「むむ、この肉球相と占術棒によると!
これから最初に出会った黒毛のカボチャと行動を共にすれば幸運に恵まれるであろうーっ!」
占い師のカボチャがいきなりテンション高くそう叫ぶと、碧南は周囲のカボチャ全員の注目を集めてしまいました。
そして、そこを振り向けば……丁度、視線の先に黒い毛並みをした神秘的な雰囲気を漂わせてこちらを見ていたねこ、もといカボチャの
三宅 葉月
がいたのです。
「……この光景を、そのまま切り取って心に泳がせて……
……戻ったら、キャンバスにまた蘇らせるの……」
「わあ、絵を描くのね! カボチャさんの絵、見てみたいなぁ」
「画材が無いから無理……でも」
葉月が落ちていた木の枝を一本拾って、広場の一部、土が見える部分に、もの凄い勢いで何かを描き始めました。
それは土の地面に描かれたにもかかわらず、精密かつ迫力のある稀なタッチで、先程の葉月が見ていた占い師さんと碧南、そして通り掛かるカボチャたちの絵が出来上がりました。
結構場所を取りましたが、その絵の出来に感動して皆が避けたり感心したりして眺めています。
「凄い!」
「ラフスケッチだけれども……帰る前に、こういうのを……沢山心に焼き付けていきたい、と思っているわ……」
「だったら、余計に一緒に回りたい!
一緒に回れば目に入るものも2倍だし」
描いたラフだという精度の高い絵を一度目に焼き付けてから、それは既に終わったものだと言わんばかりに、1人その場から離れ歩き出そうとする葉月に向けて。
追い掛けるように、ついて歩き話した碧南の言葉に、葉月はしばらくどこにも注視していない瞳で思案してから、
「……確かに、そうね。一緒に回った方が、より……活気のある情景が、見えるかもしれない……」
葉月の言葉に、碧南は溢れんばかりの喜びをかみ締めました。
こうして、碧南と葉月のぶらり巡りが始まったのです。
カボチャをモチーフにした、いぬねこ専用の洋服屋さん。
「今なら上下セットで花二輪のところを、一輪にするよ~!」
可愛らしい衣装に胸を鳴らせる碧南に、
「私は……自分で、作れるから……」
その言葉にがっくりと肩を落とす碧南。
「でも、絵を描くのに……誰か着ているモデルがいると……楽、かしら……?」
その言葉に、碧南は即座に即座に手持ちの一輪を服と交換して、いそいそと着て葉月に見せました。
じっと見つめる葉月の目には、見せる時にターンした姿がはっきりと脳裏に残りました。
途中、風車を手に回しながら楽しそうに話をする4匹のカボチャがとすれ違います。屋台を眺めて碧南と話をしながらも、葉月はそれも記憶の中に落としていきます。
そして、もう日も傾きかけて夜が見える頃合に、ふと例に漏れずカボチャを被った小さな2匹と出会いました。
「トリック・アンド・トリート!!」
2匹が恐らく集めてきたのであろうお菓子で一杯の籠を持って、比較すれば大きいであろう葉月と碧南の前にそれを出します。
「やっぱり、これがハロウィンよね!
……いぬねこなら、やっぱりお肉とお魚? それともお菓子でいいのかな?」
試しに碧南は、そっと持っていたお菓子を2つずつあげる事にしました。
それは、寝子島名物『なんとなくまたたび風味キャンディー』と『それとなくビーフジャーキー風味キャンディー』
お菓子を集めてきたカボチャたちもそろそろお腹が空く時間帯。
2匹は大喜びで包み紙を開いてキャンディーを口に放り込みました。
「あ、これまたたび味っぽい!」
「こっちはビーフジャーキー味だ!」
「交換しよう!」
「交換しよう!」
その言葉を聞いて、お菓子を渡した碧南は思わず少し青くなりました。
「え? あ、これもしかして差別につながっちゃう?」
そう告げた瞬間、目の前でお菓子交換をしようとしている2匹の元へ、大きなカボチャが飛び込んで来ました。
「こらー!」
「えー、これもだめなのー!? けちー!」
逃げ足早く、ダッシュで逃げる子供たち。
「まったく……こどもたちは多目に見てるんですけどねぇ。あ、お気に障ったらすみません」
「う、ううん……っ! ちょっとびっくりはしたけれど……!」
傍を見れば、葉月は今の大人カボチャの声に驚いて、完全に停止していました。
しばらくして、
「あ……忘れちゃう……」
葉月はそう言うと、先程の2匹のカボチャの事なのか、忘れないようにと、小さく何かを呟いていました。
それから、
・犬でも安心!骨の無い一口サイズの小魚のフライ
・お昼に最適、一口サイズのヘルシーささみ
それらの、他のカボチャに聞いたお勧めを食べながら歩いていたところ。
どぉん…!
完全に深い闇色に染まった空に、大きな花火が打ち上げられました。
「……花火……?」
「見に行かないっ!? きっといぬねこが沢山集まって、思い出になる絵のネタも沢山出てくると思うの!」
「……確かに、印象深い……光景が、沢山あると思う……」
同意するように碧南に葉月が頷きます。
──そんな2匹を誘うように、始まりの合図のように火がもう一つ打ち上げられました。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月28日
参加申し込みの期限
2015年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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