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ちゃよなら、フツウのひ
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●島岡先生といっしょ(迷子編)●
【中庭〜講堂前】
昼休みが過ぎても昼寝をしていた
神木 煉
は、中庭でやはり子供化現象に巻き込まれた。
「だいたい5歳児くらいか……」
スモックにかぼちゃパンツの自分の姿を確認し、さてどうしたものかと思う。周囲で走り回っている生徒も幼児化しているところを見ると、また誰かのろっこんが暴走したのだろうが……。
「とりあえず学校にいても仕方ない。これ以上おかしくなる前に家に帰るか」
もしこのろっこんが一定の範囲内を対象とするタイプなら、効果範囲の外に出られれば、元の姿に戻るかもしれないし。
まだ高校生の理性で神木はそう考え、さして動じることもなく歩き出すと、やはり西門へと向かう1人の女の子と出くわした。三つ編みを2本お下げにした、見たところ4歳ぐらいの幼児だ。
「うぇ〜ん、うう……ぐずっ……」
「おい、どうして泣いているんだ?」
けれどもその女の子──幼児化した
島岡先生
は、しゃくりあげるばかりで答えられない。その隣りでこちらも困った顔の3歳児、
松谷 洋志
が代わりに、おずおずと答える。
「さっきからぼくも聞いてるんだけど、
ずっと泣いてばかりだからわからないんだ。なんでないてるのかな……
さみしいのかな? かなしいのかな? こわいのかな?」
そこに、「ふんふーんふーん」と鼻唄を歌いながら、松谷と同じ1組の
宮田 厚
もやって来た。こちらは5歳ぐらい。ちなみに、いつもいっしょの「御木本さん(※人体模型)」は、このサイズではさすがに持ち歩くことができず、泣く泣く教室に置いてきたようだ。
「ねーねーどうしたの? 悲しいことがあったの?」
今しがた御木本さんと、つらい別れをしてきたばかりの宮田には、泣いてるこの子の悲しさがとてもよく分かる(←そのわりには鼻唄を歌ってたけど)。そっとその頭を撫でて、
「泣いている女の子を放っておく奴は男じゃない!
干からびた大根だ!ってじーちゃんがいつも言ってるんだー」
しゃくり上げながら、ぼんやりと顔を上げる島岡先生に、ニカッと笑ってみせる八百屋の息子。
「そうだよ、おねえちゃんはひとりじゃないよ。
そうだ、おててつなごう。だから元気出して?」
と松谷洋志も、安心させるように、そのお下げの子の手をにぎった。
「うぇう、ぐず……ありがとでちゅ……」
3人の顔を見回し、とくに自分のクラスの生徒──宮田と松谷の顔には、なんとなく無意識下で安心させる効果があったのかもしれない。まだ泣き止みはしないものの、島岡先生が泣いているワケを話し出した。
「あのね、……ゆきののパパが、どこにもいないんでちゅの。
ゆきの、迷子になっちゃたの……?」
どうやらこのぼんやりした子供は、自分の父親を探しているらしい。
「そっかー大好きな人と離れちゃったら不安だよね」と宮田はうんうん。
「お父さんに会いたい? なら一緒に付き合うよ」と神木。
「じゃーおれもいっしょにさがすー」
宮田厚と神木煉もニコッと手を差し出して、こうして3人は西門の方へといっしょに歩き出したのだった。
【西門前】
その西門前では
後木 真央
が、小っちゃな園服で駆けずり回り、孤軍奮闘していた。
「んーしょっ、んーしょっ。ここは真央ちゃんが封鎖したのだ。通っちゃダメなのだ」
3歳児になった彼女もまた、『八神の書き込み』を見て、おおよその事態を把握した1人。
『真央ちゃん、これ接触感染じゃないかと思ったのだ』
とあわただしく真央も、ねこったーに書き込み、
『暴走が収まった瞬間消滅する爆発的インフルエンザを想像したのだ。
だから真央ちゃんたちも解決まで外に出ちゃダメなのだー!』
これで、ねこったーを見た者には、外出を控えるよう呼びかけができたが、とは言え、校内の生徒たちは、もはや携帯を見る知能すら残っていない幼児たちが、その大半。
正門を封鎖中の、
梅影 裕樹
や
逆巻 天野
とも連絡を取り合い、真央も西門に走ったのだが、しかしたった1人きりで、群がる幼児たちを止めようとするのは、あまりに荷が重すぎた。
真央が西門に着いた頃には、すでに数人の子供たちが外に抜け出てしまっていたし、それ以降に彼女が築いたバリケードも、ワーーと押し寄せる幼児に蹴散らされ、あっさり突破される。
まあ、バリケードと言ったって、今のチビ真央に動かせるのが、そのへんの植木鉢ぐらいしかなかったのだから、しょうがない。ベンチですら、この3歳児には重たすぎるのだ。
「だぁめー! 通っちゃダメなのー!
おとなのひとがくるまで、こどもはおそとに出ちゃだめなのー!
がおー、1人もここから出しちゃダメなのー!」
と真央のろっこん、【にゃにゃにゃがおー!】で召喚した三毛猫のがおーさえ、何かモッサリした仔猫になっている有様だ。
「あっ、待ってがおー! がおーまで行っちゃだめなのー!」
おまけに召喚した真央の言うことすら聞かずに、そのままどっかにぷい、と行ってしまった。
万事休す……携帯を見れば、正門方面でも封鎖が突破されてしまったよう。ましてや、こちらは真央1人きりなのだ。絶望的に、手が足りない。猫の手も足りない。真央の幼児化もどんどん進む。
「うーうー。門さえしめちゃえば、みんなも止められるのに」
しかし、3歳児1人の力だけでは、校門はとても動かせそうにない。自分の無力さに、ついに真央がベソをかき始めたとき、
「よくも、よくも私の厭わしい過去を……ッ!」
西洋人形のようなロリータドレスをバッとひるがえし、その校門の上に立つ幼女がいた。1年2組の生徒、
エレノア・エインズワース
だ。
「 I'm gonna kill you !(ぶっ殺してやる!)」
子供になってしまったことが、何だかひどくお気に召さないよう。真央にはよく分からない言葉で何やら物騒なことをさけぶと、怒り狂いながら水鉄砲をかまえ、それを幼児たちの足許めがけて乱射し始めた!
ぬっちゃーーーーーーーーーーー。
エレノアが撒いた中身は、ただの水。それが彼女がひと睨みするだけで、たちまちでんぷんのりのような、粘着性の液体に変わる。
エレノアのろっこん、【ネヴァー・パーツ・ラヴァーズ】の能力。弱体化の影響で、瞬間接着剤のような粘着力こそ無くなっていたが、幼児たちを足止めするには、充分な効果だ。
「「ねちゃねちゃの、ぐっちゃぐちゃーー!!」」
と言うか連中、すっぽ脱げたクツを投げ合って、ねばねばする水をこねてキャッキャと泥遊びを始める始末。
「と、止まった……のだ?」
「ねえ、そこのあなた!」
ポカンと見ている真央に向かって、さらにこちらに走ってきた
藤堂 月乃
が声をかけた。
「校門を閉めたいのよね。ちょっとだけなら、私が力を貸せるよ」
そこで月乃が、ポッケからイチゴ味の飴玉を取り出し、コロンとそれを口に放り込んだ。→ろっこん【一粒入魂!】が発動。こちらも弱体化の影響で、身体能力の強化はわずかなものにすぎなかったが、それでも真央と2人で力を合わせ、
ギギ……キィィ………………ィ
ようやく門が、音を立てて閉まり始めた!
「ウンショ……今のうち、だよ。あの水鉄砲の子が、みんなを足止めしているうちに、はやく!」
【西門】
神木 煉
、
松谷 洋志
、
宮田 厚
たちの見ている前で、校門が音を立てて閉まり始めた。
「あっ!」
島岡先生を囲んでいた3人は、びっくりして走り出す。
このままぼんやりしてたら、外に出てこの子のパパを捜すことができなくなってしまう!
「うわっ」
先頭を走っていた神木が、足許のぬかるみに足を取られてすっ転ぶ。
びっくりして足を止めようとする島岡先生に、かまわず行けと身振りで示す神木。
「……There you are !(見つけたわ!)」
そのお下げの三つ編みを見るなり叫んだのは、校門の上に仁王立つ
エレノア・エインズワース
。そもそも彼女は、自分をこんな姿にした犯人に激しい怒りを抱き、容疑者が校外に出ないよう、この門で待ち構えていたのだった。
「 I'm gonna kill you ! 」
ねこったーで得た特徴から、彼女を島岡先生だと判断し、待ってましたとその顔面めがけて狙いをつけるエレノア。先刻までのような、足止めのための射撃ではない。粘着ろっこんで口を塞いで昏倒させ、暴走もれいびを気絶させることで、強引に幼児化を解除しようという考えだ。
だが、子供相手にそんな真似をしたら、下手をすれば窒息して死んでしまう。
けれど、幼児期のトラウマに錯乱し、逆上している今のエレノアには、そこまで考える余裕などはなかった。
「 Time to go beddy-byes !(おねんねの時間よ!)」
走る三つ編み幼児の顔めがけて、水鉄砲を発射するエレノア──その水をとっさに宮田が顔面で受け、チビ松谷がえいっと島岡先生の背を押した。
転がり出るように島岡先生が校門の間をすり抜け、直後に音を立てて閉まる門──
【西門前】
こうして西門は、
後木 真央
と
藤堂 月乃
の活躍により、完全に封鎖されたのだった。
「よ……よかったねぇ」
「 God damn it ! 」
エレノア・エインズワース
だけは、肝心の島岡先生を取り逃がして、悔しいったらない。
「……いっちゃったね。よかったのかな」
「パパがみつかると、いいなぁ」
びしょぬれの
宮田 厚
が、近寄ってきた
松谷 洋志
と
神木 煉
の2人と顔を見合わせ、どちらからともなく笑い合う。どうやらエレノアは、目標から外れた水まで粘着させることは、しなかったようだ。
「おや、しまおかせんせいは、いってしまわれましたか」
その閉ざされた校門の前で、きょろきょろ残念そうにしているのは、1年1組の
上泉 睡蓮
だ。
「どうやら、ひとあしおそかったようですね。
ないているたんにんのせんせいをほうっておくわけにもとおもったのですが」
こうしていると、何となく高校生の時より、賢そうにも見える彼女……とは言え、やはり子供なのか、今の彼女には、島岡先生を追いかけて何かをする具体案も思い浮かばないようだった。
「さておき、いったいこのじょうきょうはなんなのでしょうか。
なんらかのもんだいがはっせいしているきはしますが、
いまのわたしにはふかくかんがえてすいりやかいけつするのうりょくも、
ないようにおもえますし……」
そうつぶやいてチビ睡蓮は、ただハテ?と首をかしげるのだった。
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学校生活
コメディ
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定員
1000人
参加キャラクター数
187人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月01日
参加申し込みの期限
2013年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月08日 11時00分
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