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浮かぶ手も借りたい!
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☆手をとっかえっこ!
「わわっ! 手が浮いてる!」
小学5年生の
野坂 庵
は、旧市街をローラーシューズで滑っていてその現象に気づいた。
「うーん、思った通り動かせるんだ、よかった」
とりあえず自分の意志で動かせることに気づき安堵すると。
「むっふっふ~誰かびっくりさせちゃお」
さっそくいたずらに使うことを考える。
「あっ海美だ、よーしっ」
よく一緒に遊ぶ小学1年生の
小島 海美
を見つけ、庵は手を飛ばした。
「あれっ、気づいたらなんか手がとばせるようになってる!? なんだこれは!」
遊びに出かけた海美も、その現象に気づいたところだった。
「うりゃーっ!」
そこへ庵の手が飛んでくる。
「あはは、驚いたかー!、ってあまり驚いてない?」
「うん、ちょっとだけおどろいた!」
追いついてきた庵ががっかりすると、海美も自分の手を飛ばす。そして庵の手を捕らえた。
「つかまえた! わたしのひじとがっ体! 手が4本!」
「なんだ海美も取れるんだ、あっ! 手取ったなーじゃーいおりももーらった!」
庵は逆に海美の手を摑まえて、自分の肘にくっつける。
「えー、かえして」
立場が逆転した海美が近づいてそう言うと、空いていた庵の手は海美の手にくっついてしまった。
「あれ? なんかこれ変な感じ」
庵が手を動かそうとしても、海美(についた)の方の手が動いてしまう。
「わたしから生えてる手はいおりおねえちゃんがうごかして、いおりおねえちゃんのはぎゃく? たのしそうだししばらくこれであそぼう!」
海美についた庵の手は、少しだけ指が長くお姉さんに見えてなんだか嬉しかった。
その時、庵の服に虫が止まった。、
「うわっ! なんか変な虫付いてる! あっちいけー!」
虫を追い払おうとする庵だが、動いたのは海美についた手だ。
「って動くのそっちじゃなーい!」
体を大きく動かした庵はバランスを崩す。
「わっととっへぶっ! いたた……」
「大じょうぶ?」
塀にぶつかった庵に海美が駆け寄った。
「危ない時に手も出せないなー、協力しないとだめだなー。そだ! 二人で上手くできたらノートに○書こうぜ!」
庵はノートを取り出し、ペンと一緒に海美に差し出す。
「協力して一つよくできたらこーやって……書けた!」
海美についた庵の腕が、海美のデフォルメイラストを描き出した。
「へへへ、どう? 海美の顔、かわいーだろー」
「おおすごい! 海美もかきたい! ほかにもピアニカふいたり、いろんなことやってノートつけよう!」
海美が庵のほうにノートを向け、絵を描こうとするが。
「むずかしい……」
「ま、まあこんなもんじゃないか?」
それから二人はボール遊びを始めた。
「……わたしのねこねこボール、ちゃんとキャッチボールになるかな? うわ庵おねえちゃんへた!」
庵は取り損ねて転がってしまったボールを追いかける。
「何をー! へたなのはそっちだろ」
海美の手でボールを何とかこちらへ投げ返してみれば、ボールは取れずに海美の顔にぶつかった!
「もー、ちゃんととってよね!」
「あー、わりいわりい」
(つぎはわたしの手がわざととらずにぶつけちゃえ)
今度は庵の顔にボールがぶつかってしまう。
「むっきー! 今わざととらなかっただろー! ずりー!」
「えへへ、ごめんなさーい」
ボールを片づけ、海美が布バッグからピアニカを取り出す。
「あれ? それピアニカ? 懐かしーなー、そだ! 二人で演奏してみよ!」
海美が縦にしたピアニカを吹き、庵の手が鍵盤を押さえる。
「あれ? こう? うーん上じゃなくて下にいくと音高くなって……こう? あわわリズム変、って誰か聴いてるし!」
通りかかった
御剣 刀
が、微笑ましい光景を眺めていた。
「あっ、ちがうの、刀くん、ほんとはわたしもっとうまいの!」
釈明しようとした海美だが、
「練習すればもっと上手くなるさ」
そう言って刀は手を振り、去っていった。
「うー、今度は絶対上手くなってやるー!」
ぐー、きゅるるる……
悔しがる庵のお腹が鳴った。
「いっぱい遊んだらお腹すいちゃった、何か食べ行こ!」
「さんせー!」
「おじさん、こんにちはー。とうにゅうプリンをください」
代金を払う海美の手を見て、豆腐屋さんのおじさんの表情がちょっと固まった。
「今のおじさんの顔見た?」
してやったりという表情を浮かべる庵。
「手だけおねえさんだから、おとうふやさんのおじさんびっくりさせちゃった!」
頷いて、海美は小声で庵にささやく。
気のせいだと思うことにしたらしいおじさんが、二人の席に豆乳プリンを運んできてくれた。
「ひゃぁーおいしそー♪いっただっきまーす! って食べれないじゃん!」
動くのは海美についている手のほうなのだ。
「海美ー食べさせてー!」
「はーい。それじゃ、庵おねえちゃんもね」
「あーん、ふみっ! 口に入ってないよ! うわわっそこ鼻だってー!」
一方海美のほうのスプーンも。
「1りでたべてるように見えるのに、きょう力しないとたべれない! もっと右! ちがうそっち左! もうべちゃべちゃだ!?」
「あ、でも」
何かの拍子に、自分の手ではないくっついている手のほうが動くこともあることに二人は気づいた。
「おもしろい! ひじにいしきをしゅう中するかんじ?」
「面白かった。またな!」
プリンを食べ終えて店を出た二人は、手を元に戻して別れた。
しかし。
「あれ、じぶんの手なのにじぶんの手じゃないふしぎなかんじ!」
さっき庵の手を動かす練習をしたからだろうか。なんだか違和感を感じるようになってしまった。
「うわ、ごはんちゃんとたべれない!」
夕飯のときうまく手を操ることができず、お母さんに叱られる海美だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月27日
参加申し込みの期限
2015年06月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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