ある午後のこと。
劉 瑞麗は街角で、パンダの絵のついた赤い風船をもらいました。
「るいりぱんだすき。ふうせんもすき」
ふわふわ浮かぶ風船をにこにこ眺めながら、飛んでいかないよう糸の端をしっかり握っていたのですが。
うっかりつまずいてしまい、糸はスルスルと瑞麗の手を離れていきました。
「ふうせんが! だれかとって!」
しかし赤い風船はどんどん昇っていき、もう大人が手を伸ばしても届く距離ではありません。
「るいりが空を飛べたら取れるのに!」
無理とわかっていても、瑞麗ははるか上空に向かって両手を伸ばし、風船をつかまえる仕草をしました。
すると、瑞麗の肘から先が消えたではありませんか!
「えっ?」
目を疑った次の瞬間、再び手は戻っていました。
赤い風船を持って。
瑞麗はぽかんとしました。
「あいやー、これって神魂のしわざ?」
こんにちは、天村です。
神魂の働きで、手だけを他の場所に移動させて自由に動かすことができるようです。
さて、あなたならどうしますか?
劉 瑞麗さん、ガイドにご登場いただきました。ありがとうございます。
ご参加の際は、ガイドにとらわれずお好きなアクションをかけてください。
時間は昼から夜にかけて。
人を傷つける目的では手は動かせません。
自分が外にいて手だけが屋内に侵入することも可能。
人によっては、移動先の光景もぼんやり頭に浮かびます。
音が聞こえる場合もあるかもしれません。
絡み可能なNPCは以下の二人です。
・吉田 熊吉
・野々 ののこ
それでは、ご参加お待ちしております。