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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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ぶどうジュース温泉・その4
◆
霧島 有祈
が、いつの間にかやって来ていたクローネへ声をかける。
「『かみ』様久しぶりだね、ご機嫌はいかがかな?」
「あらぁ、お久しぶりね~。そうね、今はわりといい気分よぉ」
「そうかい。色々飛び回ってお疲れだろう、とりあえずワインでものんでおちつかないかい」
ワイングラスをこぼれない程度に傾けて、クローネに差し出す。
「なかなか味の良いワインだよ」
クローネは、ちらりと温泉全体に視線を向けた後、
「イケメンからのお誘いだもの~、断るのはもったいないわよねぇ」
翼で器用にグラスを受け取って、ワインを飲み始めた。
しかし、それもあっという間。
「もう行くわね~」
一、二杯引っかけて、クローネは飛び立った。
「さ~て、石を持ってる子は~……」
『青にして蒼穹』――蒼き破壊のエネルギーを纏う翼が、疾走った。
「んもぅ! 危ないじゃな~い」
ギリギリのところで身をかわし、流石に冷や汗を垂らすクローネ。
そんな彼女を、両腕にカザノワシの翼を生やした
如月 庚
が睨めつけた。
「俺達をおちょくって楽しいか……否、嫉妬しているか? 空から落ちてきて……楽しそうに『人間』のように振舞うののこに。そして、ののこと暮らす俺達に」
「楽しそう? …………そんなわけないじゃない! 私にはやらなきゃいけないことがあるのよぉ」
あのお花畑感あふれるイチゴワールドのことだろうか。
どっちにしろ、神の割には人間臭い……俗っぽいように思えた。
それに、少しばかり間があったように思えたのは、気のせいだろうか。
いや、いずれにせよ今は――再び蒼きエネルギーを纏い、庚が翔ける。小回りを活かして、クローネはそれをかわす。
その空中戦の最中、突如周囲の石や岩、それにカラスにひっついていた氷が色とりどりの蝶へと姿を変えた。
蝶のヴェールの向こうから、
屋敷野 梢
が姿を現した。
「あ、はじめまして! えーと、【情熱】のサブリーダーの屋敷野梢でーす。覚えてて下さいね!」
「ちょっとぉ、何よこれ~」
解除しても痛いだけ、蝶自体は邪魔なだけでクローネも対応に窮する。
「っていうか~、なんであなたを覚えなきゃいけないのぉ?」
「きっと、あなたの運命の人だからです! 王子様なんか待つより建設的ですよー」
目をぱちくりさせるクローネに、
「ここだけの話、何歳なんです? イチゴワールド実現したいって、やっぱり女って何歳になっても乙女なんですねー、カワイー」
「いいじゃないのよぉ、イケメン侍らせるのは夢でしょぉ?」
心なしか顔が赤い気もする。カラスだけど。
「……昔、寂しい事でもありました? 忘れたい事とか」
「あっても答えるわけないじゃな~い、この話はおしまいよぉ!」
「――そうだな、お終いにしよう」
『青にして蒼穹』を再発動、突貫しようとする庚を阻むようにカラス達が集まってくる。
「うちのエースの邪魔はさせませんよ?」
加瀬 礼二
が、氷の礫を無数に飛ばしてこれに応じた。
礫を受けたカラスの羽が凍っていき、動きが鈍る。
礫をくぐり抜けたカラスが、先にこっちだとばかり礼二やその近くに居た
七緒 璃音
、
畑中 華菜子
、に襲いかかる。
「ラーメン子ー、よろしく!」
璃音が華菜子の額に一枚の符を貼り付ける。
内容は、『みんなを守れ』。
「頑張るアルよ!」
素早くみんなの前に出て、ぴょんぴょんと飛び跳ねる。
ここまでキョンシーの動きを試したりしていた成果か、およそ普段の彼女からは思いもよらぬ勢いで。
単独にも関わらず、人の壁と呼べそうなほどに。
そんな戦いの中、
「クローネさん」
柔和な、しかしどこか硬さを含んだ声が割って入る。
森 蓮
が、ひどく真面目な表情でクローネを見ていた。
位置取りの関係上巻き込みかねず、庚は動きを止めざるを得なくなった。
「あらぁ、私に何か用~?」
蓮が頭を下げる。その手の作法にうるさい人間でも惚れ惚れするような、堂に入った頭の下げ方だった。
「先日、自治会長がクローネさんに破廉恥な行為をはたらいたことを、同じ猫鳴館の人間として謝罪させてください。
「自治会長……ってあの子のことねぇ?」
隠れ里で自治会長――
邪衣 士
にやられたことを思い出したのか、クローネの羽ばたきが怒ったように若干勢いをました。
「自治会長の破廉恥な行為に弁明の余地はありません。クローネさんが不快な思いをしたことに申し訳なく思います。クローネさんの許しを得るためなら、私の一生を尽くしてもかまいません」
「誠実なのねぇ、ポイント高いわぁ。そうねぇ、せっかく『一生を尽くしてもいい』なんて言ってくれたし~……石、持ってきてくれなぁい?」
「――ッ」
息を呑む蓮。しかし、これは予想できたことではなかっただろうか。
それは許しを得る為に必要なことかもしれない。
しかしそれは、日常を壊すことではないか。
「そんな要求、聞くんじゃない」
庚が鋭く制する。
「しかし――」
「んもぅ、横槍入れちゃう無粋な子は黙っててちょうだ~い」
クローネが翼を翻せば、風切り音と共に羽根が放たれた。
ほとんどの者が咄嗟に散開してかわすなか、
骨削 瓢
だけは違った。
自分から、当たりにいったのだ。
「こうなったら、せいぜい引っ掻き回してやるよぃ」
『悋気の独楽』が、暴走する。
黄砂をまき散らし、幾つもの竜巻が唸りを上げる。
暴風が状況を巻き上げ、瞬く間にぐちゃぐちゃにしていく。
混乱の中を飛び回るクローネに、
大天使 天吏
が呼びかける。
「この間は役に立てなくてごめんなさい」
友達として守りたかっただけなのに、何も出来なかった。
「だから、今度こそ貴方の力になりたいの」
どうすればいい? と問う天吏に、クローネはにっこりと目を細めた。
「じゃ~、あの子が持ってるスケッチブック取ってきてくれなぁい?」
翼で指す先には、欠片を封じたスケッチブックを持つ
旅鴉 月詠
が居た。
竜巻とそれに乗じて奪おうとしてる瓢に気を取られていて、今の彼女は恐らく天吏に気付けていない。
わかったわ、と二つ返事で走りだす天吏。
「もらうわね、それ」
「――なに」
瓢から逃れるように後手に下げたスケッチブックを、天吏がするっと奪い取る。
その場でターン、竜巻に紛れるように走って月詠を撒く。
「――はい、取ってきたわ」
「あらぁ、あなたすごいわね~。あ、でも私持てないしぃ、持っててもらっていいかしらぁ?」
天吏はこくりと頷き、そして一羽と一人はぶどうジュース温泉を後にしようと動き出す。
「――は? 姉ちゃん?」
不意に、聞き覚えのある間抜けな声が聞こえた。
新江 天懸
は戸惑った。
カラスと逃げてる女が居ると思ったら、それがまさかの姉であったのだから。
「あら? 天懸じゃない? 久しぶりね、怪我治ったかしら? ……ぷぷ」
「な、なんでここにいるんだよ?」
姉の――天吏の満面の笑みに、冷水をかけられたように目が覚めていく。
足元ががたがたと震えだす。
……だけど、嗚呼。彼女が名前を覚えていてくれたことに、まだ喜んでいる自分がいる。
「なんでって言われてもね。……まあいいわ、私はクローネさんとお喋りしていたいの。邪魔物追い払って頂戴」
そんな、どこか傲慢さの滲んだ姉の言葉に、天懸は頷いてしまう。
「ああ……分かった、姉ちゃんの邪魔は誰にもさせない」
去っていくクローネと天吏の前に立ち、雪女の力とろっこん『アンハッピーバード』を発動。
追手を遮るように、氷とガラスのバリアを展開した。
しかし、天懸は気づいていなかった。
クローネの背中にくっついた小さな「おじゃま虫」を、見逃していたことに……。
<Mission failured...?>
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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