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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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もなか墓地・その2
◆
墓場に、唐突に自販機が出現した。
薄野 五月
のろっこん『天水分』によるものである。
「虫と同じわけにはいきませんか……」
鬼火が自販機の光に集まってこないかなー、とか思ってやってみたわけだが、まあ駄目そうである。
仕方ないので、周囲を漂う鬼火の周りをぐるぐると回り始める。
幽霊の身体のため、キョンシーはほぼ無視できるのが助かる。
ただ……カラスが面倒くさい。
こっちも痛くはないが追い払うこともできないし、鬼火を散らされたりしていささか困る。うまく集められない。
「誰か……カラス追い払ってもらえないでしょうか」
カラスに身体を貫通されながら漏らした呟きに、あっちへぴょこぴょここっちへぴょこぴょこしていた
小島 海美
が反応した。
「カラス? だったらわたしがやっつけてあげる! ……『かかし』こうげき!」
手を横に、そして背筋をまっすぐ伸ばして、直立不動の体勢を取る海美。
なるほど確かに「かかし」である。
「カラスはかかしのこときらいなはずだ、あっちいけー!」
可愛らしい声で叫ぶその顔は、少しばかり自信ありげである。
ああ、しかし悲しいかな。
ここのカラスは人に平然と襲い掛かってくる連中である。
アホー、アホー。
動きを止めたのは一瞬だけ、すぐ小馬鹿にしたように鳴きだした。
「カラスの……いじわる……」
海美の大きな目が、今にも泣き出しそうに揺れた。
「大丈夫です。その気持ちだけでも充分ですよ……」
よしよし、と触れないなりになだめる五月であった。
◆
「鬼火が邪魔なのです」
辺りを鬼火に囲まれ、
ゼロ・シーアールシー
はほんの少し不満そうに呟いた。
幽霊の身体でも、鬼火にあたれば流石に熱い。動きが鈍くなるのも、多分避けられない。
ついでに言えば、鬼火の炎で視界が塞がれてよく見えない。
どうしよう……と思っていると、不意に鬼火がじゅっと音を立てて蒸発した。
「あれ?」
こてん、と小さく首を傾げる。
「邪魔、だッ!」
鴻上 彰尋
の手から放たれた氷が、鬼火を氷の中に閉じ込める。
落ち着いて石を探すため――ひいては、護りたい人の居るフツウを守るため。
彰尋は鬼火の封じ込めに徹する。
少しでも、皆に協力できるよ、
「がッ……!?」
横面からの衝撃、そして飛び散るあんこ。
傾き揺れる彰尋の視界に、虚ろな瞳で立つ
七夜 あおい
の姿が映った。
あの怪力で、もなかを投げけられたのか。もろに受けてしまったあんこの塊は、冗談のように痛かった。
しかし――完全に倒れて動けなくなる、その間際。
彰尋は力を振り絞り、あおいの足元を凍結させた。
「――あおい!」
小さく、しかし必死さのこもった叫び。
これ以上、彼女に誰かを傷付けさせたくない。
八神 修
は、あおいの背後へと全速力で走る。
鬼火を『分解』させられればよいものの、生物でなくとも「物」ではない。
時に墓石に隠れ、時に身をかがめ、鬼火をかわして進み続ける。
彰尋が足元を凍らせてくれたおかげで、あおいは今動けない。
正気を取り戻させるには、今が絶好の機会。
しかし、大きなもなかの墓石が目の前に迫る。
息を止められる長さも、分解の速度も、分解しきるには足りない。
だから修は、墓石を蹴って跳んだ。
あおいに向かって。
直後、あおいの抵抗によって彼女の足元の氷は砕けた。
彰尋の最後の行動は、結局何の意味もなかったのだ。
否、違う。
氷を砕くまでのその間が、
「七夜さん、止まって……!」
恵御納 夏朝
の射出したシールを届かせたから。
『重く軽く』――急激に体重を増加させられ、あおいの足が地面に沈む。
「鴻上、恵御納……礼を言うよ!」
タックルの容量で、修はあおいに抱きついた。
「――ッ!」
引き剥がそうと身悶えるあおいだが、重くなったせいでその動きすら鈍い。
獣人化のパワーで修はなんとかこれに抗い、
「正気に戻ってくれ、あおい!」
符を彼女に貼り付けた。
『正気に戻り、あおいの望む行動をする』と記された符が、あおいの正気を取り戻させた。
ホッと安堵するのも束の間、夏朝は
遠野 まほろ
の危機に気付く。
まほろと、彼女を囲もうとしているキョンシーにねこシールを射出。
まほろを軽く、キョンシーを重くし離脱させる。
「ごめん、反応遅れた……大丈夫!?」
「大丈夫! ……ごめんね。私のろっこん、キョンシーには効かなかったみたい」
ぬいぐるみを抱きしめたまま、しゅんとするまほろ。
キョンシーは「オバケ」であって「動物」ではない――と、そういうことなのだろう。
「遠野さん達が石を探してくれてるから、僕はこっちに専念できるんだよ。だから、きにしないで」
夏朝の言葉に、まほろは「……うん」と頷いて石探しに戻った。
◆
「Take off……JET!」
足からジェットを噴射して、
マリナ・M・マディソン
が宙を翔ける。
「JET!」
逆噴射により鬼火の目の前で急停止、「JET!」直角カーブを決めてキョンシーに札を貼り、
『上だ!』
志波 高久
の『心の打鐘』の声に視線を上げる。
カラスを捕捉し、「JET!」急上昇――速度を乗せた拳を叩き込んでまず一羽撃墜、それすら踏み台にして「JET!」更に跳躍。
より高高度のカラスに肉薄、
「JET!」
肘からのジェット噴射で加速した拳を打ち込み、「JET!」かかとを加速させた蹴りを入れる。
『後ろに鬼火だ!』
「――っと!」
ネコ科の瞬発力を活かし、
風雲児 轟
は跳躍。
跳びざま、キョンシーに『鬼火に当たれ!』の符を貼り付ける。
入れ替わるようにキョンシーが前進、轟に当たるはずだった鬼火に激突する。
キョンシーの背後に着地、同時に疾駆。
「オラオラオラオラオラオラ!」
手にした大量の符を、片っ端からキョンシーの額に貼り付けていく。
先の物に加え、『カラスに最中ぶつけろ』の符を貼られたキョンシーは、カラス目掛けてもなかを投げつけだした。
もなかを避けたカラスを、
高峰 一馬
の鋭い蹴りが襲う。
あるいは潰れたかのような悲鳴を上げて地面に叩きつけられ、あるいは鬼火に突っ込んだ。
『下がれ、でかいもなかが行くぞ!』
高久の声に身構え、背負った
血陣 遵
に声をかける。
「しっかり捕まってろよ!」
「うん、頼りにしてるよ」
コウモリの翼を翻し、急降下。
キョンシーを掠めるように滑空し、そこで遵が『カラスを邪魔しろ』の符を貼り付ける。
「JEEEEEEEEEEEEETッ!」
その上を、マリナがジェットキックで蹴ったもなかが翔け抜ける。
遵が符を貼ったキョンシーが、カラスを邪魔するように跳びはねる。そちらに気を取られたカラスは、もなかに正面から激突して羽を散らした。
◆
「HAHAHA、映画もゾンビもアメリカ製が世界一さ! ウェイクアップ!」
実にアメリカンな笑いと共に、
サム ロメロ
は必死こいて掘り起こしたオバケの死体に『ウォーキング・ザ・リビングデッド』を発動した。
この場合アメリカ製ゾンビと言っていいのだろうか。
ともかく。かくして作り上げたゾンビをキョンシーにぶつけ、取り押さえた間に符を貼って自分の指揮下に入れていく。
ゾンビとして操れるのは1体だけだが、これで少しずつしかし確実に数は増えていく……!
◆
「で、最近調子はどうなんだい?」
言いつつ、
矢萩 秋
はキョンシーを木刀で殴り付けた。硬質な身体のせいか、手応えは今ひとつ。ただ衝撃で動きの鈍ったところを、
「色々バイトしながら……まあぼちぼちってところだよ」
橘 勇
が膝裏を持ち上げる形でひっくり返させた。
「そういや、その眼鏡はどうしたんだい?」
「伊達だよ。……目つきごまかすための、っ秋姉危ない!」
勇は『硬化』し、背後から飛びかかるキョンシーと秋の間に割って入る。
硬い身体がぶつかり合って、硬質な音が響く。
傷はない。しかし――
「私の不注意が元たぁ言え、覚悟は出来てんだろうな?」
秋の瞳に殺気がみなぎり、『アレクト・ソード』が発動。
切れ味を得た木刀が一閃し、キョンシーを袈裟懸けに叩き斬った。
◆
冴木 竜司
と
鬼崎 つくし
が見つけたのは、一際大きく輝く鬼火だった。
その輝きの中心に、わずかに暗い色が滲んでいるのが見える。
2人は直感する。
あれが、あの輝きの大本こそが悪魂石だと。
「つくしちゃん、しっかり掴まってろよ!」
「うん!」
地面を抉るような勢いで、竜司は駆け出す。
その行く手を阻むように、まだ残っていたキョンシーが、そして鬼火に気付いたカラスが襲い掛かってくる。
速度を出しているからこそ、避けられないタイミングでの攻撃。
「お願い! お兄ちゃんを助ける為の幸運を!」
つくしが祈り、
「つくしちゃん大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
竜司が吠えた。
「私も……大好きだよ」
ぼそっと小さく答える声、
進化した『性春パワー!』が、『つくしんぼう』の、そして座敷童の幸運を受けて発動。
鋼のように硬化した竜司の鱗がくちばしを、キョンシーの手を弾き返し、そして殴り抜ける。
つくしに魔手が及ぶこと、それだけは絶対に回避しながら。
そのまま、鬼火に手を突っ込む。
石を掴むのではなく、砕く気迫で。
しかし――硬く冷たい音が響くばかりで、石にはヒビ一つ入らなかった。
<Mission Completed...?>
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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